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愛媛県、「E-BIKEアクションしまなみ」プロジェクトを開始 ~パナソニックやミヤタ、ボッシュなど8メーカーが参画

 愛媛県は、サイクリストの聖地とされる「しまなみ海道」において、e-bikeによる「新しいサイクリングライフ」を提案するプロジェクト「E-BIKEアクションしまなみ」をスタートする。

サイクリストの聖地「しまなみ海道」

 しまなみ海道は、CNNテレビで「世界で最もすばらしい7つの自転車道」の1つに選定されたり、ロンリープラネット社のガイドブックで「世界の魅力的なサイクリングルート50選」の1つに選定されたりするなど、日本だけでなく海外のサイクリストにも人気の旅行先だ。平成26年からは2年に1度、高速道路を走行する日本唯一のサイクリング大会「サイクリングしまなみ」も開催している。

 そんなサイクリストの聖地で、サイクリングの楽しさやしまなみ海道の雄大な自然を体感してもらうために、e-bikeの普及環境の整備・充実化を図るというのが「E-BIKEアクションしまなみ」プロジェクト。

愛媛県 神野 一仁副知事は、全国に先駆けたプロジェクトで地域活性化や新しいツーリズムをつくりたいと語る
各メーカーの担当者も「E-BIKEアクションしまなみ」に期待を寄せる

 e-bikeメーカーや広島県、地元自治体、レンタサイクル事業者とも連携し、e-bikeの普及による新たなサイクリング人口の拡大を図り、利用者の「健康づくり」や「豊かな暮らし」へと繋げるという。プロジェクトに参画するメーカーは、グローブライド、ジャイアント、パナソニック、プロト、BESV(ベスビー)、ボッシュ、ミヤタ、ヤマハの8社。

 このメーカー8社の協賛により、e-bikeのレンタサイクル実証実験を7月14日(日)から約1年間実施する。しまなみ海道の起点となる今治・尾道側のレンタサイクルターミナル4カ所にe-bike38台を配置。現時点では3,000円と5,000円のレンタル料金プランとなる見込みで、利用者へのアンケートの実施や記念品配布なども予定されている。各メーカーが用意するe-bikeは以下のとおり。

 なお、ジャイアント「ESCAPE RX-E+」のレンタルはジャイアントストア尾道今治店舗で、その他のメーカーのe-bikeレンタルは、今治市サイクリングターミナル サンライズ糸山尾道港レンタサイクルターミナルとなっている。

「E-BIKEアクションしまなみ」でレンタルできるe-bike】
・グローブライド(コラテック):E-POWER SHAPE
・ジャイアント:ESCAPE RX-E+(レビュー記事)
・パナソニック:XM1
・プロト(ベネリ):TAGETE27.5
・BESV:JF1(レビュー記事)
・ミヤタ:CRUISE(レビュー記事)
・ヤマハ:YPJ-TC(レビュー記事)
・ボッシュ:ドライブユニット「Active Line Plus」用の充電器を提供(関連記事)

 また、しまなみ海道エリアの道の駅・多々羅しまなみ公園瀬戸田サンセットビーチの2カ所が充電スポットとなっている。e-bikeによって充電器の種類も異なるが、各メーカーの充電器が用意されるという。他にもe-bikeでのサイクリングするためのガイドブック配布、e-bikeサイクリングツアーなども実施するとしている。