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カドークオーラ、鼻をなくした“ノーズレス”ドライヤー、コンパクトながらパワフル風量を実現

 カドークオーラは、鼻のない“ノーズレス”ドライヤー「ヘアドライヤー BD-E1」を、12月10日に発売する。価格は28,000円(税抜)。

カドークオーラ「ヘアドライヤー BD-E1」

 同社は、空気清浄機や加湿器などを製造・販売する「カドー」と、韓国の「SKネットワークス」が共同で設立した合弁会社。理美容・ヘルスケア製品の企画開発・販売を中心事業としており、ノーズレスドライヤーは第1弾製品となる。

 BD-E1は、風の吹出し口にあたる「ノーズ(鼻)」を省略した点が特徴。一般的なドライヤーはノズル部分にヒーターを設けているが、BD-E1は円形モーターの上にヒーターを配置した形になっている。

 これによりノズルのない“ノーズレス”フォルムを実現し、軽量コンパクトでせまいスペースにも置きやすいという。ノズルがないため持ったときの重心も低くなり、手首に負担を掛けないほか、スタイリングも自在にできる。

風の吹出し口にあたる「ノーズ(鼻)」を省略
一般的なドライヤーと比べて重心が低く、手首に負担を掛けないという
円形モーターの上にヒーターを配置
ノーズレスドライヤーの吹出し口

 スタイリスト 田中 大祐氏による実演も行なわれた。田中氏は、実際に使ってみた感想を以下のように述べた。

 「まず持ったときにびっくりするくらい軽いことに驚きました。良いなと思ったのは、ノズルがないので持ち手と吹出し口の距離が近く動かしやすい点です。軽くて持ち手が近いので、後頭部の根元など普段手が届きづらい部分も乾かしやすくなります。根元ってなかなか乾かないと思ってドライヤーを長時間当てがちなのですが、そうすると意外と乾かしすぎてしまっていて髪を痛める原因になります。ノーズレスドライヤーはそういった心配がないですね」

スタイリスト 田中 大祐氏
後頭部の根元も乾かしやすいという
実演も行なわれた
ブロー後。ツヤがある

軽量コンパクトながら2.2m3/分のパワフル大風量

 本体は軽量コンパクトだが、風量は2.2m3/分で、パワフルな風で髪を乾かせるとしている。風量は3段階に設定可能。実際に風量3で運転をスタートしてみると、本体の軽さとは反して強い風が吹き出てくる。本体を軽く持っているくらいだと、あまりのパワフルさに手が少しふらつくほどだ。

 髪にダメージを与えないよう、風温にもこだわった。最大風温は85℃で、速乾性をキープしながら地肌に負担の少ない温度設定で過剰な乾燥を防ぐという。操作部にはHOT/COOLの切り替えスイッチを備える。

 また、髪を傷めない機能として、セラミックコーティングを施した「デュアル遠赤外線」を採用。吹出口の最前面にセラミックカートリッジを、ヒーター線にもセラミックコーティングを施し、効率的に遠赤外線を髪と地肌に届けるという。

風量は3段階。HOT/COOLの切り替えスイッチを備える
セラミックコーティングを施し、遠赤外線を放出するという

 カドークオーラ 代表取締役社長・古賀 宣行氏は、製品について次のように語った。

 「ドライヤーを開発するにあたり注力したのは、風質という点です。髪にダメージを与えずに乾かすという点を一番考え、遠赤外線効果のあるセラミックコーティングを施しました。昨今、遠赤外線は髪にも効果があると言われており、さまざまなドライヤーに搭載されています。今回のノーズレスドライヤーでは新開発のセラミックカートリッジを採用し、吹出口だけでなく熱源となるヒーターにも備えることで、遠赤外線の効果を最大限に引き出します。

 また、風量についても2.2m3/分というのは業界トップクラスの数値になります。もちろん風はただ強ければ良いというものではありません。髪を乾かすのに最適な風量を考え、DCブラシレスモーターを採用してコンパクトながらパワフルな風を実現しました。ノーズレスドライヤーでは、風質/風温風量/を組み合わせたトリプルトリートメントテクノロジーで、髪を健やかに保ちながらすばやく乾かします」

カドークオーラ 代表取締役社長・古賀 宣行氏
風質/風温風量/を組み合わせたトリプルトリートメントテクノロジー

 本体サイズは、110×60×250mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は400g。消費電力は1,000W。マグネットで装着できるスタイリングノズルとストラップが付属する。カラーはブラックとホワイト。

マグネットで装着できるスタイリングノズル
コンパクトなため、せまい場所にも置きやすい
カラーはブラックとホワイト