やじうまミニレビュー

KIKKERLAND「Tape Timer」

~メジャーを引っ張り出すデザインがかわいいキッチンタイマー
by 川村 章


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


Tape Timer

 いきなり侘びしい話しで恐縮だが、夕食の献立を考えるにあたり、食事の材料を買ってもいいしどこか店に入ってもいいなどと妄想が膨らんだところで、財布の中身が7円だった(実話)ということに気づく時がある。

 今日のご飯は買い置きのスパゲティの乾麺か、あるいはカップ麺か。味気ない食事はお湯の沸く時間を待つのも寂しいものだが、今回はそのちょっとした時間を測る時にも楽しめるキッチンタイマーをご紹介したい。


メーカーKIKKERLAND
製品名Tape Timer
希望小売価格オープンプライス
購入場所楽天市場
購入価格1,800円

 「Tape Timer」は、ほぼ正方形のアルミ製の台に丸いリング状の取っ手が着いた、一風変わったキッチンタイマーだ。台周りの大きさは500mlペットボトル程度。一般的な電子式のキッチンタイマーが名刺大であることを考えると、大きいサイズといえる。

 取っ手は引き出し可能で、この取っ手を引っ張ると台の中からメジャー状のタイマーが引き出される。タイマーの最大計測時間は60分で、1分単位で目盛りが刻まれている。取っ手を一番上まで引っ張ると、60という数字が一番下に現れる。

 必要な時間分だけタイマーを引き出し、手を離すと、カチカチという音と共に、自動的に時間の計測が始まる仕組みだ。時刻設定の細かい調整は、台の裏にあるタイマーと同色のホイールで行なう。

同梱品。パッケージデザインもかわいらしい。説明書は底に入っていたカードのみ。タイマーを60分まで引っぱり、底のホイールで丁度よい時間に調整する。本体正面。ほぼ正方形だが、丸みを持たせたフォルムとなっている。一辺は7cm強本体側面

 引き出したタイマーは、時間が経過するとともに巻き取られ、短くなっていく。すべて本体に巻き取られたら設定時間終了となり、アラームがジリリリリと鳴る。このアラームの音は、目覚まし時計の金属的なベルの音に近く、隣室でドアを閉めていても良く聞こえた。時間を待っている間に、料理以外の作業をしていても、聞き落とすことは少ないだろう。アラームは3秒間ほど鳴り、その後自動で止まるため、アラームを止めに行く必要はない。

底にあるホイールで、細かな時間を調整する。なお、1分単位の調整となると、タイマーが動かずホイールだけが回ってしまうことがあるため、細かい時間調整は難しいかもしれない60分いっぱいに引き出した写真。手を話した瞬間から、カチカチという音とともに巻き取りが始まるタイマー部分
アラームは「ジリリリリ」という目覚まし時計のような音

 「Tape Timer」を数日間使用した感想だが、メリットとしては、時間を測るという行為を視覚的に楽しめ、遠くから見ただけででも残り時間がわかることが挙げられる。本体のデザインもかわいらしく、インテリアとして置いておける形だ。また、カチカチと音をたててゆっくりとタイマーが巻き取られていく様子は、ゼンマイ仕掛けの玩具を見ているような楽しさがある。

 1度鳴るとアラームが自動で止まってくれるのも、別の作業をしているときには止めにいく手間が省けるので非常に便利だった。

 デメリットとしては、寸法が約74×100×74mm(幅×高×奥行)と、キッチンタイマーとしては大きく、台所のスペースによっては置き場所を選ぶ製品だろう。実際に使ってみてもまな板が置きづらいなどの出来事もあった。

 また、目盛りが1分単位で刻まれている上に、底のホイールでタイマーを調整しても、1~2分程度ではタイマーと連動せず、ホイールだけが回ってしまう場合があるため、1分30秒を図るといったような、秒単位での細かい時間計測には向かない。取っ手を引っぱり時間設定を目視で調整する、という作業が必要なこともあり、何度も時間を測る必要がある料理には不向きといえる。

カップラーメンで3分を測る。時間をちょうど3分に合わせるのが難しく、短い時間計測には向いていないかもしれないタイマーとしては大きめのため、台所で使用するには製品を置くスペースが必要となる。ちなみにこのときはシチューを作成したが、計測時間が長く「Tape Timer」を使用するのには適していた

 「Tape Timer」は、細かい時間計測を必要としない料理を作る時に楽しめるアイテムだ。実用的というよりはデザイン重視の製品で、アラームを止める必要もないため、たとえばリビングに置いて出かけるまでの時間をセットするなど、時計がわりに使用する方法もある。インテリアに気を使う相手には、プレゼントしても喜ばれる製品だろう。




2010年 2月 8日   00:00