年末特別企画
話題の炊飯器からながらトレーニングができるあの製品まで。プロが選ぶ「2017年ベスト家電」ライター編その2
2017年12月27日 07:30
2017年の締めくくりとして、編集部員とライター陣が、この1年間で最も気に入った家電を3日間に分けてご紹介しよう。2日目は、注目の炊飯器から家事アイテムまでピックアップする。
購入して毎日が幸せ。唸るほど美味いゴハンが楽しめる! 「バーミキュラ ライスポット」 by.藤原 大蔵
人は本当に美味しいものを食べた時、一瞬不機嫌そうに眉間にシワを寄せて目を瞑り、それから目を輝かせながら見開いて「ウワッ! おいしーいッ!」と歓喜の声を上げる。それを実感したのは、本当に美味いご飯が味わえる「バーミキュラ ライスポット」を、使い始めたからだ。
バーミキュラは一般的な炊飯器と違い、ボウルとザルで洗米し、水の計量も必要だ。使った後は米粒のこびりつきを剥がすために、鍋に水を張ってしばらく置いておく必要もあり、鍋はズシリと重い。だが、バーミキュラで炊いたご飯を食べれば、そんな面倒も苦労もチャラになるほど大いに気に入っている。
調理鍋としても大活躍。タイマーを併用して「極弱火」でじっくりコトコトと炊けば、スネ肉もバラ肉も口の中でホロホロっと崩れる、絶品シチュー&カレーが失敗なく出来上がる。「鬆(す)」が入らない、滑らかなカスタードプリンも、低温調理でいとも簡単に作れるようになった。この3つはもう我が家の定番だ。
2カ月間悩みに悩んだ末に年頭に購入したが、それから食事のたびに唸り声を上げながらご飯を味わっている。今は、炊飯と調理を分けるべく、今年加わった新色の鍋を単品購入しようと企てている最中だ。
メーカー名 | 愛知ドビー |
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製品名 | バーミキュラ ライスポット |
価格(編集部調べ) | 86,184円 |
お尻とお腹を寝ながら鍛える。マクセル「もてケア ウエスト&ヒップ」 by.伊森 ちづる
「ラクして痩せたい」「動かないで痩せたい」と考えていた筆者にとって「もてケア ウエスト&ヒップ」は救世主だった。様々なEMS機器が発売されているが、「もてケア ウエスト&ヒップ」は、X字形状でヒップとウエストを同時に鍛えられるのがポイントだ。
充電式なので、家事や仕事など作業をしながら使えるのがよい。形状が薄いので、服の上からは装着していることが分からない。これまで何度もダイエットに挫折している経緯から、「またやってるの?」と突っ込まれたくなかった筆者にとって、家族に内緒で使えるのはありがたかった。1回およそ20分で終了するので、朝起きて朝食などの支度をしている間、装着して使った。
夏場1カ月間使ったところで、ウエストは約2cmマイナスとなり、お尻まわりは、使い始める前より固くなり、筋肉が鍛えられている感じがした。装着の際、ジェルの部分が冷たく感じるので、気温が低くなるとともにしばらく使わないでいた。最近、再び下半身がぷよぷよになってきたので、年末年始に使って、こっそり筋トレしようと思う。ラクしてシェイプアップしたい方、一緒に使いませんか。
メーカー名 | マクセル |
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製品名 | もてケア ウエスト&ヒップ |
価格(編集部調べ) | 13,274円 |
いつものご飯のおいしさがアップ! エムケー精工「小型精米機 ライスロン」 by.田中 真紀子
今年もたくさんの家電を使わせていただき、暮らしを変えてくれそうな素晴らしい家電に数多く出合った。そのなかで1つ選ぶのはとても難しいが、「実はこういう小さいひと手間が、毎日のご飯を変えてくれるのかもしれないな」と改めて気づかされた製品がある。それが、エムケー精工の「小型精米機ライスロン SM-200」だ。
お米は、精米したてが一番フレッシュでおいしいというのは聞いたことがある人も多いと思うが、まさにその通り! 高級な炊飯器を使ったときとは違った種類のおいしさ、米自身の風味やみずみずしさが味わえる。家族も一口目で、いつものお米とは違うと気づいたほどだ。
毎回精米するのは面倒だが、この精米機は2Lペットボトルサイズとコンパクトで軽いので、手軽に使うことができる。見た目もスッキリしており、出しっぱなしにしても違和感がないのものいい。ただし一度に精米できるのは、最大2合まで。
精米のレベルが細かく変えられるのも便利だ。白米は5段階、分づき米は13段階のほか、白米より精米する「上白」、洗米したようになる「米とぎ」、古米の表面を研磨する「リフレッシュ」モードも搭載されている。「精米機は気になるけど使ったことがない」という人には、場所を取らないこの製品をオススメしたい。
メーカー名 | エムケー精工 |
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製品名 | 小型精米機ライスロン SM-200 |
価格(編集部調べ) | 9,800円 |
天井掃除にも効果てきめん! 「バスマジックリン 除菌消臭プラス」 by.藤原 千秋
今年もっとも私自身驚き、またお伝えしたほとんどの方も驚いたことが、「あのお風呂場に出てくるピンク色の変なヌメヌメは、カビではなく細菌のかたまり」「その名もメチロバクテリウム」という事実だった。
これまで「赤カビ」「赤色酵母」であるなどの説明のもと対処法が説かれていたこのヌメリ。しかしどんなにカビ対策を講じても殖えてゆく無念。でもそれもそのはず、カビじゃなかったのだ!
この「メチロバクテリウム」、主な発生条件は「水分」「温度」「栄養」と、カビのそれに似通ってはいるが決定的な違いがある。それが、「乾燥に極めて強い」という特性だ。
この特性を叩くには、60℃以上の加熱処理ないしは、ある種の界面活性剤とアルコールを加えた洗剤の使用が奏功するという実験結果がすでに出ている。その内容が反映されているのが「バスマジックリン 除菌消臭プラス」という緑のボトルの洗剤であり、実際これを使っている限りあのヌメリは出てこない。しかもカビをも抑制してくれるから、掃除しにくい浴室の天井掃除にも持ってこいなのだ。
ナショナルブランドだけに目新しさはないかもしれないが、騙されたと思ってぜひ試して、ビックリして欲しい逸品なのである。
メーカー名 | 花王 |
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製品名 | バスマジックリン 除菌消臭プラス |
価格(編集部調べ) | 242円 |