やじうまミニレビュー

アーネスト「ティッシュボックス ルテラ」

~ボタンを押すだけで、ティッシュに除菌用アルコールを塗布できるケース

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アーネスト「ティッシュボックス ルテラ」

 食事前に手を拭いたり油汚れなどをサッと落としたりできる、除菌用アルコールウェットティッシュは便利な衛生グッズだが、その管理は意外と面倒だ。アルコールの成分は乾きやすいため、使わないときはケースのフタを閉めておかないと、中のウェットティッシュが乾いてパサパサにまってしまう。

 今回紹介する「ティッシュボックス ルテラ」は、ふつうの乾いたティッシュを除菌用ウェットティッシュに変えられるティッシュボックスだ。使用するのは、市販の除菌用アルコールと市販のティッシュを、ティッシュボックスにセットし、ボックス本体のボタンを押すだけで、除菌用アルコールを染みこませることができるというものだ。

メーカーアーネスト
製品名ティッシュボックス ルテラ
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,680円

 ティッシュボックス ルテラの本体サイズは325×130×85mm(幅×奥行き×高さ)で、中に収納するティッシュ箱の適応サイズは、240×120×55mm(同)以下。高さが大きすぎない一般的なティッシュ箱を選べば、ほとんど問題なく収まるだろう。

 ティッシュをセットするには、フタを取り外してティッシュ箱を入れれば準備OK。フタにはストッパーなどは付いておらず、乗せるだけだ。

フタは簡単に取り外せる
ティッシュ箱をセット
アルコールを入れるタンク

 次に除菌用アルコールの用意だ。今回はフマキラーの「アルコール除菌スプレー 400ml」(約350円)を使用した。除菌用アルコールのタンクを取り外して、上に乗っているボタンとポンプを外してから、市販の除菌用アルコールを入れる。除菌用アルコールを入れたタンクはポンプによってフタをしているので、すぐに揮発してしまうことはないだろう。

ボタンを取り外すとポンプが現れる
ポンプを外してアルコールを入れる
「拭き取り不要」と記載されている市販の除菌用アルコールを使用する。詰め替え用でもOK
タンクをセットしたらフタを被せる

 除菌用アルコールは拭き取りの必要のない手指用や、台所用として売っているものを使う。ジェルタイプのアルコールは使用できず、アルコールではなく水を入れて使うのも、雑菌が繁殖するという理由で禁じられている。

 除菌用アルコールを入れたら、あとはポンプとボタンを取り付けて本体にセットすれば準備完了。使い方は、ティッシュを折りたたんでボタンの上に載せて、ワンプッシュすると除菌用アルコールが出てくる。ボタンの押し心地は軽くて押しやすい。補充後に初めて使ったときは5~6回プッシュしないと出なかったが、その後はスムーズに出るようになった。

 アルコールの出方は、プシュッと吹き出すような出方ではなく、ジワッと滲み出るような出方で、周りに飛び散ることもなく快適に使える。1回に出てくるアルコールの量は少なめなので、もっと濡らしたい場合は3~4回続けてプッシュして量を調節する。

ティッシュを折りたたんでボタンを押すとアルコールが出る
1回に出るアルコール量は少なめ
ボタンを3回押すとほぼ適量となる

 もちろん除菌用アルコールを塗布しなければふつうのティッシュとして使えるので、場合に応じてウェットとドライを使い分けられる。また、ティッシュだけでなく、タオルや布巾に付けて使うことも可能だ。

 除菌用アルコールを使いたい分だけこまめに使えるルテラは、シンプルなデザインなのでティッシュ箱をそのままリビングに置くよりも見た目がよくなるし、ユニークな付加価値のあるティッシュケースとしておすすめできる。

片岡 義明