やじうまミニレビュー
さまざまな生活シーンに寄り添う香りのタブレット
by 座間 佳子(2015/6/2 07:00)
小さく分割して、自分サイズで使いやすく!
人間の五感の中で、もっとも記憶と結びついているのが嗅覚とも言われています。つまり、それだけ「香り」は印象に残る、ということですね。
その「香り」を日常的に携帯する……それも、さり気なくおしゃれに。それが、リトゥの「フレグランスタブレット」です。
メーカー名 | retaW(リトゥ) |
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製品名 | フレグランスタブレット「BARNEY」「EVELYN」 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 各1,080円 |
タブレットというネーミングが表すように、それはとても小さくて、ちょっと見にはガムかな? と思うような形状。でもよく見れば、厚いシート状の紙に香りが閉じ込めてあります。
しかも1シートは8つに分割できるので、カットの仕方で香りの強さが調節可能。小さく分けてほんのりと、2つ3つと合わせてもう少し香らせる……。使い方次第で香りを携帯したり、まとわせたりできる「紙香」なのです。
いくつかある香りの中から今回は、透明感のある石けんの爽やかな香り「BARNEY」と、シャンパンとベルガモットをブレンドした果実の香り「EVELYN」の2種類を購入しました。
クローゼットに入れたり、タオルや寝具と一緒に置いたりするのはもちろんのこと、上着のポケットやバッグ、リビングの片隅、車の中など、使うシーンは多岐にわたります。
また、分割した1ピースは25㎜四方とミニサイズなうえに薄さも1㎜程度。財布やパスケース、名刺入れなど、今まであまり香りと結びつかなかった小さなスペースとの相性も抜群です。
決して too muchではない自然な香りがうれしい
最近は、香り関係の商品がたくさん出回っていますが、中には、「ちょっとこの香りはいまひとつ……」と思うものも少なくありません。安っぽい香りを強く感じると、かえって不快感を招くこともありますよね。
その点、このフレグランスタブレットの香りは、ナチュラルでなにげない印象。それもそのはず、このリトゥは、最新のスキンケア医学と天然オイルのブレンド技術によって生まれた、TOKYO発のブランドなのです。ブランド名のリトゥ(retaW)の由来も、英語のWaterの逆読みとか。潤いやリラックス感を大切にしていることがうかがえます。
香りは数種類あり、気分やTPOで選べます。押しつけがましくないのに個性が感じられるフレグランスがラインナップ。小さく軽く見た目もしゃれているから、ちょっとしたギフトなどにも喜ばれそう。
透明な真空パックでパッケージされているため、品物はしっかり見えても開封するまではまったく香りません。が、ひとたびオープンすれば、ふわりと芳香が広がり鼻をくすぐります。一度開けてしまうと真空状態には戻らないので、分割した後の未使用分は、ファスナー袋などの密閉できる入れ物で保管したほうがいいでしょう。
さり気なく感じる香りと共に、記憶のひとコマにも残る……。25㎜四方の小さな世界が、あなたの存在感を無限に広げてくれそうな、ちょっと粋なフレグランスグッズです。