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パナソニックセンター大阪がリニューアル。憧れの暮らしをリアルに体験・相談できるショールームに
2016年9月16日 00:00
パナソニックが、大阪・梅田のパナソニックセンター大阪を、7月15日に大規模リニューアルしてから約2カ月が経過した。
パナソニックセンター大阪は、2013年4月に、グランフロント大阪南館に移転オープン。これまでにも随時改装を行なっていたが、今回のリニューアルは、2013年のオープン以来の大規模リニューアル。1階と2階を改装し、「住空間」の提案拠点に生まれ変わった。
新たなコンセプトは、「Re-Life Story(リライフストーリー) もっと、人生を、新しく。」。「夢の古民家ライフ」、「猫カフェ in わが家」、「大人の秘密基地」といった13の具体的なライフスタイル提案を通じて、世代、性別、ライフスタイルに応じた生き方やくらし方を提案。
さらに、新たな生活の実現のために、不動産やファイナンスなどのサポートを行なう「くらし総合コンシェルジュサービス」も開始した。実際に、パナソニックセンター大阪を訪れ、ニューアルによる新たな提案の様子をみた。
パナソニックセンター大阪は、大阪・梅田のグランフロント大阪南館の地下1階、1階、2階の3フロアを利用。2013年のオープン以来、約5,000平方m(約1,515坪)のスペースに、同社製品を一堂に展示するとともに、美、食、楽、住をテーマに、くらし方や生活空間を提案してきた。JR大阪駅から直結するグランフロント大阪の入口に位置することから、多くの来場者が訪れており、その集客力を生かして、パナソニック製品の魅力を訴求する場にもなっていた。
今回のリニューアルでは、「社会環境の変化や価値観の多様化により、一人ひとりが求める住空間が変化。自分らしい生き方を実現したいという想いを持った55歳以上のプレミアム世代や、2040代の女性を対象に、生き方や、くらし方に対する夢や想いの実現を支援する拠点に変えた」という。
地下1階のリビングフロアはそのままに、1階と2階部分を大幅にリニューアル。13の具体的なライフスタイル提案を行なっており、その提案もリアルなストーリーを背景にしているのがユニークだ。また、このライフスタイル提案のなかには、小山薫堂氏をはじめとする著名人が提案しているものもあり、憧れの生活シーンも体験することができる。
紀伊國屋書店とのコラボレーションによる書店も、パナソニックセンター大阪のなかに出店。新たな書店への取り組みも注目される。
一方で、これまでレシピ本が発行されるほど人気だった、パナソニックの家電製品を使って調理した料理を出すクッキング&カフェ「Foodie Foodie」が閉店となるなど、いくつかの人気エリアが無くなったことは寂しい。
だが、裏を返せば、今回のリニューアルによる新たな提案に、パナソニックがそれだけ力を込め、自らが提案型企業へと大きく変化しようとしていることの証だといえよう。
では、まずは、「Re-Life Story(リライフストーリー) もっと、人生を、新しく。」をテーマに、世代、性別、ライフスタイルに応じた生き方やくらし方を提案する「Re-Life Collection (リライフコレクション)」による、13のライフスタイル提案を見てみよう。
それぞれの具体的なシーンを描きながら、パナソニックセンター大阪のコンシェルジュがそれを支援する提案を行なうというシナリオをみせている。
都内マンションを売却して夢の古民家ライフ
55歳という年齢に達したフォトグラファーの夫。出版不況で年収が減少し、そろそろ第2の人生を考えていたところだった。その夫がたどり着いたのが、「郊外の古民家に移住して、カフェをやる」ということだった。この案に賛成した妻は、マンションの売却価格と古民家さがしのためにコンシェルジュに相談。すると、軽自動車並みの価格で、築40年の古家が手に入ることを知る。
これをリフォームしてカフェを開業。耐震性を高めながら、古い柱や梁を活かして、和モダンな趣を感じる夢の古民家ライフを送ることになった。リフォーム予算は2,500万円。都心部の築30年のマンションを売却して、この費用を賄うことができたという。
この「夢の古民家ライフ」空間では、実際に「Komin Cafe」の名称でカフェを営業している。従来のこのスペースには、食事や飲食ができるクッキング&カフェ「Foodie Foodie」を出店しており、ライチタイムには、梅田のOLにも人気のスポットとなっていた。
Komin Cafeでは、本格的なオセアニアスタイルのコーヒーが味わえるカフェ&ライブラリーとして、世界でも注目されているオセアニアスタイルのコーヒー「フラットホワイト」、「ロングブラック」を用意。コーヒーに合わせたスイーツも楽しめる。
淡路島や琵琶湖でプチ隠居
アウトドア好きの夫婦がお気に入りの場所が淡路島。後期高齢者になるころには現在住んでいる梅田のマンションが築50年となり、老朽化の不安を感じていた。そこでコンシェルジュに相談すると築20年の別荘が600万円で手に入るという。
マンションを売れば、1,300万円のリフォーム費用をかけてもお釣りがくる計算。定年後のプチ隠居の場として新たな暮らしを開始することになった。
海を見渡すことができる立地の魅力を100%活かしたパノラマビューで、開放感たっぷりのLDKと、リビング中央にはアイランドキッチンを配置して、ゲストをもてなすステージも用意した。
猫カフェ in わが家
双子の息子が揃って独立した一家。寂しくなると思いきや、家庭内をにぎやかにしてくれるのが、飼い始めて7年になるアビシニアンのオスの猫「ナイル」。息子の独立を機に、ナイルの爪とぎの餌食となったソファやチェストも一新。
さらに愛猫と一緒に暮らすための快適な空間へとリフォームすることにした。キャットタワーやキャットウォーク、爪とぎスペースも設置。防水性と消臭効果の高い素材を使用したリビングに変身させた。
また、見守りカメラも設置したことで、夫婦が外出中もいつでも愛猫の様子をチェックできるようになる。まさに、猫と一緒に、快適に暮らすためのリフォームである。
ホームエステで夢ごこち
外資系化粧品会社を経て、現在はスキンケアメーカーの嘱託で働く女性。35坪の家を30年前に建てたときには、自分の希望が通らず、美容スペースを作ることができなかった。
娘2人が嫁いだのをきっかけに、娘の部屋を丸ごとドレッシングルームにリフォーム。最新の高機能洗面ドレッシングを導入。照明設備も新しいものへと変えた。パリのクラシック建築のようなおしゃれな内装にぴったりの美容スペースで、ゆったりと美を磨くことができる「ひとりエステ」空間が誕生した。
ここでは、「Salon de Beauty」コーナーとして、「きれいを試すビューティサロン」のコンセプトで、Panasonic Beautyによる最新美容家電および、資生堂化粧品のタッチ&トライコーナーを用意。
さらに、関西地区では、パナソニックセンター大阪でしか体験できない、Panasonic Beauty PREMIUMシリーズをじっくり試用できるほか、購入できるようになっている。
リニューアル前には、資生堂とコラボレーションしたビューティアトリエ「CLUXTA」があり、有料ながらも最新の理美容家電と化粧品を試すことができる場所として、女性には人気のスポットだった。CLUXTAの閉鎖を残念に思う女性もいるだろう。
だが、資生堂とのコラボレーションは継続。パナソニックの最新美容製品と、資生堂の化粧品を試用できる。オープンスペースのため、女性にとってはちょっと恥ずかしいかもしれないが、新たな環境でも試用は可能だ。
わが家を、オトナの溜まり場に。俳優・吉田鋼太郎氏が描いた「夢の部屋」
自宅を仕事場にするグラフィックデザイナー。休日になると、仲間とカフェやバーでワイワイ過ごすことが多い。この集いを、ぜひ我が家でやりたいと考えてリフォーム。リビングを囲む三方の壁を「動く壁」とすることで、キッチン、書斎、テラスがつながり、10人が入れるスペースが誕生。普段は小さな部屋だが、たくさんの仲間が集まる時には、一つの大きな空間に変身するという仕組みだ。
実はこのスペースは、俳優の吉田鋼太郎氏が描く「夢の部屋」を再現したものだ。大勢の芝居仲間とワイワイできるスペースと、一人でいるときは壁で仕切られた部屋で過ごしたいという願いを両立する構造となっている。
バスルームを老舗旅館の名湯のように
映像作家の夫は還暦を迎えても忙しい。妻も日舞教室の仕事で日々慌ただしい。ストレスは溜まるばかり。そこで家庭のなかでもゆったりと温泉気分を味わうために、自宅の小さなバスルームを、温泉旅館のように贅を尽くした空間へとリニューアル。
窓越しには竹林をイメージした坪庭も作ってみた。浴室、脱衣所、洗面所の空間を広く、ゆったりと取った、夫婦二人の夢を叶える空間が完成した。酸素美泡湯というマイクロバブルによる白いお湯は、まさに温泉のようだ。
また、カビを防止する暖房換気乾燥機を設置。脱衣所には最新美容家電を置いて、ビューティースペースも確保した。
こちらは、女優の草刈民代さんが考えた「夢のバスルーム」だ。「温泉みたいなお風呂に毎日入りたい」という草刈さんの夢を叶える提案となっている。
鉄器と共に暮らす町屋造り
300年続く鉄器工房の12代当主。明治18年に作られた築130年の町屋造りの工房兼住宅は、その佇まいや風合いは大きな魅力。だが、いまの生活スタイルには合致しているとは言い難い。
そこで、歴史ある町屋造りの佇まいや風合いを壊さず、今の生活スタイルに合わせた「昔」と「今」をつなぐリフォームを開始。壁に向かって料理をする昔の台所を、家族と話をしながら楽しく料理ができるアイランドキッチンへと変更。一方で、大きな中庭の風景はそのまま生かし、梁や土間もそのまま活用。吹き抜けには、昼間は天窓から柔らかな光が射し込み、夜はやさしいLED照明が降りてくる環境を作り上げた。そして、収納とギャラリーの機能をあわせ持ったダイニングギャラリーも特徴のひとつだ。
こちらのコーナーは、南部鉄器職人の熊谷志衣子氏のアイデアによるもの。南部鉄器工房の15代当主である熊谷氏は、鉄瓶でお茶を振るまったり、来客が作品に気軽に触れることができる部屋を作りたかったという。
また、キッチンを囲みながら、ずらりと並んだ鉄器を愛でることができるギャラリーも自慢のひとつだという。
リビングの中心にお風呂がある暮らし
50歳を超え、元気で体が自由に動くうちに、好きなことや快適な時間を過ごすことを優先したいと思うようになり、シンプルに、本当に好きなものと暮らす「薄着の暮らし」を実現。その好きなもののひとつである「お風呂」を、リビングの真ん中に置いてしまうという大胆な発想のリフォーム。
名実ともに、生活の中心にお風呂があるという生活だ。坪庭に見立てたお風呂に入りながら、映画を見たり、日本酒を飲んだりといった空間が生まれ、疲れやストレスを、きれいさっぱりと流してくれる。
この空間は、作家の小山薫堂氏のアイデアを実現したものだ。小山氏は、アイデアを生む場としてお風呂空間を大切にしているという。
血のめぐりがよくなり、頭が回転して、思いがけないアイデアが浮かぶこともあるようだ。実際に、この空間を実現するには、数々の課題もあるというが、自分を高めることができる特別な空間として、注目したい取り組みといえるものだ。
庭を拡張したサンルームのある家
「大きいことはいいことだ」と、20代に無理をして建てた家は、子供たちが巣立ち、部屋数が多く、持て余す状態に。その一方で、庭が狭いという課題もあった。
そのとき、妻が、「イングリッシュガーデンと家庭菜園のある暮らしがしたい」と提案。数年前に、友人と旅した英国ウインダミア地方で出会ったイングリッシュガーデンに憧れていたことを明かした。そこで、庭を広く取るために、150平方mあった家を減築。スペースを有効活用することにした。
また、開放感たっぷりのサンルームによって、奥にあるキッチンにも陽光が入る環境を実現。換気システムや熱交換器によって、快適さを追求し、自家製ハーブティーを目当てにした、妻の友人たちにも大好評な空間を作り上げた。
負担のない介護を実現する「バリアフリー・ヴィラ」
父が亡くなったのを機に、母との同居を決断。
だが、80歳になる母も、自宅で転倒して、退院後は杖をつくか、シルバーカーが必要になる生活が待っているという。しかし、母は同居することには首を縦に振らない。勝手に離れに家を建てて住むという。
妻に対して気を遣わせたくないという気持ちも強いようだ。コンシェルジュの提案は、「必要なのは上げ膳、据え膳の介護ではなく、10年前にできたことができるようになる環境の実現」というものだった。
ベッドルームから直接行けるトイレを設置。キッチンでは椅子に座ったまま、料理ができるようにした。母が好きなアジアンリゾートのデザインはお洒落なイメージを作り上げた。自立した暮らしを支えるスマートエイジフリーリフォームであり、コンパクトに生活できる機能性を重視し、負担の少ない介護を実現するという。
音楽のない人生なんて。テクニクス リスニングルーム
休暇にあわせた訪れたニューヨークのマンハッタン。ブルーノートで聴いたあの演奏は忘れることができないものだった。
息子が独立して余っていた部屋をリフォームして手に入れた憧れのオーディオルーム。音楽の聖地ニューヨークのライブハウスのような、しゃれた内装と最高の音響システムで、大好きなジャズと酒を愉しむ場を作り出した。リフォームのポイントは、断熱材と二重サッシによる遮音性。
さらに天井は吸音仕様にして、大音量で音楽が楽しめるようにした。床材は無垢のフローリング、壁はレンガの古材をアクセントに、まさにニューヨークのライブハウスのように仕上げてみた。このオーディオルームが完成した日、妻が最初の曲をリクエストした。選んだのは「What A Wonderful World」。邦題は、「この素晴らしき世界」。妻からの気持ちが込められたメッセージでもあった。
ここは、テクニクス リスニングルームとなっており、リファレンスシステム「R1シリーズ」の試聴が可能だ。
R1シリーズは、ステレオパワーアンプ「SE-R1」、ネットワークオーディオコントロールプレーヤー「SU-R1」、スピーカーシステム「SB-R1」で構成。1,000枚のLPレコードを用意し、ダイレクトドライブターンテーブルシステム「SL-1200GAE」で試聴することもできる。
予約制となっており、豊富な知識を持つアドバイザーが、Technicsオーディオシステムの楽しみ方を案内する。
これまでのテクニクス リスニングルームは、最高のオーディオ試聴環境を目指したものであったが、リニューアル後は、より生活空間に近い環境を作った。たとえば、オーディオメーカーのリスニングルームとしては異例ともいえるレコード棚を左右に配置している。棚は音が反響しやすくなるという点では、マイナス効果。
だが、実際の家庭のオーディオルームの雰囲気を再現するために、あえてレコード棚を作ってみせた。
ちなみに、6畳二間を12畳のリスリングルームに改装する費用で500万円、リファレンスシステム「R1シリーズ」および、ダイレクトドライブターンテーブルシステム「SL-1200Gシリーズ」、配線などを含めて、700万円、1,000枚のLPレコードで300万円。合計で1,500万円という、かなり高額なリスニングルームを想定している。
アメリカンガレージハウス
1階は陽当たりが悪くて居住スペースには使いにくいことから、息子が大人になった時にクルマが置けるように2台分のスペースを確保していた。だが、息子はクルマに興味を持たないまま独立。
ガレージの半分は物置状態のままが続いていた。そこで、夫婦共通の趣味であるサイクリングを、より楽しめるように、男のロマンともいえるガレージリフォームを敢行。夫婦2人のホビールームへと作り替えた。
物置状態で見栄えも悪かったガレージの天井と、床に手を加え、杉材でカバー。自転車の整備をしたり、時には音楽を聴きながら、お酒が飲めることができる空間へと生まれ変わった。
大人の秘密基地
もうすぐ30歳になろうとする息子と娘。なかなか家から出ていく気配がない。彼らが独立したら、その部屋を使って、趣味である「写真部屋」を作ろうと思っていたが、しばらく実現しそうにない。もはや趣味の部屋は持てないとあきらめかけていた。
そこでコンシェルジュが提案したのが、リビングの一角を秘密基地にするという提案。壁のテレビボードを1m前にせり出し、その奥に、2畳ほどの父親の秘密基地を作り上げた。2面の壁を使って、狭小スペースでも、写真や動画の編集に必要な機材をすべて収納することができ、機能的な自分だけの快適空間が完成した。
不動産や金融会社と連携したコンシェルジュデスク
一方、1階には、「コンシェルジュデスク」を設置している。これも今回のリニューアルの目玉のひとつだ。
コンシェルジュデスクには、リフォーム、不動産、ファイナンシャルプラン、シニアライフサポート、くらし情報の専門家が毎日常駐。金融機関や不動産会社と連携して、くらしに関する情報の提供や、サービスの提案、相談の受付などを行なう「くらし総合コンシェルジュサービス」を展開する。「お客様のリライフストーリーをサポートし、明日を変えるお手伝いをする」という。
先に触れた13のライフスタイル提案を、具体的に行なってくれるのが、コンシェルジュデスクということになる。
常駐するリライフコンシェルジュは、田舎暮らしの夢をかなえたい、趣味を満喫したい、直面している介護の問題を解決したいといった要望や悩みをサポートし、新しい人生のステージへと向かう人たちをサポートするという。
また、リフォームでは、リフォームに対する不安や悩みを解決するだけでなく、様々な事例を紹介。近畿一円の物件情報や資産活用の提案などについても相談を受け付ける。
さらに、ローンシミュレーションや資産運用、保険の見直しなどのフィナンシャルプラン、高齢者向けのサポートサービスの紹介や、介護についての情報を提供するシニフライフサポート、住まいやくらしの情報提供、リフォームや住まいの勉強会などの案内も行うという。
さらに、くらしに関連する分野で活躍する様々な専門家をセミナーの講師に招いた「くらしの大学」を、1階のセミナールームで毎日開講。「憧れのライフスタイルをかなえるために生まれたオトナのための大学」と位置づけ、いつものくらしに新鮮味を取り入れて、憧れのくらしを見つけたい人を対象とした「エントリーコース」、憧れのくらしの実現を考えたい人を対象とした「レギュラーコース」、くらしを変えたい、あるいはリフォームなどを考えている人を対象とした「スペシャルコース」を用意。
苔玉づくりやラテアートづくりといった内容から、茶道に学ぶ暮らし方、アンチエイジングヨガなどのほか、はじめてのマンションリフォーム成功の秘訣、税務対策と土地活用セミナーといった生活を豊かにする内容から、リフォームと土地活用の実践例まで、様々な人にあわせた幅広い内容のセミナーを用意している。
パソコンやカメラもサポート
また、1階エリアには、レッツノート ステーション大阪およびルミックス ステーション大阪を開設している。
レッツノート ステーション大阪では、ノートパソコン「Let's note」のサポート拠点として、専門スタッフが購入相談から使い方相談、修理受付に対応。純正オプション部品も販売して、パソコンライフをサポートする。
また、ルミックス ステーション大阪は、デジタルカメラ「LUMIX」の体験、相談スペースとなっており、専門スタッフが常駐して、購入相談から使い方の相談、クリーニングサービス、修理受付などを行なう。交換レンズの貸し出しサービスも行なっている。
そのほか、1階には、「Re-Lifeライブラリー」を設置。くらしに関する様々なジャンルの書籍を約5,000冊取り揃え、本の中から、憧れの住まいを見つけるヒントを探し出すことができる。2階のKomin Cafeで購入したコーヒーなどを飲みながら、ゆっくりとした時間を過ごすこともできる。
2階には、グランフロント大阪に出店している紀伊國屋書店とともに、「Re-Life Story with KINOKUNIYA」をオープン。リライフのヒントが見つかるブックショップとして、「自分で本を選ぶ書店から、本のコンシェルジュとの会話を通じて、本をお薦めする書店を実現する」という。
気軽に店員に相談してみるのがいいだろう。
パナソニックセンター大阪の開館時間は、午前10時〜午後8時。休館日不定休だが、地下1階リビングフロアは、祝日は除く水曜日と、お盆、年末年始が休館。
パナソニックでは、2015年4月に、エコソリューションズ社を中心とした住宅および住空間事業における事業ブランドとして「Panasonic Homes & Living」を導入。「くらし感動を、住まいから。」を事業ビジョンに、同社が持つ、家電、設備、住宅の様々な技術や知恵を掛け合わせ、「お客様にあわせたより良い住空間価値を提供していく」ことを目指している。
パナソニックセンター大阪は、この事業ブランドおよび事業ビジョンを体現する拠点として、多くの人が、憧れを抱くくらしを実現する施設を目指したという。
こうした展示は、東京・有明のパナソニックセンター東京や、東京・汐留のパナソニック リビングショウルーム東京では行なわれていない。これまでに触れたように、提案内容はかなりユニークなもので、その内容は、多くの人にとって憧れを感じるものになるだろう。
これまでの製品が中心となっていた提案から脱却し、顧客軸の提案、あるいはソリューション中心の提案を主軸としたのが、今回のパナソニックセンター大阪のリニューアルであり、これは、パナソニックの新たな方向を示すものだといっていい。
もし、大阪・梅田に寄る機会があれば、パナソニックセンター大阪を訪れてみるといいだろう。パナソニックの新たな「顔」を見ることができるはずだ。