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シャープ、乾燥時間を17%短縮した乾燥マット不要のプラズマクラスターふとん乾燥機

 シャープは、乾燥マット無しで、ダブルサイズのふとんを「乾燥」「あたため」ができる「プラズマクラスター ふとん乾燥機 UD-BF1」を9月20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は22,000円前後(税抜)。

シャープ「プラズマクラスター ふとん乾燥機 UD-BF1」

 きのこの傘の形状を応用した「きのこアタッチメント」を採用した、プラズマクラスター搭載のふとん乾燥機。同アタッチメントを、掛け・敷きふとんの間に差し込んで利用する。アタッチメントだけで、ダブルサイズのふとんの隅々まで温風を行き渡らせ「乾燥」と「あたため」ができる。

ダブルサイズのふとん乾燥時間を17%短縮、消臭もできる

 本製品は、ヒーター性能や内部構造を改良し、従来品よりも乾燥時間を短縮している点が特徴。乾燥時間は、シングルが55分、ダブルは100分で、ダブルサイズでは約17%の時間短縮を実現したという。加えて、従来品よりもホースの長さを10cm伸長し、高さのあるベッドにも対応しやすくなったとしている。

ダブルサイズのふとんで実演が行なわれた
乾燥マットが無くても、ダブルサイズのふとんの隅々まで温風が広がるという

 製品発表会場で、ダブルサイズのふとんで実際に乾燥の実演を行った。スタートして約25分後には、ダブルサイズの端が40℃以上に温まっており、掛けぶとんも軽く感じられ、表面はサラリとした手触りになっていた。

アタッチメントは傘を上にして、本体側に少々寄ってセットされた
敷きぶとんの7箇所に、40℃に達すると「40℃」と表示されるシールが貼られていた
運転スタート前、シールには40℃の表記が浮かんでいない
約25分の運転後、アタッチメントから最も離れた場所のシールも40℃と表示されていた

 さらに、「プラズマクラスターイオン」と70℃の温風で、ふとんや枕に付着した汗臭や加齢臭、カビ臭、おねしょ臭などの気になるニオイを、消臭しながら乾燥できるという。ダニ対策では、ふとんの片面それぞれを180分ずつ運転することで、ダニ退治と、ダニのふんや死がいによるアレル物質の作用も抑制するとしている。

ふとん乾燥以外に活用できる

 「きのこアタッチメント」を本体にセットしたまま、吹出口を開けて部屋干しの衣類に向ければ、プラズマクラスターの効果で衣類の生乾き臭を抑えながら乾燥できる他、約6畳までの部屋の空気浄化・消臭にも活用できるという。

 さらに、じゃばら式のホースから「きのこアタッチメント」を外し、付属の「くつ乾燥アタッチメント」に付け換えれば、靴やブーツの消臭・乾燥にも利用できる。

きのこアタッチメントを本体に戻した様子
吹出口を開けて、プラズマクラスターで空気を浄化と衣類乾燥に利用できる
付属の「くつ乾燥アタッチメント」でくつの消臭・乾燥もできる
くつ乾燥アタッチメントは本体内部に収納できる

独自のネイチャーテクノロジーを応用した「きのこアタッチメント」

 きのこアタッチメントの傘は、「大・小」2重の構成になっている。大きな傘でふとんの中に温風が通る空間を作り、内側にある5つの小さな傘が速くて強い風を作り出す。温風は勢いを保ったまま遠くまで届くという。

「きのこアタッチメント」のスケルトンモデル。大・小の傘形のパーツで構成されている
効率良く広い範囲に温風を広げる「きのこ」テクノロジー

 きのこアタッチメントのセット着脱は簡単だ。くつ乾燥用のアタッチメントは本体内に収納ができる。仕舞わずに出しっぱなしにしておきやすいため、ふとん乾燥以外の活用も可能で、シャープは本機を、冬限定の季節家電ではない「年間を通して使う家電」と位置づけている。

 本体サイズは243×243×386mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約4kg。ヒーターはPTCセラミックヒーターを搭載。定格消費電力は550W(50Hz)/560W(60Hz)。安全面では、転倒時運転停止装置と温度過昇防止サーモスタットを搭載。電源コードの長さは約1.8m。