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シャープ、わずか1.5kgと最軽量ながらパワフルに吸い込むコードレス掃除機
2016年11月10日 16:03
シャープは、軽くて強いドライカーボンを採用した業界最軽量のコードレスサイクロン掃除機「RACTIVE Air(ラクティブ エア) EC-A1R」を12月8日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、6万円前後(税抜)。
バッテリーを含む本体とパイプ、ヘッドの合計が約1.5kgと、パワーブラシタイプでは業界最軽量のコードレススティック掃除機。掃除機として初めて、軽くて強い高性能素材「ドライカーボン」をシャフト部に採用したほか、バッテリーとモーター以外のパーツをできるだけ削ぎ落とすことで、本体の軽量化およびコンパクト化が実現したという。
軽量化したことで、床掃除の際の操作抵抗が従来モデル(EC-SX310)に比べ50%低減したほか、半分の力で持ち上げられるため、冷蔵庫やエアコンの上など、ホコリが溜まりやすい高い場所の掃除もしやすくなったという。さらに吸込口を外せば、わずか約3cmのすき間も掃除できるとする。
軽量ながら、強力な吸引力は従来モデルを継承。大風量ターボモーターを搭載し、内径を絞り込んだカーボンパイプが吸気風を高速・高圧化することで、吸引風速110km/hを実現したという。さらに遠心分離サイクロンにより、強力パワーが持続するとしている。
そのほか使いやすさにもこだわった。本体部分にゴム製の「ちょいかけフック」を備え、掃除中にいすやテーブルなど立てかけたり、引っかけることができる。またバッテリーを本体から取り外して充電する「セパレート・チャージ」のため、電源を気にせず好きな場所に設置できるのも特徴。アタッチメントは「はたきノズル」「すき間ノズル」を付属する。
汚れに気づいたときに“つど掃除”する現代のライフスタイルに対応
発売に先立って行なわれた新製品発表会で、製品開発の経緯について、同社健康・環境システム事業本部スモールアプライアンス事業部の事業部長、鈴木隆氏は次のように語った。
「掃除スタイルは年々変化し、共働きの家庭が増えた昨今は、週末にまとめて掃除するスタイルが増えつつありました。しかし現代は、週末は家族と過ごしたいため、平日のすき間時間に汚れに気づいた人が、そのつどサッとお掃除する”つど掃除“へと変化しており、コードレススティック掃除機のニーズはますます高まっています」
その一方で、同事業部商品企画部チームリーダーの奥田哲也氏によると、コードレススティック掃除機の高機能化にともない、本体の重さは平均で30%増量。そのため、サッと掃除をしたり、高い場所を掃除するには重かったという。
また近年は、コードレススティック掃除機をキャニスター型から買い換える人が約40%いる一方、約50%はキャニスター型と併用し、用途に応じて使い分けていることが分かったことから、「今回はキャニスターと併用する2台持ち派が、サッと掃除に使いやすいよう軽さにこだわった」としている。
本体サイズは、222×220×980mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.5kg。充電時間は約80分で、最長運転時間は強モード約8分、標準モード約30分。集じん容積は約0.13L。カラーはピンク、イエローの2色。