やじうまミニレビュー
電気不要! ハンドルを引くだけでみじん切りできる「ハンディチョッパー」
by 石井 和美(2015/4/8 07:00)
家族が多いと、餃子などを作るときにみじん切りする野菜の量が多い。フードプロセッサーを使えばあっという間に細かく切ることができるが、わざわざ棚から出して電源を入れて使うのも億劫……という方も多いだろう。
そこで今回は、手軽に使える手動みじん切り器「ハンディチョッパー」をご紹介する。
メーカー名 | ティファール |
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製品名 | ハンディチョッパー 900ml |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 4,855円 |
ハンディチョッパーはハンドルを引くだけのシンプル操作で、2枚の刃が動き、スピーディーにカットできるみじん切り器。軸に固定されていない上の刃が、下の刃より高速で回転するようになっており、2枚の刃が別々のタイミングで動く。そのため、食材がひっかかりにくく、ハンドルを引く力も軽減される。
セット内容はふた、本体、刃部、収納ケース、ブースター。刃はとても鋭利なため、使わないときは収納ケースにしまっておく。本体のサイズは120×106mm(直径×高さ)。ハーブなどの葉物やにんにくなど軽い食材を使うときには、底に沈んだ食材を上に持ち上げてカットしてくれるブースターを使用する。
はじめに容器に刃部をセットする。次に食材を2cm角にカットして入れる。ハンバーグ用に玉ネギをザクザクと適当に切って入れてみた。
あとはカチッと音がするまでフタを回してロックし、ハンドルを引くだけ。
人間工学に基づいてデザインされたというハンドルは、手にフィットして引きやすい。ハンドルのヒモは約50cmで、水平に引くとスムーズに引っぱることができる。最初は引っかかるような感覚があるが、2~3回ほど回転させて具材が細かくなると、スルスルと引けるようになる。子供でも難なくできた。
玉ネギのミジン切りは目が痛くなるが、ハンディチョッパーを使えば十数回ハンドルを引っ張るだけで終わる。4人分のハンバーグで使った玉ネギ1個なら、1回の使用で終わった。
大量のキャベツ&ニラ、少量のにんにくもあっという間
餃子用にキャベツをみじん切りにしてみた。それぞれ適当なサイズに切って、ハンドルをビュンビュン引っ張る。我が家は育ち盛りの子供がいるので餃子も一度にたくさん作るのだが、これがあれば時間がかからない。
葉物だけでなく、にんにくもブースターを使って簡単にできた。ただ、少ない分量だったせいか、容器の内側に飛び散ってしまった。スプーン等で落として使ったが、包丁でみじん切りするよりもラクで、手やまな板にニオイがつかないのでありがたい。
離乳食にもぴったり! サツマイモペーストも簡単にできる
ふかしたサツマイモを試したところ、見事なペースト状になった。しっかり刃を回転させることで繊維も断ち切ってくれるので、驚くほどなめらかで口当たりがよい。
離乳食作りで苦労している親御さんなら、便利に使えそうだ。サツマイモなどをつぶす場合は裏ごしする方法が定番だが、ハンディチョッパーならその必要はない。
砂糖は使わず、バターを少し入れたスイートポテトを作ったところ、家族にとても喜ばれた。これなら赤ちゃんだけでなく、小さな子供にも安心して食べさせることができる。さらに、サツマイモやカボチャを使った、素朴なお菓子も簡単に作ることができそうだ。
なお、お手入れの際、気をつけなければならないのはフタが洗えないこと。フタについた野菜などは、ぬれた布巾やキッチンペーパーでサッと落ちる。内部に水が入ってしまうと正常に動作しなくなる恐れもあるので、注意していただきたい。もし入ってしまった場合は、中の水を乾燥させて元に戻しておく。
料理の時短につながる、手動チョッパー
刃は勢いよく回転するが、ふたをしっかりとロックできるので、途中でフタが開いて刃が飛び出るといったこともなく、安心して使うことができた。子供も喜んでお手伝いしてくれるので、とても助かっている。
コンセントにプラグを差したり、コードをまとめたりといった面倒がなく、サッと使えるのが何より嬉しい。「フードプロセッサーは使いこなせないかも……」という方、週末にまとめ買いをして一度にたくさん作る方、赤ちゃんや小さなお子さんがいる方は、特にお試しいただきたい。料理時間の短縮につながり、一度使うと手放せなくなる便利な製品だ。