やじうまミニレビュー

タカラトミー「ガチャガム」

~デスクが華やかになる粒ガムディスペンサー
by 正藤 慶一


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです




タカラトミー「ガチャガム」
 私が仕事をするうえで最も重要なのは、「アイディア」ではなく、「モチベーション」でもない。「ガム」だ。噛んでいれば、集中力が高まり、頭がすっきりするような感覚がある。眠気も飛ぶので、仕事中には欠かせなくなっている。

 そんなガム野郎の私にぴったりの製品が、この5月に発売された。タカラトミーの「ガチャガム」である。


メーカータカラトミー
製品名ガチャガム
希望小売価格1,554円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,162円

 このガチャガムは、本体のツマミをガチャガチャを回して、本体上部のドーム内に入れたガムを取り出すというもの。カプセルトイの容量で取り出す、卓上型の“ガム・ディスペンサー”だ。昔はコインを入れて丸いガムが出る機械が遊園地やスーパーにあったが、ガチャガムはその卓上型バージョンに当たる(若い人は伝わらないかもしれない)。

 さっそく使ってみようと、ガムを買い込んできた。使えるガムは、四角形で外側がコーティングされた、いわゆる「粒ガム」のみ。2009年7月現在、コンビニでよく売られている製品では、ロッテの「XYLOTOL(キシリトール)」や、明治製菓の「XYLISH(キシリッシュ)」、グリコの「SQUEEZE(スクイーズ)」などが該当する。

 まずは本体の透明のカバー部分を取り外し、内部に粒ガムを入れる。ボトル型のファミリーパックを2箱入れても、まだまだ入りそうなほど大容量だ。今回はさまざまなガム、味を混ぜたが、粒ごとにカラーがさまざまで、見ていておもしろい。

使用できるガムは、ロッテの「XYLITOL(キシリトール)」などの粒ガム板ガムのような長いガム、ロッテの「CUBE」のようなサイズが大きいガムは、本体内で引っかかるため使用できない粒ガムが1つ1つ梱包されているタイプの製品では、いちいち包み紙を剥がすのが面倒。なるべくならボトルタイプで一気に透明カバー内に流し込みたい

ロッテのキシリトールガム・ファミリーボトルを透明ケースに流し込む。本体にセットしたところ。ファミリーボトルを1本入れたが、まだまだ入りそうだほかの味のガムも混ぜてみると、とてもカラフルで華やかな見た目になった。インテリアとして使うのも面白そうだ

 粒ガムが入った透明カバーを本体にセットして、ツマミを1回転(左右どちらでも大丈夫)すると、粒ガムがコロンと出てくる。メーカーごとに粒ガムの大きさが微妙に違ったりするのだが、特に引っかかって出てこないということはなかった。だいたいが1個ずつ出てくるが、2~3個出てくるときもあった。

 ツマミを回してガムが出てくる……機能はただそれだけなのだが、使ってみると意外と便利だった。特に、ガムの取り出しやすさ。ボトル形のガムだと、ボトルの硬いフタを開け、指を伸ばして粒をツマむ必要があり、また1粒1粒が梱包されているタイプでは、包み紙をいちいち取り外す手間がある。しかしガチャガムなら、ツマミを回すだけで、すぐに食べられる状態で提供されるのだ。たったそれだけの違いだが、使い心地はかなりラクだ。

ツマミを回し、ガムを取り出しているところ。回転方向は左右どちらでも大丈夫

ロッテの「ファミリーボトル」なら、本体にボトルが取り付けられる
 なお、ロッテの「ファミリーボトル」シリーズのボトルガムなら、透明のボトルの変わりにそのまま取り付けることも可能となっている。透明ボトルに移し替える手間が省けるため、面倒くさがりの人にはピッタリだ。ただし、ボトル内の粒ガムの姿が見えなくなり、残量もパッと見では分からなくなるので、見た目の面白さや使い勝手の面では落ちてしまう。個人的には、面倒でも透明ケースに移し替えて使いたい。

 使用環境は、自宅で使うのはもちろんだが、見た目という点で考えれば、会社のデスクで使うのが面白い。実際に置いてみたが、殺風景な机がカラフルな粒ガムが詰まったガチャガムのおかげで華やかになった。さらに、「ガムちょうだい」といった声もあり、社内のちょっとしたコミュニケーションツールとしても役に立っている。なお、今回はボディカラーとして赤を選択したが、“堅め”の職場にお務めの方にはブラックカラーをお勧めしたい。

 製品自体は単純な機構だが、ツマミを回してガムがコロンと顔を出すというのは、どの世代にも共通する素朴なおもしろさがある。カラーは全6種類用意されているので、仕事に煮詰まった時の気分転換として、あるいはリビングやオフィスのインテリアとして、好みの色を購入してみてはいかがだろうか。

デスクの上に置いたところ。面白味のない机が華やかになった。さっそく同僚から「ガムちょうだい」という声がかかった本体後部には、ガムの包み紙入れもある専用サイトでは、本体のデザインを“着せ替え”できるPDFファイルを公開している。写真は、同じくタカラトミーから出ている「ギガプリン」の用紙を使用しているところ


2009年 7月 13日   00:00