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石油ストーブやLEDランプで火災。消費者庁が重大製品事故を公表
2017年1月18日 12:04
消費者庁は、石油ストーブで火災発生など、2016年3月~2017年1月に起きた、消費生活用製品の重大事故について公表した。消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づく報告内容の概要で、現時点では事実関係が確認されていないものも含まれる。
公表された事故のうち、ガス機器・石油機器に関する事故は計5件。内訳は、ガスコンロ(LPガス用)1件、石油給湯機付ふろがま1件、石油ストーブ(開放式)2件、石油温風暖房機(開放式)1件。
事故内容としては、石油ストーブを使用中に建物2棟を全焼、1棟を類焼する火災が発生したほか、石油給湯機付ふろがまを使用中に製品を焼損する火災などが発生している。これらには、製品起因か否かが特定できていない事故も含まれており、いずれも原因を調査中だという。
ガス機器・石油機器以外の製品事故は計5件。これらはすべて製品起因が疑われる事故だという。内訳は、アンプ1件、ノートパソコン1件、照明器具1件、LEDランプ(電球型)1件、電動アシスト自転車1件。
照明器具やLEDランプでは、使用中に製品が焼損する火災が発生している。現在は、原因を調査中。
このほか、ガス機器・石油機器以外の事故で、製品起因か特定できていない事故は計3件発生している。内訳は、凍結防止用ヒーター(水道用)1件、電気冷蔵庫1件、電気カーペット1件。
電気カーペットにおいては、製品および周辺を焼損する火災が発生し、1名が死亡。現在は、製品に起因するか、他の要因かも含めて原因を調査中。
なお、これらの公表内容は速報段階のものであり、今後の追加情報、事故調査の進展により、変更または削除される可能性があるという。