やじうまミニレビュー

ごはんをお皿代わりに使える! キュートな「おいし~CUP」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
アーネスト「食べる器 おいし~CUP」

 我が家では、毎週土曜日のランチはおにぎりと決まっているほど、家族全員おにぎりが大好き。そこで、ごはんを器にしておかずを中に入れる「食べる器 おいし~CUP」を買ってみることにした。今まで食べたことがないカタチなので、子供達がどんな反応をするのか楽しみだ。

メーカー名アーネスト
製品名食べる器 おいし~CUP
購入場所Amazon.co.jp
購入価格972円

作り方は簡単! 焼くのでしっかりした“ごはんの器”に

 セット内容は押し具、カバー、本体カップ、作り方・アレンジ集。自分で準備しなければならないのは、シリコーン樹脂加工のアルミホイル。あとは、ごはんと好きなおかずを用意しておく。

セット内容はたったこれだけ。左から押し具、カバー、本体カップ。簡単にできそう
ふつうのアルミホイルは使えない。必ずシリコーン樹脂加工のアルミホイルを使う

 ごはん1合(340g)で、5個分のごはんカップを作ることができる。1個に詰めるごはんの量は、60~70gだ。まぜごはんにする場合は、先に具を混ぜておく。今回は、ケチャップと鮭の2種類を作ることにした。

 ごはんカップの作り方は簡単だ。本体カップにシリコーン樹脂加工のアルミホイルを敷いて、ごはんを入れる。その上からカバーをし、押し具をはめてギュッとご飯を押し、成形する。

本体カップにアルミホイルをセット
ごはんを平らに入れる
押し具を真ん中に刺す
ギュッ! と押し込む

 成型したら本体カップからアルミホイルごと外し、そのままトースターで焼く。1,000Wのトースターなら、約8~9分ほど加熱する。表面に少し焦げ目ができれば、おにぎりカップの完成だ。

 ごはんを押し固めており、表面を焼いているので、持った感じは想像よりも固く、しっかりしている。

カップの形に成形された
トースターで焼く
出来上がり。もっと崩れるかと思ったが、しっかりしている

外側はカリッ、内側はふんわりの焼きおにぎり

 シリコーン樹脂加工のアルミホイルを使っているので、ごはんはポロッととれた。ふつうのアルミホイルを使うとごはんがくっついて取れにくくなるので、必ずシリコーン樹脂加工タイプを使うようにしよう。

 できあがったごはんカップは、少し焦げ目がついている。食感は焼きおにぎりと同じで、表面はカリッとしていて、中はふんわりしている。香ばしくておいしい。

 器には、ミートボールやソーセージなどを盛り付けた。盛り付けはセンスが問われるため、ちょっと心配だったが、思いのほか簡単だった。ごはんカップはお花の形で、かわいらしいので、あまり手の込んだものを入れなくても、十分キュートな出来映えとなる。

 たこさんウインナーや、チーズで目をつけたミートボールを入れるだけでも、キャラ弁が得意なママになった気分になれた。初心者はパッケージ裏側の取説通りに作れば、かなり華やかにできるので、参考にしていただきたい。

ミートボールやソーセージ、スクランブルエッグなどを入れてみた。かわいい!
子供に大人気だったミートボール。市販のミートボールにくり抜いたチーズと海苔で目を作り、貼り付けただけ。「まっくろくろすけみたい!」と大はしゃぎ

 注意していただきたいのは、中のおかずを無理に入れようとするとごはんカップが崩れること。小さめに切った具材や、スクランブルエッグやマッシュポテトといったやわらかいものを入れるとよいだろう。

子供が大はしゃぎ! そんなに手間がかからないのにカワイイ

キャラ弁やお料理が苦手でも、手作り感がアップするのもうれしい。小さな子供でも食べきれる直径約8cmのごはんカップ。大喜び&大興奮で大騒ぎ!

 パッケージを見ると「お弁当にも」とあるが、個人的にはお弁当にはあまり入れたくない。ごはんの器におかずを乗せているだけなので、小さい子にはちょっと食べにくいのだ。まだ手や口が小さい子供は、持って食べるとボロボロとこぼしてしまう。

 持ち運ぶ際も、お弁当箱を振ってしまったり、傾けてしまったりすると、中身が飛び出てしまう。外に持って行くなら、親がお弁当を持っていき、子供の様子を見ながらみんなで食べれば安心だ。

 我が家のように共働き家庭では、凝った料理やキャラ弁はなかなか難しい。ちょっぴり罪の意識を感じている私のようなママでも、「おいし~CUP」を使えば、かわいくできる。この程度の手間なら休日のランチでもサッと作ることができて嬉しい。食事作りがちょっと面倒なときは、ごはんカップにおかずを入れるだけでも、子供は大喜びだ。

 一年を通して、ちょっとしたホームパーティーや行事、休日のランチで活躍してくれそう。「子供のためにかわいく飾りたいけど、時間もスキルもないからできない」とあきらめているママの味方になってくれる、頼もしいアイデアグッズだ。

石井 和美