年末特別企画
食洗機はやっぱり“神”だった。なしの生活にはもう戻れない【私の2021】
2021年12月23日 08:05
「共働きの三種の神器」と呼ばれる家電をご存じでしょうか? 家事にかかる手間と時間を減らせることから、ロボット掃除機、ドラム式洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機の3つが、そう呼ばれるようになりました。
我が家はロボット掃除機、ドラム式洗濯機を持っていたのですが、この度めでたく食洗機もゲット。使い始めたのは8月ですが、そのときすでに「これは今年買ってよかったもの1位だ」と確信していました。今回はそんな食洗機への愛を語らせてください。
購入したのはパナソニックの「NP-TA4」。卓上タイプで、工事は必要ですが賃貸の我が家でも問題なく設置できました。食器40点、約5人分に対応しています。2人暮らしですが、大は小を兼ねるということで大きめサイズを購入。料理の手際が悪いせいで洗い物が多いし、手持ちには大きなお皿も多いのでこれがベストだったと思います。
我が家はシンクと作業台が狭く、今までは一度で洗い切れずに洗って拭いて片付けて、また洗って……と繰り返していました。それが今では「洗う」「すすぐ」「乾かす」を全部食洗機がやってくれるんです。最高じゃないですか? 一度洗剤を切らして手洗いを余儀なくされた日には、そのありがたみを再確認したものです。
正直、すべての食器が一度に入りきらないときもありますし、食洗機で洗えない食器(木製、漆塗りなど)は手洗いすることになるのですが、それでも、圧倒的に、楽なのです。
食洗機できれいに洗うには、ちょっとした準備が必要です。というのも油汚れなどのヌルヌルは落ちますが、こすらないと取れないようなこびりつきは、食洗機では落とせません。なので汚れがたくさん付いていたり、こびりついていたりするものは水洗いするかスクレーパーでこそげてから投入します。
事前に汚れを落とす手間を考えると手洗いした方が早いのでは? と思ったりもしましたし、実際に手洗いよりは時間がかかります(標準コースで洗い~乾燥が1時間20分ほど)。ですが、スイッチひとつで洗い、すすぎ、そして乾燥までしてくれるので、やっぱり負担が全然違います。ちなみに私は汚れ落としにマーナの「ぺんぎんスクレーパー」を使っています。
このように愛してやまない食洗機ですが、完璧ではないという点にも触れておきたいです。
まずは先ほども述べた、事前の汚れ落とし。残念ながら1から10まですべて任せられるというわけではないので、本当に何もしたくない人には向かないかもしれません。
そして、食器の形状や素材によっては完全に乾かずに水滴が残ったりもします。しかしほとんどの食器はきれいに乾いてくれるので、手で拭く量は少なく汚れ落としより負担は軽いです。
3つめは水滴の跡。すべての食器に付くわけではないですが、ガラスのコップやフライパンの内側に水滴の白い跡が残ってしまいます。これは水に含まれるミネラル分だそうで、水ですすげばすぐに落ちるのですが、気になる人もいそう。
ほかにも洗剤が少し割高だったりと人によっては気になるポイントがあるので、購入時は使いたいイメージと合致するか、あらかじめ考えておいたほうがいいかもしれません。個人的には、これらの弱点を上回るほどに食洗機は最高だと思っています。
仕事が終わって疲れた状態で食事を作り、食べてひと息ついたと思ったらまた片付けに追われる……そんな1日で最も忙しい時間帯を受け持って、つかの間のゆとりをもたらしてくれるパートナー。今では毎日お昼と夜の2回動かしていて、なくてはならない存在です。
購入費用については、本体72,000円に分岐水栓16,000円と設置工事費5,000円で、合計93,000円。今回は貯めていたポイントを使って67,000円でした。大きな出費ですが、長い目で見れば決して高くはないはず……!
賃貸の筆者宅でも設置できましたが、置き場所や水栓の問題で難しい場合はパナソニックや他社から工事不要のタイプも販売されているので、ぜひチェックしてみてください。食洗機、おすすめです。