年末特別企画

掃除機置き場が定まってスッキリ! アイリスのスタンドつきクリーナーに満足【私の2022】

アイリスオーヤマのコンパクトなコードレス掃除機

今年は掃除機選びに悩んだ1年でした。筆者にとっての掃除機選びのポイントは3点です。1つは部屋が狭く家具のスペースを除いて床掃除をできるスペースは4畳ほどのため、吸引力よりもコンパクトさ重視なこと。集めたホコリにあまり触れたくないため、紙パック式であること。そして、賃貸で壁に穴を開けられないため、壁収納用アタッチメントだけでなくスタンドが付属することです。

この条件に合ったものが、アイリスオーヤマの「極細軽量スティッククリーナー SBD-F2P」です(購入時の価格は2万円ほど)。コードレスのスティック掃除機で、掃除機やアタッチメントを収納できるスタンドが付属します。高価なサイクロン掃除機に比べて吸引力は強くないですが、床に落ちた髪の毛やホコリは問題なく吸えています。

吸引力は1人暮らしなら充分!

使ってみると、重さ約1.6kgと軽量なうえ、自走式のメインヘッドが搭載されているため、スイスイと楽に掃除できます。また、掃除を中断したときなどに、スタンドなしで本体を自立させることができます。

コンパクトなコードレス掃除機です
スタンドがなくても本体が自立します。掃除を中断するときに、掃除機を床に横にして置いたり、壁に立てかけたりしなくてよいので助かります

吸引力については、床に落ちている髪の毛やホコリはサッと掃除機をかけるだけで吸い取れます。米粒や折れたパスタなど、少し重さのあるものは床を何度か往復して吸えます。

紙パック式のため、ゴミがたまっていくと吸引力が落ちてしまいます。紙パックを交換したばかりのときは吸えていた米やパスタも、少しゴミがたまるとすぐに吸い取れなくなってしまいます。子供のいる家庭で、公園での砂場遊びのあとに室内へ持ち込んでしまった砂が気になるような場合には、SBD-F2Pは向いていないかもしれません。

一方で、大きなゴミを吸うことが少ない大人の1人暮らし・2人暮らし家庭では充分に機能するのではないでしょうか。紙パックがいっぱいになり吸引力が落ちている状態であっても、髪の毛やホコリはしっかりと集められました。

アタッチメント豊富で、静電モップも付属

アタッチメントとして布団用ヘッド、ミニヘッド、ブラシノズル、隙間ノズル、フレキシブルホースが付属します。購入時の価格が2万円台で、スタンドに加えて複数のヘッドに取りかえられることには驚きました。布団用ヘッドは自走式ではありませんが、回転するパーツつきで、毛布や布団についた髪の毛やホコリを吸い取れます。

布団用ヘッドやホースなどが付属
付属品や紙パックのストックを、スタンドにまとめて収納できます
布団用ヘッドのかけ面

また、同社のスタンド付き掃除機でおなじみの機能として、棚の上などを掃除できる静電モップが付属します。静電モップの使用後は、スタンドに掃除機をセットした状態で掃除機の電源を入れ、スタンド下部にある穴にモップを入れると、ホコリを取ることができます。以前は市販のハンディモップを使っていて、モップについたホコリを取るのに苦戦していたので、この機能は助かります。

静電モップは、スタンドと掃除機を使ってホコリを掃除できます。ホコリはきれいに吸い取れますが、モップに絡んだ髪の毛や糸は吸い取れませんでした

吸引力は強いわけではないが、スッキリ収納できて満足

以前、スタンドの付属しない同程度の価格のコードレスサイクロン掃除機を使ったことがあります。吸引力などの機能には満足していたものの、収納場所が定まらず、小さなストレスになっていました。また、付属品でいくつかなくしてしまったものもありました。

アイリスオーヤマのSBD-F2Pは吸引力こそ高価なモデルに比べて劣りますが、部屋での掃除機置き場が定まります。毎日掃除機をかける筆者にとっては、掃除機置き場があることで、掃除をしたいときにサッと掃除機を手に取れる点が嬉しいです。おもに髪の毛やホコリを吸う用途で掃除機を探していて、大きなゴミを吸うことがない1人暮らしの人におすすめです。

また、アイリスオーヤマではスタンドや静電モップが付属するスティッククリーナーを複数機種ラインナップしています。サイクロン式の「充電式サイクロンスティッククリーナー SCD-131P」や、価格はSBD-F2Pの倍以上になりますが静音性が特徴の「充電式サイクロンスティッククリーナー daspo SCD-S1P」など、ライフスタイルに合わせて機種を選ぶのもよいのではないでしょうか。

部屋に掃除機置き場ができるので、掃除したいときにサッと掃除機を手に取れます。スタンドの設置面積はA4サイズより少し大きい程度です
大塚 愛理