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シャープの「蚊取空清」、蚊だけでなくコバエも捕獲できることを実証

 シャープは、蚊取りシートを搭載した世界初の蚊取り空気清浄機「蚊取空清 FU-GK50-B」において、「コバエ捕獲試験」を実施した。

蚊取り空気清浄機「蚊取空清 FU-GK50-B」

 蚊取空清は、薬剤を使わずに蚊を捕獲する粘着式の「蚊取りシート」を搭載した空気清浄機。適用畳数は23畳まで。蚊の習性と空気清浄機の吸引力を利用し、ハウスダストなどを集じんしながら蚊も捕獲する点が特徴。

 今回の試験は、蚊以外に捕獲したい虫として「コバエ」の要望が多くあったことから実施。約22m3(約6畳相当)の試験空間に本体を置き、明室状態14時間+暗室状態8時間の計22時間後に捕獲率を測定した。

 試験の結果、キイロショウジョウバエが約88%、オオチョウバエが約87%、クサビノミバエが約59%という捕獲率になった。いずれのハエも、生ゴミや排水口の汚れ、腐った植物から発生するもので、蚊と似た習性があると言われている。

モニターレポートでも、コバエが取れるという報告があった

 同製品は、2016年3月の発表以降、予約台数が1,000台を達成するなど好評を博していた。特に、殺虫剤を使用したくない、子供やペットがいる家庭で購入されている。また海外では、マレーシアのカプセルホテルで導入されており、ホテル選定の際の大きな評価ポイントになっているという。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は40,000円前後(税抜)。