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ミヤタサイクル、メリダブランドで国内初となるe-bike「eBIG. SEVEN」を発表
世界最大級の展示・試乗施設「MERIDA X BASE」とMTB専用パークもオープン
2018年8月20日 16:07
ミヤタサイクルは、クロスバイクタイプの「CRUISE」、マウンテンバイクタイプの「RIDGE RUNNER」に続いて、メリダブランドからも国内初となるe-bike「eBIG. SEVEN 600」を10月に発売する。価格は35万9,000円(税抜)。
「eBIG. SEVEN 600」は、最大70Nmを発生するシマノ製ドライブユニットSTEPS E8080を搭載するe-MTB(電動アシストマウンテンバイク)。約500Whの大容量リチウムイオンバッテリーE8010を採用し、1充電あたりECOモード:140km/NORMALモード/130km/HIGHモード:95kmの走行距離を実現。ブレーキやドライブトレインには、シマノDeoreを採用している。
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フレームはサイズが43cmで、メリダ本社に新設されたe-bike専用工場で、最新のアルミテクノロジーを駆使して製造されている。このアルミフレームが、軽快な走りを実現しているのだという。車両重量はe-bikeのなかでも軽量な19.2kg。後述するが、9月末にオープン予定のMTBコースで試乗したところ、かなり傾斜のきつい山道でも座ったままで軽快な走りを楽しめた。
e-bikeなども試乗できる「御殿場MTBパークFUTAGO」がオープン
ミヤタの「RIDGE RUNNER」や「eBIG. SEVEN 600」のe-bikeやMTBをレンタルして、実際に森林コースを走れるMTB専用パーク「御殿場MTBパークFUTAGO」が9月末にオープンする。御殿場市内のレジャー施設「御殿場高原 時之栖」が御殿場市などと協力し、さまざまなアクティビティを楽しめることを目指すコースだという。
約40ヘクタールの広大な面積で、富士山が望めるスポットもあり、初心者から上級者まで楽しめるさまざまなコースが用意される予定。将来的には約100ヘクタールまでの拡張を見据えているという。
実際に試乗してみたが、コースにはウッドチップが敷き詰めてあったり、傾斜がかなりきつい上りや下り、まさに山道といった感じのデコボコの悪路だったり、道だけを見るとちょっと心配になるコースだが、「RIDGE RUNNER」や「eBIG. SEVEN 600」ならあっという間に慣れて、楽しみながら走れるはずだ。
メリダの全モデルが約200台揃う、世界最大級の試乗施設もオープン
また9月1日には「eBIG. SEVEN 600」をはじめ、メリダの全モデルが揃う世界最大級の展示・試乗施設「MERIDA X BASE(メリダ・エックス・ベース)」が静岡県伊豆の国市のレジャー施設「IZU VILLAGE(伊豆ビレッジ)」内にオープンする。
静岡県では、2020年の東京オリンピックでトラックレースとマウンテンバイク競技が開催されることもあり、自転車文化をさらに盛り上げていこうという考えのもと、ミヤタサイクルが立ち上げた。メリダの「楽しさ」を「最高」の環境で「体験」するという意味で、「XCITING(EXCITING)」「XCELENT(EXCELENT)」「XPERIENCE(EXPERIENCE)」の3つの“X”を掲げ、スポーツバイク市場を盛り上げ、伊豆半島全体をサイクリングで活性化する拠点を目指すという。
この施設ではメリダの全モデルを試乗できるが「ほしいバイクが決まっていてじっくり試乗したい」「いろいろなバイクを試乗したい」といったニーズに応えられるように、4時間または7時間、試乗できるコース(プラン)が設けられている。
料金はまだ発表されていないが、レンタル料は数千円程度だという。さらに試乗後にはレンタル料と同額のクーポンがもらえ、実際に店舗でバイクを購入する時にキャッシュバックされるしくみだ。また、休憩や飲食スペースを始め、施設内にはアクセサリー関係のショップ、バーチャルサイクリングを楽しめるZWIFTの体験スペースなども設けられている。
「MERIDA X BASE」へのアクセスは、都心から東名高速で2時間程度。e-bikeやスポーツバイクに興味がある人は、足を運んでみてはいかがだろうか。