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シチズン、赤ちゃんの体温だけでなくミルク温度や室温も測れる赤外線体温計

 シチズン・システムズは、耳や額だけでなくミルクの表面温度も測れる赤外線体温計「CTD711」を、2月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5,980円(税抜)。

赤外線体温計「CTD711」

 4つの測定モードで、耳や額だけでなくミルクの表面温度や室温も測れる赤外線体温計。モードは、気温や室温をリアルタイムで表示する「室温」、液体や個体の表面温度を測る「物体表面温度」、手軽に検温できる「額」、鼓膜の温度を測る「耳」を用意。物体表面温度、額、耳モードは測定時間1秒で、赤ちゃんや高齢者の検温、短時間でたくさんの検温をしたいときなどのシーンで便利としている。

 耳検温時には使い捨てのプローブカバーを付ける必要がなく、経済的に使用可能。プローブ窓が汚れている場合は、市販の綿棒で乾拭きする。汚れが落ちないときは、綿棒に消毒用アルコールを染み込ませてから拭き取り、水気を拭き取ってから再度使用する。

 本体は測定のしやすさにこだわったデザインを採用。本体を持つと、測定部であるプローブの角度が手のひらに対してほぼ垂直になるため、センサーの向きがわかり、本体上部にある測定ボタンが押しやすくなっている。手のひらに収まるため、本体の位置がぶれにくく安心としている。

測定時間1秒で、スピーディーに使える
ミルクなどの表面温度や室温も測定できる

 このほか、測定結果が37.5℃以上の場合「ピーピピピ」とブザーで発熱を知らせる「高熱アラート機能」(耳、額モードのみ)や、スイッチを押さなくても1分後に自動で電源オフになる機能、暗い部屋でも結果が見やすいバックライトを搭載。

 測定範囲は、耳・額モードが34℃~42.2℃、物体表面温度モードが-22℃~80℃、室温モードが10℃~40℃。体温表示は数字3桁で、表示単位は0.1℃。メモリーは9回分。

 本体サイズは、約45×61.2×106mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約63g。電源はボタン電池(CR2032)1個で、電池寿命は約2,800回。モニター用電池、医療機器添付文書、EMC技術資料、プローブキャップが付属する。