タイマー付きで半身浴がはかどる! 無印「デジタルバスクロック」

無印良品「デジタルバスクロック」

　1日の終わりのお風呂は、疲れをとるだけでなく美容タイムにもしている。浴槽のお湯をスチーム代わりにして、毛穴を開かせてフェイスマッサージをしたり、ヘアパックをしたりと有効に使えるからだ。

　しかし、パックなどは5～10分など使用時間が決まっている。自宅の浴室には時計がなく、非防水のスマホを持ち込むのも微妙でいつも適当に済ませていた。そこで購入したのが、無印良品の「デジタルバスクロック」(以下、バスクロック)だ。

　デジタル式の時計であるバスクロックは、タイマー、温度計、日付け表示機能も備える。IPX4レベルの防まつ性能を持ち、水中に沈めたりはできないが、濡れた手で触ったりシャワーなどで飛んできた水からは保護できる。

　タイマー機能では、カウントダウンとカウントアップが行なえ、どちらも99分99秒まで対応する。

　操作ボタンは、「START/STOP」と「RESET」、時刻やタイマーを調節する「+」「-」ボタンがある。

正面。時刻のほかに、タイマー、温度、日付けを表示する

背面。操作ボタンは「START/STOP」「RESET」「+」「-」の4つ

電源はリチウムボタン電池(CR2032)。カバーはコインなどを使うと開けられる

　まずは日付けと時刻を設定。本体裏の操作部から「START/STOP」と「RESET」ボタンを同時に2秒以上押すと設定モードになるので、+と-のボタンで調節する。あとは、浴槽の端など、あまり水がかからない場所に置いておくだけだ。

　タイマーでは主に、カウントダウン機能を使った。ヘアパック用として5分に設定しスタート。小型なので片手で使え、操作ボタンが背面にあっても調節しやすかった。

　なおタイマーは、+と-ボタンで調節するが、軽く押すと1秒で長押しすると30秒ずつ進む。5分なので長押しで操作したが意外と難しく、ボタンを離すタイミングによっては5分30秒や6分になってしまうこともあった。

　設定した時間になると、ピピピ……ピピピ……と音が鳴る。一般的な目覚まし時計のようなアラーム音で、音量は大きめ。パックをしながらうたた寝しそうになっても、きちんと知らせてくれるので安心だ。

小型で手のひらサイズ

操作ボタンは背面にあるが片手で操作しやすい

　浴室に置いて1カ月ほど経つが、今のところ壊れたりせず不具合はない様子。水中には沈められないので、お湯の張った浴槽に落としてしまったら……と心配したが、小型なので隅に置けば落ちることはなかった。

　液晶もくもることがなく、長時間お風呂に入っていても表示は見やすい。タイマーなどの文字は小さいが、浴室内で遠くから見ることもないので問題なかった。

浴槽の隅に置いた

シャワーの水滴がかかっても大丈夫。くもらないので見やすい!

　最初はヘアパック時などのタイマーにと思っていたが、ほかにも便利だったのはお湯張りをするとき。自宅の浴室は自動の湯沸かし機能がないので、いつも様子を伺いながら浴槽にお湯を張っていた。しかし、バスクロックのタイマーを使えば、何度も見に行かなくてもアラームが知らせてくれる。

　アラーム音は大きいが、さすがにお湯の流れる音の方が大きかった。なので、お湯張り時だけ脱衣所にバスクロックを移してみたら、10mほど離れたリビングにいてもしっかり聞こえてきた。

　用途に合わせて、さまざまな使い方ができるバスクロック。お風呂だけでなく、キッチン用の時計としても便利だろう。