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デロンギ、長時間当たっても疲れにくい風で冷えすぎを防ぐ「空気清浄機能付きファン Clean & Cool」

 デロンギ・ジャパンは、涼風/空気清浄機能を備えた「デロンギ 空気清浄機能付きファン Clean & Cool CFX85WC」を発売した。価格はオープンプライス。店頭予想価格は39,880円前後(税抜)。

「デロンギ 空気清浄機能付きファン Clean & Cool」と吉田 沙保里さん

 涼風/空気清浄機能を備えた1台2役のタワーファン。風に長時間当たってもストレスを感じにくい、独自の「3Dコンフォート・エア テクノロジー」を搭載している点が特徴。

 ジェット気流が物体に引き寄せられ、物体がなめらかに曲がっていればそれに沿って流れる「コアンダ効果」を応用しており、左右から吹き出された風は円形の本体側面に沿って流れる。その風が前面で左右2つの気流としてぶつかることで、風が持つ渦やうねりがなくなり、均一でやさしいなめらかな空気の流れになるという。冷えすぎを緩和し、夏の冷房が苦手な人にも過ごしやすい環境を作るとしている。

本体
カットモデル
左右から吹き出された風が前面で2つの気流としてぶつかることで、風が持つ渦やうねりがなくなり、均一でやさしいなめらかな空気の流れになるという

疲れにくい風で、春・夏使用に特化したモデル

 同社は2018年6月に、この「3Dコンフォート・エア テクノロジー」を採用し、温風/涼風/空気清浄機能の3in1で使える、「空気清浄機能付きファン HFX85W14C」を発売。ユーザーから「家の中にいながら自然の風に包まれているよう」、「風がやさしい」などの声があったという。

 今回の涼風/空気清浄機能モデル発売について、デロンギ・ジャパン 代表取締役社長・杉本 敦男氏は次のように語った。

 「2018年に、3in1の空気清浄機能付きファンを発売したところユーザーの満足度は高く、その中で“長時間風を浴びていたも疲れない”“気持ちよくて眠ってしまう”という声に着目しました。そこで私たちは、この風の質を徹底的に研究するために、九州大学 前田 亨史氏と共同で実験を行ない、デロンギの空気清浄機能付きファンの風は冷えを緩和し、リラックスできることを実証しました。この風をより多くの人に浴びてもらいたい、体験してもらいたいと思い、春・夏使用に特化した、今回のモデルを展開することになりました」

デロンギ・ジャパン 代表取締役社長・杉本 敦男氏
2018年に、3in1の空気清浄機能付きファンを発売
ユーザー満足度は高く、“長時間風を浴びていたも疲れない”“気持ちよくて眠ってしまう”などの声に着目した

吉田 沙保里さんが登壇、なめらかな風を体験

 九州大学との共同研究では、従来の送風機とデロンギ空気清浄機能付きファンの風を浴びたことで、脳波や血圧にどう変化があるかを測定。

 一般的に脳波α波成分減衰係数(ACC)が高いほど覚醒状態であると言われており、この増減を測定したところ、従来の送風機使用時よりも、空気清浄機能付きファン使用時の方がACCが下がり、リラックス状態にあることがわかったという。血圧においてもリラックス状態のときは血圧が下がることが知られている。研究でも、送風機使用時よりも、空気清浄機能付きファン使用時の方が収縮期血圧が下がったとしている。

 会場には、レスリング女子メダリスト・吉田 沙保里さんが登壇。空気清浄機能付きファンを使った感想について、「風の圧がなくて、とてもさわやかです。心地よいので、長時間浴びてても疲れることはなく、眠くなってしまいます」とコメントした。

脳波α波成分減衰係数(ACC)比較
血圧比較
吉田 沙保里さんが登壇

 モーターはDCブラシレスモーターを採用。空気清浄単独運転はできず、涼風の風量を1~10に設定して使用する。左右首振り機能や、上下の風向きを調整するフラップも備える。

 空気清浄で用いられるフィルターは、PM2.5を99%除去できる「360°ダブルフィルター」を採用。花粉やバクテリア、カビ、アレル物質などを除去し、キレイな風で365日快適な空間を提供するという。フィルター交換目安は9カ月(1日8時間使用の場合)。交換フィルターの価格は4,980円(税抜)。

 本体サイズは、270×850mm(直径×高さ)で、重量は約5.8kg。消費電力は35W。運転音は24.5dB~50.3dB。空気清浄能力は、10畳(30分)、29畳(60分)。コード長は1.75m。カラーはホワイト。

フィルターを備えた上部から空気を吸い込む
リモコンを収納できる
風量は1~10に設定可能。上下左右の首振り機能も搭載