やじうまミニレビュー

ハリオ「CREAMER Qto(クリーマー・キュート)」

~ふわふわミルクがおうちで簡単にできる
by 阿部 夏子
ハリオ「CREAMER Qto」

 エスプレッソマシーンを使いだしてからというもの、自宅でカフェラテを飲む機会が格段に増えた。カフェラテと言っても、我が家のは温めたミルクにエスプレッソを入れるだけなので、コーヒーショップやカフェなどで飲むふわふわのカフェラテには程遠い。

 エスプレッソマシーンによっては、蒸気でミルクを泡立てるスチームミルク機能がついているものもあるが、我が家で使っているのは、エスプレッソだけを作るためのごくシンプルなものなので、ミルクを泡立てることができないのだ。そこで、購入したのが、小型の電動シェイカーで簡単にふわふわのミルクが作れるというハリオの「CREAMER Qto(クリーマー・キュート)」だ。


メーカーハリオ
製品名CREAMER Qto(クリーマー・キュート)
希望小売価格2,100円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,527円


 本体は耐熱ガラスの容器と、プラスチックの蓋、小型の電動シェイカーから成る。電源は別売りの単三電池2本で、シェイカーの上部にセットする。
製品パッケージ左から時計周りに電動シェイカー、耐熱ガラス容器、蓋本体に電動シェイカーをセットしたところ

 使い方はごく簡単だ。まずガラス容器の「MAX」の線(約100ml)までミルクを入れて、電子レンジで40~60℃まで温める。その後蓋をして、シェイカーを中に入れて電源を入れたら、本体を軽く傾けながら約30秒攪拌する。これだけで、あっという間にふわふわのミルクが完成する。

シェイカーの電源は別売りの単三電池2本まずガラス容器の「MAX」の線(約100ml)までミルクを入れる電子レンジで40~60℃まで温める
蓋とシェイカーをセットする本体を傾けるようにして、シェイカーの電源を入れるあっという間にミルクが泡立つ
攪拌時間はわずか30秒だが、しっかりと泡立っているグラスに注いでいるところお店で飲むような本格的なカフェラテが家庭で手軽に味わえる

 ひと手間加えるだけで、味も見た目もぐっとレベルアップするから不思議だ。使い始めてしばらく経つが、とにかく簡単で、ミルクを泡立てるのが面倒という感覚はない。

 シェーカーの先端部分は取り外せるようになっているので、手入れも簡単にできる。

付属の説明書。使い方が図入りで説明されている

 注意したいのは、泡立てすぎないこと。短時間で面白いほどミルクが泡立つので、ついつい長めにやってしまうが、泡だてすぎると固くなって飲み口が悪くなってしまう。説明書にあるように30秒ほどがベストだろう。

 もう1つ、お店や本格的なエスプレッソマシーンで作るスチームミルクとは違うことも頭に入れて置きたい。スチームミルクは、ミルクに高圧の蒸気を当てて泡立てるため、専用の機器が必要になる。味や見た目が極端に変わるというわけではないが、ミルクの泡のきめ細かさだけでいうと、やはりスチームミルクにはかなわない。

 最近では家庭用のエスプレッソマシーンでも、本格的な機能を備えたものが多く、スチームミルク機能を搭載したものも多い。ただし、ミルクを本体にセットしたり、スチームが出てくる孔の手入れを定期的にしなければならなかったりと、手間がかかるため、使っていないという人も多いという。その点、クリーマー・キュートなら、手軽に使えて、手入れも簡単に行なえるので、毎日使うのが苦にならない。

 あえて、不満を述べるとしたら1度に1回分しか泡立てられないことだろうか。私の場合、来客があったときには、電子レンジではなくて、鍋でミルクを温めてから、1杯づつ泡立てるようにしている。

 いつものコーヒータイムをちょっとランクアップさせてくれる優れた製品だ。





2011年12月8日 00:00