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ジャイアント、2020モデルのフルサス・ハードテイルe-MTB2車種の詳細を発表
2019年9月3日 00:00
ジャイアントは、2020モデルの展示会を横浜・大さん橋ホールで開催した。以前にフルサスe-MTB「TRANCE E+ PRO」とハードテイルe-MTB「FATHOM E+」が発売されることをお伝えしたが、詳細が発表されたのであらためてお届けしよう。
昨年発売されたブランド初となるクロスバイクタイプの「ESCAPE RX-E+」は、バッテリーがダウンチューブ一体型だったが、新モデルは完全内蔵型となっている。両モデルともe-bikeとは思えないスタイリッシュなデザインが印象的だ。そして、セントラルメーターも採用されていない。
両モデルとも新型ドライブユニットと大容量バッテリーを搭載
両モデルともドライブユニットとバッテリーは共通で、ヤマハと共同開発した最大トルク80Nmのパワフルな新型ドライブユニット「SyncDrive Pro」を搭載し、従来よりも1.5倍の出力を可能にしているという。
バッテリーはパナソニック製を採用し、ダウンチューブ内蔵型500Whの大容量バッテリーを搭載する。バッテリー本体は、内蔵型としての安全性を向上するためにアルミパッケージを採用しており、重量は約4.2kg。ESCAPE RX-E+よりも約500g重くなっているが、そのぶんバッテリーが内部でしっかり固定されるよう考慮されている。
アシストモードは「OFF」「ECO」「NORMAL」「SPORT」「POWER」の5つ。もっともパワフルな「POWER」モードでも1充電あたり約70kmの走行が可能だという。左ハンドル部分の小型の操作スイッチでモードを切り替え、LEDライトでバッテリー残量やモードを確認することができる。
フルサスe-MTB「TRANCE E+ PRO」
フルサスe-MTB「TRANCE E+ PRO」は、フレームサイズがS(405mm)とM(432mm)で車体重量は24.3kg(S)、価格は580,000円(税抜)。カラーは角度によってブルーからパープルに変化して見える特殊ペイント「カメレオンブルー」。
コンポーネントはシマノのMTB用「SLX」を搭載。27.5×2.6サイズのワイドタイヤは、安定したグリップ力で本格トレイルライドに対応する前後別パターンを採用している。
ジャイアントの自転車づくりのノウハウから誕生した、フルサスプラットフォームの理想形だという140mmトラベルのマエストロサスペンションを搭載し、あらゆるシチュエーションで完璧な動作を実現するという。幅広いセッティングとスムースな動作が特徴の前後FOXエアサスペンション、走行状況に合わせて手元のレバーでシート高を調整できる油圧式ドロッパーシートを標準採用するなど、トレイルライドを本気で楽しむための妥協のない本格仕様となっている。
ハードテイルe-MTB「FATHOM E+」
フロント120mmトラベルのハードテイルe-MTB「FATHOM E+ PRO」は、フレームサイズがS(405mm)とM(465mm)で車体重量は23.6kg(S)、価格は380,000円(税抜)。カラーはブラック。
コンポーネントはシマノのMTB用「DEORE」を搭載。本格トレイルライドから舗装路走行まで対応する27.5×2.6サイズのチューブレス対応タイヤを標準装備する。また、スムースな動きが特徴のエアサスペンション、重量のあるe-MTBでも高い安定性を実現するフロント110mm、リア148mmの高剛性ブースト規格、素早い車輪の着脱を可能にするQ-LOQシステムなども採用する。こだわりの本格仕様でMTBトレイルライドを楽しむことができるとしている。
さらに、無理のないライティングポジションと太いタイヤのエアボリュームは、街中でのサイクリングでも快適な走りを実現するため、キックスタンド装着に対応するスマートな専用台座をチェーンステイ左側に搭載している。
