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【CEATEC】京セラ、ライオンと共同開発の「"骨伝導"歯ブラシ」 ~嫌がる子どもの歯磨きを音楽で楽しく
2019年10月15日 15:35
京セラは、幕張メッセで開催中の「CEATEC 2019」(会期:10月15日~18日)において、骨伝導デバイス機能を持つ歯ブラシ「Possi(ポッシ)」を展示。
「Possi」は、骨伝導デバイス機能をもつ歯ブラシ。歯を磨いている間、同時に音楽を楽しめる点が特徴。歯磨きを嫌がる子どもの歯を、大人が磨くために開発されたという。子ども自身による歯磨きも可能。
ヘッド部には小型圧電セラミック素子を、ボディにはCRIミドルウェア製のデジタル駆動アンプ「D-AmpDriver」を搭載することで、骨伝導デバイスとして振動する仕組み。
本体に3.5mmオーディオジャックを搭載しており、音源と有線で接続して利用する。電源は単五形乾電池2本で、約1カ月以上利用できるという。
大人が小さな口の中を磨きやすいよう、ブラシの首のカーブけられ、持ち手が太くなっている。歯磨き中にブラシを噛むと音楽再生が止まるため、歯ブラシの劣化と歯磨きの中断を防げる。
本機は、京セラとライオンが、ソニーのスタートアップ支援プログラム「「Sony Startup Acceleration Program」を経て開発。ブラシの開発はライオンが担当した。2019年7月には、ソニー運営のクラウドファンディングサイト「First Flight」にて支援を募集し、2,000万円の目標額に対して109%の支援を得た(現在は募集終了)。
クラウドファンディング時の支援額は、本体と歯ブラシ3本のセットで、14,800円~17,500円。