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パナソニック、国産初の電動アシストマウンテンバイクを発売
2017年7月4日 17:12
パナソニックは、電動アシストマウンテンバイクの新モデル「XM1(エックスエムワン) BE-EXM40」を9月1日より発売することを発表した。価格は330,000円(税抜)。
新開発のスポーツドライブユニットを搭載。クランク軸に直接パワーを伝えるダイレクトドライブ機構により、従来の電動アシスト自転車とは一線を画す高い走行性能を実現した。またマウンテンバイクのため、街や公道はもちろん、野山や林道を自由に駆け巡ることができる。
同社によると、欧州や北米ではロードバイクよりもマウンテンバイクの利用者のほうが多く、山道のサイクリングは一般的だという。山の麓までは車で行き、自転車で登坂。そこから大自然の中を駆け下りるのが一つのスポーツとして親しまれているそうだ。電動アシストマウンテンバイクは、この登坂をサポートしてくれる。
搭載しているセミインテグレードバッテリーは、AUTOモードで約54kmの距離を走行でき、ECOモードでは約78km走行可能。バッテリーの充電時間は約3時間。ダウンチューブと一体化したスタイリッシュなデザインも魅力だ。
ハンドルバーのセンターには液晶ディスプレイを搭載し、走行速度や距離表示、アシストパワーやバッテリー残量を表示。アシストモードや表示は、手元のボタン操作で簡単に行なえる。しかし残念ながらGPSは非搭載。今後、地図や走行ログに対応したディスプレイの登場に期待したい。
電動アシスト機能により、走りは滑らか。坂道も座ったまま難なく登ることができた。通常のマウンテンバイクとしての性能も優れているため、アシストOFFの状態でも力強い走りが楽しめた。
街で乗ることを考慮した、ロック機構付きサスペンションフォークも便利。舗装路でのパワーロスを抑えることができるので、普段使いとしても活躍する。ワンタッチでロック/オープン可能。
発表会にはパナソニック サイクルテック代表の片山栄一氏も登壇。現在、スポーツタイプの電動アシスト自転車のシェアは2%程度。これを4年後の2020年には約10%まで引き上げたいと意欲を見せた。
本体サイズは全長1,835mm、全幅590mm。タイヤは前後ともに27.5×2.2HE。重量は21.8kg。