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南部鉄器の球体から香りを風にのせて届けるサーキュレーター

 二子玉川 蔦屋家電は、香りを風にのせて届けるサーキュレーター「FUMA 香り導くサーキュレーター」を、5月中旬より順次販売する。「南部鉄器」モデル、「有田焼」モデルの2機種を用意。いずれも価格は73,000円(税抜)。蔦屋家電および、オンラインストア「T-SITE SHOPPING」などで予約受付中。

「FUMA 香り導くサーキュレーター」南部鉄器モデル
有田焼モデル

 台座にアロマストーンを置き、欲しい場所にピンポイントで香りを届けられるサーキュレーター。適用床面積は約8畳。

 一般的なアロマディフューザーでは、熱や超音波を用いるため、香りが変化してしまうという課題があった。本機では、速度のある流体が近くの物体に引き寄せられる現象「コアンダ効果」を用いており、風だけで香りを届けることを可能にしたという。アロマストーンのほか、ハーブやコーヒー豆など香りを発するものであれば、直接台座に置くことで自然な香りを届けられるとしている。

 風量は6段階、首振り角度は5段階(30/60/90/120/150度)で設定可能。手動角度調節は無段階。iOS端末にも対応し、アプリからは切/入タイマーの設定もできる。朝起きる時間に、香りを楽しむといった使い方も想定している。

コアンダ効果を用いており、風だけで香りを届ける

 付属する香りにもこだわり、調香師が特別なフレグランス(キャラジャスミン)を調合。調和の取れた香りで、心地良い緊張感を醸しながら精神をリラックスさせるという。伝統的工芸の球体から生み出される柔らかな風と香りで、新しい体験を楽しめるとしている。

 同製品は、ロボティクス事業を手がける株式会社ATOUNと、クリエイティブ集団PARTYのコラボレーションにより生まれた、伝統工芸の魅力をテクノロジーで引き出す新ブランド「FUMA」の第1弾モデル。限定販売していたクラウドファンディングサイトでは目標金額を達成しており、今回の一般販売に至った。

 いずれも本体サイズは、220×300mm(直径×高さ)。重量は、南部鉄器モデルが約4.5kg、有田焼モデルが約3.5kg。消費電力は4~25W。コード長は約1.8m。

柔らかな風と香りが楽しめるという