やじうまミニレビュー
オリジナルのフレーバードリンクが作れる「フレーバーボトル」
by すずまり(2014/3/13 07:00)
筆者は、本誌でもご紹介した「ソーダスパークル」で作った炭酸水を愛飲している。飲みたいときにボトル1本分の炭酸水を作れるので、場所も取らず買い置きの必要もなく、非常に重宝している。唯一物足りなさを感じることがあるとすれば変わらない“味”のみ……。しかし 「フレーバーボトル」があれば、好きな風味の炭酸水が楽しめることが分かった。
輸入元 | アントレックス レッドワークス事業部 |
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製品名 | アクアジンガーフレーバーボトル(ブルー) |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,955円 |
ひねる、つぶす、混ざるの3ステップ。フルーツ果汁で味付けできる搾汁機能付きボトル
「フレーバーボトル」とは、生のフルーツ果汁を使って、ナチュラルかつオリジナルのフレーバーウォーターを生み出せるアイテムだ。
本体サイズは79×240mm(直径×高さ)で、容量は400ml。フルーツを入れる下容器と、刃のついたフィルター、液体を入れる上容器とキャップの4つで構成されている。
使い方は、下容器にカットしたフルーツを入れてフィルターをセットし、上容器を取り付けてねじると、中の刃が回転してフルーツをつぶし、果汁を搾ることができる。
その状態で上容器の口から水を注ぎ入れると、フィルターを通して下容器の果汁と混ざる。あとは、飲む前に上下に振って混ぜればできあがりで、実に簡単だ。流し込むのは水だけでなく、炭酸水もOK。炭酸水を使うときは、そっと混ぜればよい。
フルーツの組み合わせ次第でオリジナルのドリンクに
まずは旬のイチゴと水で試したところ、とても薄い果汁水という印象に仕上がった。ほんのりフルーツの香りがする水が好き、という方なら問題ないかもしれない。しかし少量の果汁を大量の水で薄めているので、口に含んだときのインパクトはかなり物足りない。
そこで水を炭酸水に変えてみたところ、印象は一変! 実にフレッシュな「イチゴ風味の炭酸水」になったのである。風味としては効いており、そのままゴクゴク飲めるようになった。特にお風呂上がりにちょうどいい。
続いて気に入ったのが、グレープフルーツを使った炭酸水だ。グレープフルーツの果肉に少々のオレンジをプラスしたところ、さわやかなドリンクになった。甘くないので大人の味。もっと酸っぱくていいならライムやレモンを加えてもいいだろう。作りたてならビタミンも摂取できそうだし、クエン酸も含まれる。夏になったら、さらにありがたく感じられる可能性大だ。
このように入れるフルーツの組み合わせ次第で、風味を自由に変えられるのも「フレーバーボトル」のメリットだ。
ボトルの容量は400mlあるので、1回にカップ2杯分は作れる。果汁や香りが楽しめるうちは、継ぎ足して使っても構わない。飲むたびに果汁を手搾りで加えてもいいのだが、その一手間が面倒に思えてしまうことは多い。「フレーバーボトル」はまとめて作れることと、果肉や皮を浸しておくことで、長く風味を保てることにメリットがあるように感じた。
ただし、あくまでも生ものであり、保冷容器ではないので、飲み残しは冷蔵保存が前提だ。3日以上経過しないように気をつけよう。
ちなみに、搾汁機能だが、搾れる量に限界がある。というのも、刃の回転は上容器が固定されたら止まってしまうし、ブレードは同じ場所を移動するだけなので、道ができてしまうと周辺の果肉まで及ばないのである。もし水や炭酸水を追加する場合は、いったん飲みきったあとボトルを外し、果肉を少し混ぜるか、手動で押しつぶすなどするといいだろう。ただし、あまり細かくしてしまうとフィルターが目詰まりするのでほどほどがいいようだ。
糖分と出費の両方を抑えられるかも!
人工的な原料を使わないフレーバードリンクが、好きなときに楽しめる「フレーバーボトル」。実際に飲んでみるまでは半信半疑だったが、確かにこれは健康的でいいかもしれない。水で楽しむか、炭酸で楽しむか。筆者は炭酸がお気に入りだが、工夫次第でさらなるアレンジもできそうだ。
フルーツ果汁だけなら砂糖は使わないので、カロリーオーバーの心配もない。使い終わった果肉はそのまま食べられる。炭酸の刺激が残っているうちなら、ドリンクの具という感覚で抵抗は少ないだろう。
ペットボトルのジュースをよく飲むという方は、「フレーバーボトル」に変えると糖分の摂取が抑えられるだけでなく、出費も抑えられるのではないだろうか。