やじうまミニレビュー
フォーラムアート「ハンカチ金封」
フォーラムアート「ハンカチ金封」 |
どうしても捨てられないというものがある。私の場合だと、学生時代にやりとりしたくだらない手紙だとか、全盛期には週5で撮っていたプリクラだとかがそれにあたるわけだが、最近一番困ったのがご祝儀袋だ。
結婚式に来ていただいた方の気持ちが入っているだけに、中のお金だけを頂いて袋は捨てる――というのもなんだか胸が痛く、今でも大事に取ってある。そんな私が、頂いたご祝儀袋の中でこれはイイと思った製品が、今回紹介するハンカチ金封だ。
メーカー | フォーラムアート |
製品名 | ハンカチ金封 |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | 楽天市場 |
購入価格 | 840円 |
ハンカチ金封は、外観は普通のご祝儀袋と変わらないが、紙ではなくてハンカチで中袋を包んでいるという製品。ハンカチの種類は花柄やハート柄から、黒やグレーを使ったものまで、全部で16種類用意されているので、女性だけでなく男性も気兼ねなく使える。
水引を取ったところ。今回選んだのはグレーのドット柄 | 広げると、ハンカチだということがわかる。中には厚めの型紙が入っているので、形が崩れることはない | デザイン性が出るように、ハンカチの端を折るアレンジがされている |
使い方は至って簡単。まず水引を上に押し上げて、ハンカチをめくりあげ、その中に中袋を差し込む。あとはハンカチと水引を元に戻すだけだ。紙に比べ、シワの後が残りにくく、後から形を整えることもできる。また、冠婚葬祭によく用いる小さなバッグに入れていてもシワになりにくいところも気に入っている。
袋の裏側には、中袋の入れ方が書いてある | 中袋を入れるときは、水引を上に上げて、ハンカチの下から差し込むようにする |
一番左が以前頂いたハンカチ金封のハンカチ。デザインは複数揃っているので相手の好みに合わせて選ぶことができる |
何よりも良いのが、ハンカチならばその後も使うことができるという点。また、見た目はほとんど普通のご祝儀袋と変わらないので、渡す時に特別目立つこともない。私など開けた時に初めてハンカチでできているということに気づいたくらいだ。
どうということもないアイディアのようにも思えるが、日本の伝統はそのままに、形態だけをうまくすり替えているところにセンスを感じる。もっといえば、普通のハンカチをご祝儀袋として使えるように、水引、中袋、だけがセットになった製品もあって良いくらいだ。
エコという観点はもちろんだが、何より思い出になる。私も、そのハンカチを使う度に「あぁこれはあのとき頂いたものだなぁ」とちょっとばかり感慨に浸ってしまう。
最近では、ご祝儀袋もずいぶんと派手なデザインが並んでいて、買うときに迷ってしまう。気持ちを込めて送りたいものだけに“捨てずにその後も使える”こんなご祝儀袋を使ってみるのはいかがだろう。
2009年 7月 14日 00:00
やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです