やじうまミニレビュー
Chef'n「Hightailer エビの皮むき」
Chef'n「Hightailer エビの皮むき」 |
海老というと高級食材というイメージが強いが、最近海外産のお手頃な海老をよく見かけるようになった。夫婦二人では食べきれないほどのパックで300円以下など、昔に比べるとずいぶん購入しやすくなった。そもそも、海老に目がない私は特売の海老を見かけると、すぐ手に取るがそのあとふと考えて「やっぱり今日は止めておこう」と棚に戻すこともしばしば。海老は色々な料理に使える便利な食材だが、下ごしらえが意外に面倒なのだ。
まずは海老の殻を剥いて、さらに背ワタをせっせと取る。特に寒い季節は嫌になる作業だ。それでも海老は食べたい! というわけで見つけたのが海老の殻剥きが簡単にできるChef'nの「Hightailer エビの皮むき」(以下、エビの皮むき)だ。
メーカー | Chef'n |
製品名 | Hightailer エビの皮むき |
希望小売価格 | 3,360円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,360円 |
一見ハサミのような構造のエビの皮むきは、よくよく形をみるとかなり特殊な形状。先は鋭く尖っていて、2つに分かれた金属部分は片方はなだらかなカーブ、もう片方は途中に支点が設けられていて、グリップ部分を握ると、金属部分が山型に盛り上がる。ほかにはないちょっと特殊な形なので使い方を説明した方が早いだろう。
まずは海老の背の部分から皮の内側に先端部分をググッと差し込む。尾の部分まで先端部分が届いたらグリップ部分をゆっくりと握る。すると殻が一気に盛り上がる。後は殻を先端部分に巻き付けるようにすると殻がそのまま剥けるという仕組みだ。今回は頭なしの海老を使ったが、頭が付いたままの海老はまず頭を取る必要がある。
パッケージの裏には写真入りで手順が説明されている。写真付きのものは英文で説明されているが日本語の説明も別に用意されているので安心 | まずはエビの背の部分から殻の内側に先端部分を差し込む |
そのあと本体のグリップを握ると写真のように殻が持ち上がる。あとは殻を巻き取るようにして本体を外せばきれいに殻が取れている | 本体先端部分がこのように盛り上がって、殻を引きはがしてくれる | 殻だけきれいに外れた |
この製品、かなり優秀だ。
まず手で殻を剥くよりも圧倒的に時間が短縮できる。工程の単純さもさることながら、背中部分から皮を剥くことで、背ワタまで一緒に取れてしまうのだ。経験者なら分かっていただけると思うが、海老の背ワタを取るのは細かくて手のかかる作業。ただ、その一手間が料理の味を上げるポイントにもなるのだ。
殻を剥くときに背ワタまで取れてしまえばこんな楽なことはない。
海老の背中部分のワタ。これを手で取るのにはコツがいる | エビの皮むきを使うと背わたもまできれいにとれる | 海老のフリッターを作った。海老は中華から和食まで応用範囲が広く様々な料理に使える。食卓が豪華に見えるのも嬉しいポイントだ |
使う時のコツとしては、殻の内側に本体の先端部分を差し込む時、身を崩さないようにすることと、もう1つは背ワタを狙って差し込むことだ。頭を取った状態の海老の頭部分から身を除くとワタの部分が確認できるのでそこを狙うと背ワタがピッーときれいに取れる。
身崩れに関しては使う時の慣れの部分が大きいが、最初は少し大きめの海老で試したほうが感覚が掴みやすいかもしれない。
この1本さえあれば、毎日海老料理でも良いと思えるほどのグッズ。スルっと殻が剥けるのが楽しくて、今まで嫌だった工程が楽しくさえ感じる。
海老は中華やイタリアン、和食まで幅広い料理で使える優秀な食材。殻剥きが面倒でこれまで敬遠してたという人には、ベストの一品だろう。
2010年 2月 19日 00:00
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