やじうまミニレビュー
室内・戸外を問わず、空間を楽しく演出するキューブ型のLEDミニライト
2016年6月1日 11:00
気軽にインテリアをオシャレにするアイテムとして、照明を用いる方法がある。そんな用途だけにとどまらない、汎用性の高いLEDミニライトを紹介しよう。スイス人のデザイナー、ロレンツォ・スカジーガ氏が手がけた、アーバンアイランダーの「eneve CUBE (エネヴュー キューブ)」だ。
メーカー名 | アーバンアイランダー |
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製品名 | エネヴュー キューブ |
価格 | 3,980円(Amazon) |
エネヴュー キューブは、53mm角の立方体のLEDミニランプ。電源は単4形乾電池3本で、乾電池込みの重さはわずか97g。IPX4防沫設計で、水がかかるような環境でも使用できる。乾電池式なので、電源の取れない場所でも気軽に使える。吊り下げフックが付属しているので、ランタンのようにぶら下げる使い方もできる。
光源には、白色(電球色)のLED3灯に、ムードライトモードのRGBのLED1灯が組み込まれている。ディフューザー(カバー)をつけたままなら、影の柔らかいミニライトとして、ディフューザーを外せば最大光量100lmの明るいライトとして利用できる。
使い方はとても簡単だ。同梱する取り扱い説明書は全て英語表記だが、製品のホームページには日本語の取扱説明書が用意されている。そこでPDFの説明書もダウンロードもできる。
デュラセルの単四形乾電池3本は、はじめから同梱されているので、手に入れたその日からすぐに使える。
点灯方法は、「モード切替/電源ボタン」を1回押すごとに、「ホワイト弱(キャンドルライト)」→「ホワイト普通」→「ホワイト強(スポット)」→「カラー切替(ムード)」→「カラーロック(その時に点灯するカラーを固定)」→「電源オフ」とモードが進められる。ボタンを2回立て続けに押せば、ひとつ前のモードに戻る。最初は少し戸惑ったが、仕組みがわかれば簡単に使いこなせた。
ディフューザーをつけた光量は、「ホワイト弱」で1lm、「ホワイト普通」で16lm、「ホワイト強」で80lmと、ほのかな明るさから、眩しさを感じるほどの明るさまで3段階選択できる。
「カラー切替」時は約1分45秒のサイクルで、白色も含んだレインボーカラーがゆっくりと変化する。気に入った色になった時に「モード切替/電源ボタン」を押せばその色が固定される。
モードの切り替え方がわかったところで、実際に使ってみよう。
高さを変えてエネヴュー キューブを2個、棚に設置した。キューブ型のライトなので、どの向きに置いても安定して置ける。光源を壁側に向ければ、間接光として眩しさを抑えたインテリアライトとして楽しめる。乾電池式なので、電源の場所を気にせずに好きな場所に設置しやすい。
それぞれの光色を変えると、白色光とはガラリと違う雰囲気が演出できる。ゆったりと好きな音楽を聞きながら過ごす時のインテリアライトとしても、日常とかけ離れた雰囲気が魅力的だ。ボタンを押すだけで切り替えられるので、思い立った時にすぐにできるが良い。
「ホワイト弱」の明るさはたったの1lmなので、常夜灯としても使い勝手が良い。就寝中に目が覚めても、エネヴュー キューブを足元に点灯させておけば、全く眩しさを感じずに安全に歩ける。睡眠の妨げにもならないだろう。
防沫設計なので、癒やしのバスタイムに利用するのも楽しい。普段使っている全体照明の代わりにエネヴュー キューブを使えば、より一層リラックスした雰囲気が演出できるだろう。水面に反射した揺れる光が、疲れた心もほぐしてくれるようだ。
「カラー切替」にすれば、普段の浴室とは全く違った雰囲気が演出できる。季節や気分に合わせて光色を選ぶのも時にはいいだろう。
気になる電池持ちは、省電力のLEDなのでかなり長持ちする。「ホワイト強」はさすがに3時間足らずだが、「ホワイト普通」と「カラー切替」なら11時間、「ホワイト弱」ならば、なんと100時間も連続で点灯できる。充電池を使えば電池代を気にせずに、より気軽に利用できるだろう。
また、モードボタンを6秒以上長押しすると、1.7秒間欠で光る「非常照明モード」も選べる。強い輝きを48時間(2日間)も放てるので、イザという場合にも役立てられるだろう。
価格は若干高価ではあるが、ムードライトとしても活用できるインテリアライト、ガーデンパーティのテーブル上の明かり、キャンプならテントにぶら下げてなど、他のライトよりも一層広範囲で利用できる。小さく軽いので、非常用の持ち出し袋に忍ばせておくのもいいだろう。汎用性もデザイン性も高いミニLEDライトとして、ぜひ生活に役立ててはいかがだろうか。