家電トレンドチェッカー

IFA2015で見つけた! 世界のオシャレ冷蔵庫6選

 今月初めにドイツのベルリンで開催された国際コンシューマ・エレクトロニクス展「IFA 2015」。AV/IT機器や、白物家電などの最新製品が展示され、毎年、日本からもソニーやパナソニックらの大手メーカーを含む多数の企業が出展する。出展企業1,645社、来場者245,000人というヨーロッパを代表する巨大な展示会だ。

 すでにいくつかのレポートを挙げているが、今回は編集長の阿部が会場で見つけた「オシャレな冷蔵庫」を紹介する。日本では今シーズン、ガラストップの冷蔵庫が主流だが、ヨーロッパではとにかくカラフルでオシャレな冷蔵庫が目立つ。「こんな製品が日本にもあったらいいのにな~」という気持ちを込めつつ、ブランドごとに一気にドーゾッ!!

黒板としても使える!? Miele(ドイツ)

 ドイツの家電メーカー、Mieleのブースでは扉全面が黒板になった冷蔵庫が登場。チョークを使って、何度でも消したり、描いたりすることができる。メッセージボードとしても実用的に使えそう。

扉全面が黒板になった冷蔵庫
チョークを使って好きなイラストやメッセージを書ける

クラシカルなデザインとカラーがポイント SCHAUB LORENZ(ドイツ)

 ドイツの家電メーカー、SCHAUB LORENZのブースではクラシカルなデザインの冷蔵庫が目立っていた。オレンジやグリーンなどを採用した本体カラーはもちろん、まるで2つの冷蔵庫を並べたようなデザインの大型タイプもユニークだ。

SCHAUB LORENZのクラシカルなデザインの冷蔵庫
冷蔵庫が2つ並んでいるように見える
実はサイドバイサイドスタイルの冷蔵庫でつながっている

デザイン要素を重視したLIEBHERR(ドイツ)の冷蔵庫

 LIEBHERR(ドイツ)では、デザインを重要な要素の1つとしてとらえている。例えば、一般公募による冷蔵庫のデザイン大賞を開催したり、本体カラーもユーザーからの投票によって決めるなどの取り組みを実施している。

一般公募で決定したデザイン大賞。いずれも製品化の予定はない
こちらの本体カラーはユーザーから人気の高かった3色を採用した

日本ではなかなか買えない! ステンレス素材の冷蔵庫。Haier(中国)

 中国の家電メーカーHaierのブースでは、画期的な機能を搭載した製品を多数展示していたが、デザインに関しては近未来的で、クールな印象の製品が多かった。

冷蔵庫では、ステンレスを全面に採用したものが目立っていた

クラシカルなデザインと機能的なデザインの両方をラインナップ。BOSCH(ドイツ)

 ドイツの大手家電メーカーBOSCHでは、クラシカルなデザインと、機能的でスタイリッシュなデザインの2パターンを用意。ライフスタイルや好みに応じて選べる。

BOSCHの冷蔵庫といえばコレ! というようなクラシカルなデザイン
日本の冷蔵庫のような機能的でスタイリッシュな製品も用意する

カラフルなのが楽しい! Gorenje(スロベニア)

 スロベニアの家電メーカー、Gorenjeのブースではノスタルジックなデザインに、カラフルな色を採用した冷蔵庫が目立っていた。ただ、カラフルなわけではなく、デザインとカラーがしっかりマッチしている点にも注目したい。

ノスタルジックな色には淡い感じの色を採用する
直線的なデザインの冷蔵庫には強めの色を採用する

阿部 夏子