ミニレビュー

せいろ生活にハマった主婦、ハリオ「ガラスのせいろ蒸し器」を使ってみる

ミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
ハリオから登場した「ガラスのせいろ」を体験!その快適な使い心地をご紹介します

家事の手間を最小限に減らしたい! 日々それだけに情熱をかけるズボラ主婦の私ですが、最近「せいろ」の魅力に目覚めました。大ヒットしている無印良品の「竹せいろ」を試してみたら、意外と簡単に、おいしくヘルシーな蒸し料理が作れることを実感したからです。

そう、せいろは、ズボラでも“丁寧な暮らし”が叶うアイテムなのです! 先日、その魅力をレビュー記事で詳しくご紹介しました。

ただ、日常使いする中で、竹せいろならではの注意点が2つあることも感じています。ひとつは、蒸し物なので加熱中に火の番をする必要があること。もうひとつは、使用後に洗ったらしっかり乾燥させないと、カビてしまう不安があることです。

まあ、せいろってそういう調理器具だし、仕方ないかな……なんて思っていた折、耐熱ガラスの老舗、HARIO(ハリオ)から「ガラスのせいろ蒸し器」(4,400円)登場というニュースが。

HARIO「ガラスのせいろ蒸し器」

こちら、せいろを模したガラス製の蒸し器で、電子レンジで加熱できるという優れもの。もちろんガラス製なので、木製に比べてカビも気にすることなく使えそうです。

ズボラ人間の価値観として、“細かいことを気にしないで使える”のは最高のアドバンテージ。ということで、さっそく実機をお借りして試してみました!

構成はシンプル、でもハリオらしい質感が光る

我が家に届いたパッケージを開封すると、構成は至ってシンプル。耐熱ガラス製の本体は2段構造になっていて、専用のフタが付属します。

構成はシンプル。耐熱ガラス製の2つの器とフタの3点セット
上段に使う器には4つの穴。水蒸気がここを通って、食材を蒸す仕組み

竹せいろのような網目はなく、本体上段の底面に4つの穴があいています。下段に入れた水が加熱されて発生した蒸気がこの穴を通り、上段に入れた食材を蒸し上げるというわけですね。

まずは基本の「蒸し野菜」から。レンジ調理の気楽さがイイ

ものは試し、早速使っていきましょう。まずは基本から、オーソドックスに野菜と薄切りの豚バラ肉を蒸してみました。

使い方は簡単です。ガラスせいろの下段に300mlの水を入れ、その上に上段を重ねて中に食材を並べたら、フタをして電子レンジにセット。あとは、600Wで6分加熱するだけ。

スーパーで売っているカット野菜を使えば、包丁もまな板も使わず簡単です
我が家の電子レンジは一人暮らし向けの18Lサイズですが、問題なくちゃんと入りました
6分後に完成!
取り出してみると、しっかり蒸し上がってる! おいしそうにできあがりました

蒸しあがった食材は、竹せいろ特有の香りこそ付きませんが、野菜はちゃんと蒸し物らしい凝縮した甘みが感じられて、豚肉もパサつかず仕上がっています。おいしくて、何もつけなくてもパクパク食べられる!

8.JPG:写真ではわかりにくいですが、上段容器のフチには溝があり、野菜や肉の余分な水分が落ちます
野菜も肉も、蒸しただけなのに甘味がしっかり出ていておいしい!

何より、加熱は電子レンジにお任せなので、その間は別の家事ができるのが楽ちん。せいろなのに、加熱中に放置できる安心感があるのは、かなり便利です。

お皿に盛り付ければ立派な副菜に

実は、2段調理ができる万能ガラス調理器

ちなみにこのガラスせいろ、単に食材を蒸すだけではなく、せいろの上段と下段をそれぞれ使って、同時に料理を作ることもできます。つまりこれは、「2段調理ができるガラス製の電子レンジ調理器」でもあるのです。

というか実際、使っているうちに「蒸し器というより調理器ではないか?」という気になりました。それくらい便利です。

せっかくなのでここでは、公式レシピに載っている2段調理レシピを、2品ご紹介しましょう。

まずは、「ハンバーグ+ラタトゥイユ」。上段にハンバーグのタネを成形したもの、下段にラタトゥイユの材料を入れて、電子レンジで10分(600W)加熱するだけなのですが、これが思った以上においしく作れて驚きます!

ハンバーグとラタトゥイユを同時調理! 器に入れて、レンジで加熱するだけでOK
網目のある竹せいろで汁ものを作るのは難しいですが、電子レンジ加熱するガラスせいろならOK
取り出してみると……
ハンバーグは、ちゃんと火が通るのか気になりましたが、全く問題なし! なお、蒸しハンバーグなので、さすがに焼き目とかはつきません
お肉の余分な油が落ちてヘルシー

公式レシピでは、できあがったハンバーグにラタトゥイユをかけて食べるスタイルが紹介されていますが、それぞれ単体で食べても、もちろんおいしい! 夕飯に作ったら、家族にも大好評でした。

お皿に盛り付けたら、最後に粉チーズを振って完成! 手間暇かけて作ったおかずみたいです(実際はレンチンしただけなのに)

2品目は、「ねぎ塩だれのつけうどん」。実は筆者、竹せいろで蒸すうどんのおいしさにハマっていました。このガラスせいろを使えば、上段でうどん、下段でつけダレを同時に作れます。しかも、電子レンジで7分(600W)加熱するだけ。

公式レシピにならって冷凍うどんを使ったのですが、できあがったうどんは加熱ムラもなく、全体が「蒸しうどん」らしいモチモチ感のある仕上がり!

麺がモチモチ!

下段で作った「ねぎ塩ダレ」も、加熱されてクッタリしたねぎと豚バラ肉が絡んで、かなり高クオリティにできました。

このねぎ塩ダレがおいしかった!
安定して作れる量が1人前だけであることがネックですが、味はめちゃくちゃおいしくてオススメのレシピです

食材がこびりつきにくいガラス製だから、キレイに洗える

そして、この製品の大きなポイントがこちら。ハリオ自慢の耐熱ガラス製の本体は、食材がこびりつきにくく、せいろと違って洗剤でキレイに洗えるのです。清潔性が気になる人には嬉しいポイントでしょう。食洗機に対応しているのも◎。

竹せいろと違って、普段の食器と同じように洗剤でゴシゴシできます

竹せいろのように、しっかり乾燥させないとカビる……といった心配もありません。このメンテナンス性の高さは、毎日でも使える調理器として大きなアドバンテージと言えるでしょう。

そんなわけで、ハリオのガラスせいろを数日間使い込んでみて感じたのは、竹せいろの代わりというより、「せいろの利点を取り入れた、優秀な電子レンジ調理器」だということ。

正直に言えば、天然素材の竹せいろには、蒸し上がりの風味や “情緒” みたいなものがあり、それは間違いなく魅力です。しかし、火を使わない安全性があって「ほったらかし料理」ができるとか、お手入れのしやすさという点で、ハリオのガラスせいろは圧倒的。

あと、作ったおかずをガラスせいろに入れてフタを閉め、そのまま冷蔵庫に入れることもできます。保存容器としても使える利便性があるのは、地味ながらも利点ですよね。筆者のようにすでに竹せいろを持っている人が、追加で電子レンジ調理器として導入するのもアリだと思います。

ハリオのガラスせいろは、すでに竹せいろを使っている人にも、これからせいろデビューしたい人にも、「せいろ」に興味があるすべての人におすすめできる逸品でした。

杉浦みな子

オーディオビジュアルや家電にまつわる情報サイトの編集・記者・ライター職を経て、現在はフリーランスで活動中。音楽&映画鑑賞と読書が好きで、自称:事件ルポ評論家、日課は麻雀……と、なかなか趣味が定まらないオタク系ミーハーです。 執筆履歴はhttps://sugiuraminako.edire.co/から。