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2016年度の家電出荷額は2年連続のプラス。省エネ製品や高付加価値機種に需要

 日本電機工業会(JEMA)は、2016年度および、2017年3月の国内出荷実績を発表した。2016年度の家電出荷金額は、対前年比3.6%増の2兆3,279億円で、2年連続のプラスとなった。

 夏の天候不順などのマイナス要因があったものの、省エネ製品や高付加価値機種を中心とした買い替え需要に支えられて高水準を維持したことが、プラスの理由として挙げられている。

2016年度の家電出荷金額

 3月単月の出荷金額は、前年同月比6.0%増の2,181億円で7カ月連続のプラスとなった。製品別で見ると、冷蔵庫が0.7%減の394億円で2カ月ぶりのマイナスとなったが、ルームエアコンが4.6%増の655億円で3カ月連続のプラス、洗濯機が14.4%増の320億円で、9カ月連続のプラスとなった。

 ルームエアコンは、夏の天候不順の影響がみられたものの、省エネ製品を中心とした買い替え需要により、数量ベースでは過去最高を記録した2013年に次ぐ水準となった。また、洗濯機はまとめ洗いや大物洗いへのニーズが高まり、大容量タイプへシフトしている。