量販店スタッフがお薦めする新生活にマストなアイテム(カインズ編)

　1年のうちで最も引っ越しが多い季節がやってきた。入学や入社などで、新たな生活が始まる人も多いだろう。そこで今回は、新生活に便利なアイテムが揃うホームセンター・カインズに取材を敢行。知識やユーザーニーズも熟知した“プロ”である担当者に、「この春おすすめのアイテム」を教えてもらった。新生活が始まる人も、そうでない人も、必見のアイテムが見つかるはずだ!

　おすすめのアイテムを教えてくれたのは、同社 広報室の五十嵐ゆう子氏。今回は、生活スペースを広げてくれる収納アイテムをメインに選んでもらった。

カインズ南砂町SUNAMO店

広報室の五十嵐ゆう子氏

積み重ねても取り出しやすいスタックボックス「キャリコ」

　まずお薦めされたのが、カインズを代表すると言ってもいい、スタックボックス「キャリコ」。これまでのスタックボックスは、積み重ねると、下にあるボックスの中身を取り出すのが難しかった。蓋が上部にしかなく、重ねられたボックスを下ろさないと、蓋が開けられなかったからだ。

　「キャリコには上部にだけでなく、正面にも蓋を配置しています。そのため積み重ねたままでも、中身を取り出せるということで人気なんです」

キャリコ スタックボックス

　S/M/Lと3サイズが用意されているが、例えばLサイズの上には、MサイズとSサイズが1つずつか、Sサイズを3つ載せられる。そのため、同シリーズで揃えれば、様々なサイズのボックスを組み合わせて、より収納しやすくなるのだ。

　「一番売れているのは、中身が見える透明モデル。でも、ご自宅の部屋のイメージに合わせられるように、カラーバリエーションもどんどん増えてきて、それぞれ好評です」

ベッド下のスペースを有効活用するための「キャリコプラス M(浅型)」

バックヤードでは、収納ボックスとしてキャリコが活躍している

様々なスペースに置くためのキャリコの兄弟モデル

　レギュラーシリーズとのサイズ的な互換性はないが、コンセプトを同じくするキャリコの兄弟モデルが増えている。「キャリコ G」もその１つ。

　「こちらは、頑丈さが特徴の収納ボックスです。S/Mの2サイズを展開していますが、どちらも耐荷重は15kg。蓋がないので、上からも正面からも入れたものが取り出しやすいんです。ガレージでは工具入れとして、キッチンでは缶詰などを入れるのに重宝しますよ」

耐荷重15kgの「キャリコG」

取っ手をガシッと掴んで引き出せる

　その他にも根菜類を入れておくための「キャリコ ベジ」や、お米を入れる米びつ(6kg)「キャリコ リソ」もラインナップ。

　「キャリコ リソは、先に入れたお米から順に取り出せる構造になっています。一人暮らしだとお米の袋ごとドサッと置いている方も多いですが、この6kg用の米びつがあれば、省スペースで保存できますよ」

根菜類用の「キャリコ ベジ」(写真左)と、米びつの「キャリコ リソ」(写真右)

「キャリコ リソ」の内部構造。先に入れたお米から取り出せる

狭い場所でもたくさん干せる洗濯物ラック「パタラン」

　狭い場所により効率よく多くの洗濯物を干したい人には、アルミ折りたたみランドリーラック「パタラン」がお薦めだという。

2段で洗濯物が干せる「パタラン」

　「2段組みのラックで、たっぷりと干せます。それでいて、折りたたむと、厚み約11cmとスリムになるので部屋の中にも置いておきやすいです。特に梅雨どきに、部屋干しする時期にも使いやすいですよ」

1分もかけずにパタパタと畳める。部屋の中の隙間に置いておけそうなほどスリム

料理初心者にも使いやすい軽さのフライパンや鍋

　新生活を期に、料理を始めようという人には、カインズオリジナルの「ストーンマーブル」のフライパンや鍋もある。120万回の耐摩耗試験にもクリアしているシリーズだ。

ストーンマーブルフライパンなど

　「直径26cmのフライパンで、重さは約675gです。見た目はずっしりと重そうですが、持ってみると軽いんですよ。テフロン加工のフライパンや鍋は高いという印象を持っている方が多いと思いますが、こちらはリーズナブルです」

　人気を反映して徐々にシリーズ製品が増えつづけ、一般的なサイズと形のフライパンはもちろん、鍋や卵焼き用のパンまで種類は豊富。

ちょっと買ってみようかなと思える価格とデザイン

　カインズには、リーズナブルなオリジナル製品が多いのが特徴だ。今回、紹介してもらった製品の中でも、キャリコやパタラン、ストーンマーブルのフライパンなどはオリジナル。値ごろ感のある価格設定だけでなく、いずれもグッドデザイン賞を受賞するなど、デザインにもこだわっている。

　「ホームセンターの中では後発なので、よりお客様に手に取りたいと思っていただける製品を揃えたいと思っています。また、今まではプライス的に買うのに躊躇してしまっていた物が、カインズでは、ちょっと買ってみようかな、と思ってもらえる価格設定を心がけています」