ニュース
パナソニック、モップが5分半に30度ずつ回転し、常にキレイな面で掃除できる床拭きロボット「Rollan(ローラン)」
2019年1月9日 11:15
常にキレイな面で床拭き、人が拭き掃除をするときのような動きを再現
水拭き/乾拭きどちらにも対応する床拭きロボット掃除機。拭き取り部に回転式ローラーを採用している点が最大の特徴で、約5分半ごとにローラーが約30度回転して拭き取る面が切り替わるため、同じ面で拭き続けず掃除終了までキレイな面で拭けるという。本体は充電式で、連続使用可能時間は約60分。充電時間は約2.5時間。
走行方式は、人が雑巾がけをするときのようなコの字型を採用。壁面や障害物を検知し、折り返して走行する際には重ね拭きしながらしっかりと拭き掃除するという。
一般的に人間が拭き掃除をする際は、雑巾の面を変えたり洗ったりして、常にキレイな面で掃除することが多いという。また、コの字型で隅から隅まで効率よく掃除する動きが主流で、ローランではそうした人が拭き掃除をするときの動きを再現したとする。
回転式ローラーには、付属の専用モップのほか、市販の使い捨てシートを装着可能。専用モップは、水拭き(ウェット)/乾拭き(ドライ)の2モードを搭載し、ウェットモード時は自動で水を定期的に噴射してモップを濡らしながら掃除する。水タンク容量は約180ml。
水拭き時はスポットモードも設定でき、決まった範囲(約1.6m×2.0m)を縦・横に走り、複数回同じ場所を集中的に掃除する。専用モップは水洗いして繰り返し使用可能。
市販シートも装着可能。ボタンを押してシートに触れずにゴミ捨て
市販シートは、ウェット/ドライどちらにも対応。専用ボタンでシートの巻き付け、取り外しが自動ででき、汚れたシートに触れずに捨てられる。
推奨されている市販シートは、花王の「クイックルワイパー 立体吸着ドライシート」、「クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート」、「クイックルワイパーウエットシート」。市販シート使用時は、付属のシート専用パッドを装着する。なお専用モップ装着時は5分半ごとに30度回転するローラーだが、市販シート装着時はクルクルと回転しながら走行する。
運転時は、タイヤ回転数による移動距離を計算する「オドメトリ」と、本体の向き(角度)を検知する「ジャイロセンサー」を使った制御で、おおまかな位置を推定しながら走る。赤外線センサーとバンパースイッチを搭載し、障害物の検知だけでなく、落下(10cm以上の段差)やラグなどの乗り上げ(7cm以上)も防ぐという。
本体サイズは、240×243×80mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.5kg。最大稼働面積はウェット/ドライともに20畳。充電アダプター、モップ、シート専用パッドが付属する。カラーはホワイト。