やじうまミニレビュー

離乳食をあげるなら「なにげないけどすごいスプーン」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
マーナ「なにげないけどすごいスプーン」

 赤ちゃんに離乳食をあげる時に使うスプーン。木製、ステンレス製、ゴージャスに銀製などいろいろな素材があり、先端が丸いもの、四角いものと形もさまざまです。

 このたび最高に使いやすいと思われる離乳食スプーン「なにげないけどすごいスプーン」を見つけたのでご紹介したいと思います。本来はこれ以外の用途にも使えるのですが、とにかく離乳食にぴったりなのです。

メーカー名マーナ
製品名なにげないけどすごいスプーン ブルー
購入場所Amazon.co.jp
購入価格972円

 料理研究家の小林カツ代さん監修で、実用性は折り紙つきです。

 スプーンの本体サイズは152×29×12mm(幅×奥行き×厚さ)、重さは約30g。材質には硬度の異なる2種類のシリコーンゴムが使われており、先端は柔らかく、柄の部分は硬く出来ています。耐熱温度は190℃、耐冷温度は-40℃です。

 カラーはライトブルー、ピンク、グリーンの3種類で、おしゃれなグラデーションになっています。今回はライトブルーを購入しました。

パッケージ
先端は柔らかく、柄は硬いシリコーン製
背面
柄にはニコちゃんマークが型押しされている

口の周りに付いた食べ物がとにかく集めやすい

持ちやすく使いやすい

 赤ちゃんに離乳食をあげる際に必要な動作は「お皿の中で大きい具材を切るorつぶす」「赤ちゃんの口にジャストサイズ且つポロポロ散らばらないように食べ物をまとめる」「口に運ぶ」「口の周りに付いた食べ物を集め、また入れる」の4つなのですが、意外と大変なのが最後の「口の周りに付いた食べ物を集める」という部分です。

 これを硬い金属製のスプーンでやると赤ちゃんも不快なのか顔を背け、時には振り上げた手が直撃してご飯ごとスプーンが飛ばされてしまうことも。

 私にも経験がありますが、その時のママが受ける精神的ダメージは意外と大きいものです。ですが、このスプーンは柔らかく、かつ適度なコシもあり、角は丸く、先端は平らでとにかく口の周りに付いたものが集めやすい。なので、赤ちゃんが嫌がる間もなくもう一度食べさせられるようになりました。

食器に当たる音がせず、静かに使える

 先端部分が透明なので食べ物の色が分かりやすいのもポイント。万一スプーンの裏側に糸くずなどが付いていても、すぐに気づいて取り除くことが出来ます。

 食器に当たるカチャカチャ音がしないのも、ピリピリしがちな食事をゆったりとしたものに変えてくれます。

 少ないながらデメリットも。まず材質上色移り・匂い移りは避けられず、ミートソースやカレーなど、色や匂いの強いものに使った後はすぐに洗わないと染み込んでしまいます。その場合は洗剤の漬け置き洗いで綺麗になりますが、ちょっと面倒な点です。

 また、先端部分に比べて柄の部分が太くて重いので、子供用の小さな食器に入れておくと食器から転がり落ちてしまうことがあります。柄の方は少々持ち辛くなっても良いので細く軽く改良して、器から落ちにくいようにして頂きたいものです。

先端は透明で食べ物の色がわかりやすい
器から落ちやすい所が玉にキズ

 と、少々の難点はありますが、大きなメリットの方が勝ります。個人的には友人の出産祝いに必ず付け加えたいほどの一押しの商品です。

 悩み多い離乳食期を少しでも楽に乗り切るために、ぜひ試して頂きたいと思います。

川端 衣里