2つのブレードでピザを切るスクーター型ピザカッター

KIKKERLAND「IL MOTORINO PIZZA CUTTER」

　今回は、個性的なデザイン雑貨を扱うKIKKERLANDのピザカッター「IL MOTORINO PIZZA CUTTER」を紹介しよう。

　このピザカッターは、スクーターを模したデザインと、前輪と後輪がピザを切るブレードになっているのが特徴。ヘッドライトやシート、スタンドなど、一目見てスクーターと分かるようなデザインが施されている。子供に見つかると、おもちゃ扱いされそうなくらいかわいらしいアイテムだ。

ヘッドライトやウィンカー、ハンドルを模したデザインが施されている

シートにも同乗者が持つタンデムベルトのようなものがある

スタンドは足置きの下にある。引き出すとスクーターが立つ

　実際に切ってみる。ピザは、直径25cmのものを用意した。このピザカッターにはブレードが2つついているので、それをうまく使って、いつもよりも速くピザを一刀両断できるかを試してみた。

　どうやったら前輪がうまく使えるかを考えながら、何度か持ち方を変えてテーブルの上で動かしてみたが、シートの部分を持って動きを安定させつつ後輪に力を伝え、人差し指、もしくは中指でグローブボックス(またがった時に膝元にある小物入れ)付近を押して前輪に力を加えるやり方が、個人的には一番やりやすかった。

　ブレードの切れ味は、価格が1,000円未満のどこにでもある(現在愛用している)ピザカッターと同じくらいで、普通に使える。2つのブレードがあることで、いつもよりも速くピザを切ることができた。

直径25cmのピザを切り分ける。ピザカッターは、スタンドを使って立ててある

早速切ってみる。後輪がピザの耳に合うようにピザカッターを置く。この時点で前輪はピザの中央付近にある

いつも使っているピザカッター。今となっては、ブレードが1つというだけでなぜか頼りなく見えてしまう

　ピザを切ることに関して特に不満はなかったが、ピザカッターを洗うときに、気になる点が1つだけあった。それは、ブレード(刃)とカバー(泥よけ)の隙間が洗いづらいことだ。

　ブレードは、洗剤をつけたスポンジで回転させながらこすればきれいになるが、隙間に残ったカスや油汚れなどを落とすのはかなり手こずる。爪楊枝を使ったり、洗剤を垂らした水につけておくなどして対処するといいだろう。

ブレードは回転させながら洗うときれいになる

隙間は、水で流すだけでは汚れを落とせない

　正直、デザインがかわいいから、切れ味はあまり良くなくてもいいやと思っていたが、実際に使ってみるとピザカッターとして普通に使えるアイテムだった。これなら、ホームパーティーや子供の誕生日などで、会話のネタになる実用品として喜ばれそうだ。普通のピザカッターは、使わない時はキッチンの収納にしまうものだけど、これはスタンドを使ってリビングやダイニングに飾ってもいいかもしれない。