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こたつからの発火で3棟が全焼~NITEが電気こたつの事故事例を発表

 独立行政法人 NITE・製品安全センターは、電気こたつにかかわる事故事例を発表した。主な事例は以下の3つ。

・こたつ布団が焦げていた。こたつ布団をこたつ内に押し込んで使用したため、布団がヒーターユニットに触れて焦げたと考えられる。

・建物3棟が全焼する火災が発生。こたつから外れたヒーターユニットを、こたつ内の床上に上下さかさまの状態で置いて使用していたため、こたつ布団など周辺の可燃物が触れて発火した可能性がある。

・堀こたつ用のヒーターユニットを使用中、足にやけどを負った。堀こたつ内で格子をかけて使用しなければならないヒーターユニットを、毛布をかけたダイニングテーブルの床上に直置きしたためと考えられる。

 こうした事故を防ぐためにNITEでは、ヒーターユニットを単体で使用しない、床に置かない、こたつ布団や座いすに触れないようにするなど、取扱い時の注意事項を守り、製品を正しく使用するように呼びかけている。また、衣類など洗濯物をこたつに入れて乾かすことも禁じている。