やじうまミニレビュー
誰にでもマッチして、ハズレる心配が少ないランニングシューズ
〜走るライター南井正弘の「コレはホントにスグレモノ!」〜
2016年6月2日 07:00
実際に履いて使って走ってから書く、ライターの南井正弘が「コレはホントにスグレモノ!」と太鼓判を押すスポーツアイテムを、毎週レコメンド! 第21回は、スタイリッシュなデザインと機能性を高次元で融合したニューバランスのシューズを紹介しよう。 |
この連載をスタートしてから「自分にはどのランニングシューズが合いますか?」と聞かれることが、今まで以上に増えた。星の数ほどあるランニングシューズの中から、その人にピッタリな1足を見つけるのは、なかなか難しいことだ。とはいえ、あるブランドのとあるシリーズを薦めておけば、かなりの確率でマッチする。
それがアシックスの「GT 2000 NEW YORK」シリーズ。
メーカー名 | asics(アシックス) |
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製品名 | GT2000 NEW YORK 4 |
購入場所 | アシックスストア原宿 |
購入価格 | 13,824円 |
初代モデルが1993年にリリースされたこのシリーズは、着地時に脚が過度に内側へ倒れこむオーバープロネーションを是正する、サポート機能を有するモデルとして開発がスタートした。日本マーケットよりも欧米マーケットをターゲットにしていたが、現在では日本を含むアジアでも人気になり、世界で最も販売数の多いランニングシューズのひとつとなっている。
その人気の秘密は、前述のオーバープロネーションに対応することに加えて、優れたクッション性、安定性といった初心者ランナーが必要とする機能性をしっかりと確保しているからである。筆者も毎日のように走るようになった2007年の11月から1年ほどは、同シリーズのGT2130 NEW YORKに本当に世話になった。
同シリーズの最新モデルは「GT2000 NEW YORK 4」。足を入れてみるとこのシリーズの大きな特徴である、履き口部分の高いフィット感が感じられる。実際に走ってみるとクッション性、安定性、オーバープロネーションに対応するモーションコントロールといった機能が見事に調和されている。ひとつの機能が突出していないから派手さや面白みはないが、だからこそあらゆるタイプのランナーにマッチしやすいといえる。
これまでビギナーを中心に、100人以上にGT 2000 NEW YORKシリーズを薦めてきたが、「合わない!」と言われたのは5人ほど。そのうち1人は「デザインが普通過ぎる」という理由だったので、履き心地や走り心地が合わなかったのは実質4人だけ。このシューズの汎用性の高さを証明する数字である。