やじうまミニレビュー
芯の太さを3段階で選べる「就活ボールペン」
by 片岡 義明(2014/4/21 07:00)
ボールペンには0.5mm、0.7mm、1.0mmとさまざまな太さの芯があるが、いざ買うときにどの太さを選んだらいいか迷うことがよくある。手帳に書くために細字の0.5mmを選ぶと、取材ノートに書くときに字が小さくなってしまうので使いづらい。かといって太さの違う複数のボールペンを持ち歩いて使い分けるのも面倒だ。
そんな悩みを解決できるのが、今回紹介する「就活ボールペン4way」。これは3種類の太さを使い分けられるボールペンで、赤字と合わせて計4種類の芯を備えている。これを1本持っているだけで、さまざまなシチュエーションで利用できる。
メーカー | セーラー万年筆 |
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製品名 | 就活ボールペン4way |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 432円 |
“就活ボールペン”とはユニークな名前だが、就職活動で使うシーンを想定して、手帳に書き込む時の極細字や、メモを取る際の細字、封筒に宛名を書くための太字、書き込みやライン引きに便利な赤色細字を揃えた。“就活ボールペン”というネーミングだが、ビジネスマンが仕事で使う際にも便利なボールペンということで、使ってみよう。
芯の使い分けは一般的な4色ボールペンと同じで、使いたい太さを選んでノックすると芯が出る。ノック部はわかりやすく色分けされている。予備の替え芯として0.7mmの芯も付属されており、先端カバーを外して取り替える。
本体は光沢のあるブラックで、グリップ部がラバー製になっており、しっかりと握れる。シャツのポケットなどに入れるためのクリップも付いている。
書き心地については普及価格帯のボールペンとしては十分に滑らかで、変な引っかかりなどもなく気持ちよく書ける。グリップ部が少し太めなのが気になるが、書きにくさを感じるほどではなかった。
筆者の場合は、手帳やミニノートに書くときは0.5mmを、A4ノートに書く場合には0.7mmを、伝言メモなどで文字を大きく目立たせたい場合は1.0mmを、というように使い分けている。特に0.5mmと0.7mmが1本で済むというのは便利で、たとえばA4ノートに書き込んでいるときに手帳を出して細字で書き込みたい場合でも、すぐに切り替えられるので作業のリズムを崩さずに済む。
役所や学校などへの提出書類で、小さい枠に多くの文字を書かなければいけないときに太さを小さくできるので助かる。また、赤字は0.7mmなので、A4ノートに書くときに黒字と使い分けながら書き込めるので便利だ。
もっとも使用頻度の高い0.7mmの替え芯が1本付属するというのもポイントで、これで実売が400円前後というのはかなりお買い得感が高い。
また、替え芯が別売りで用意されており、「セーラー替芯」の「18-0055」または「18-1055」で、太さと色を指定して購入できる。これらの替え芯はAmazon.co.jpなどの通販サイトでも入手しやすいので、あらかじめ一通りの太さを揃えておけば長く使えるだろう。
今まで複数の太さのボールペンを使い分けていた人はもちろん、これまで1種類の太さしか使ったことのない人が就活ボールペン4wayを持つことで、より見やすいノートや手帳を作成できる。高級ボールペンを使っている人も、サブで就活ボールペン4wayを持っておけば役立つときがきっとあると思う。