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三菱、上下ヒーターで食パンを密閉して焼く「ブレッドオーブン」
2019年3月20日 19:40
三菱電機は、パンを密閉して焼く「三菱ブレッドオーブン TO-ST1」を、4月25日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は30,000円前後(税抜)。3月20日より、Amazon.co.jpにて予約受付を開始した。
食パンを美味しく食べることを徹底的に追求したトースター。本体はパッキンを備えた密封断熱構造で、上下ヒーターを採用。パンを1枚1枚密封して焼くことで、水分や香り、うまみをギュッと閉じ込めるという。狭い庫内に蒸気と香りが充満し、食パンの水分が内側と耳に行き渡るため、耳までふわふわな焼き上がりになるとしている。
運転メニューは「トースト/冷凍トースト/トッピングトースト/フレンチトースト」の4種類。いずれもパンの厚さを「4/5/6/8枚切り」から設定し、焼き色ボタンで「ふわふわ/薄め/ふつう/濃いめ/サクサク」の5段階から焼き加減を調節する。加熱時間は約2分～13分。表示パネルは非搭載で、加熱中の運転音「カチカチカチカチ……」という音が早くなると、焼き上がり終了が近い合図だという。
温度管理は、同社のセンシング技術で細やかに加熱を制御。近接ヒーターによる高い加熱効率で、食パン両面の温度をセンシングする。庫内サイズは、192×142×44mm(幅×奥行き×高さ)。
実際に、ブレッドオーブンで焼いた食パンを食べてみた。食パンはスーパーやコンビニで買える「超熟」だが、一般的なオーブントースターで焼いたときとは明らかに違う食感と甘みがある。カリッとした食感ながらも、耳はふわふわでやわらかく、端まで美味しく食べられた。
本体サイズは、270×223×140mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約3.1kg。へら、レシピ集、取扱説明書が付属する。
喫茶マドラグとのコラボメニューも、上下ヒーターで半熟エッグトースト
会場には、京都の人気カフェである喫茶マドラグ・代表取締役 山﨑 三四郎 裕崇氏が登壇。ブレッドオーブンについて次のように語った。
「上下ヒーターで全体を包み込んで焼くという機構が、トースターというよりも炊飯器みたいだなと思いました。庫内全体で加熱するので、カリッとするだけでなく、ふっくら、サクサクとした食感が楽しめますね」
山﨑氏による調理デモンストレーションも行なわれた。トッピングトーストとして、半熟エッグトーストを調理。厚みのある食パンの中央をくぼませて生卵を落とし、パルメザンチーズ、塩コショウ、オリーブオイルなどをかけたら、バターを置いたブレッドオーブンにパンを置いて加熱。3分半で調理完了し、フタを開けると半熟卵がのったトッピングトーストができていた。最後にからすみをふりかけて完成だ。
食べてみると、卵の半熟具合がちょうど良く、ふわふわのパン生地とあいまってとても美味しい。からすみがアクセントになっており、ワインと一緒に食べるのも良さそうだ。
「普通のトースターでは生卵の加熱が難しいのですが、ブレッドオーブンはフタをして上下ヒーターで加熱するので、ちょうどよい半熟卵に仕上がります」(山﨑氏)
フレンチスフレトーストも提供され、こちらの調理時間は約13分。焼き上がった後にフタを開けると、ふわっふわのフレンチトーストができあがっていた。食パンは超熟の4枚切りを使っていたが、見るからに4枚切り以上の厚さにふくらんでいた。食感もプリンのようなトロトロ具合で、あっという間に完食してしまった。
なお、これらの2メニューは、喫茶マドラグにて期間限定で提供される。期間は4月27日(土)～5月6日(月)。いずれもブレッドオーブンで調理される。
実施店舗は、喫茶マドラグと喫茶ガボールの2店。
・喫茶 la madrague(京都府 京都市 中京区 押小路通西洞院東入ル北側)
・喫茶 le GABOR(京都府 京都市 中京区 三条木屋町東入ル 中島町103 フジタビル B1F)
