やじうまミニレビュー

カンミ堂「ココフセン」

~ケースごと本や手帳に貼り付けられるふせん

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カンミ堂「ココフセン」

 今日ご紹介するのは、カンミ堂の「ココフセン」だ。

 ココフセンは、プラスチックのケースに入ったふせん紙で、ケースの裏面に粘着シールが付いており、ケースごと、手帳や本に貼り付けて、必要な時にケースからふせんを引き抜いて使えるというもの。「いつでも、どこにいても、ふせんを手軽に取り出せる状態をつくる」ことをコンセプトに開発されたという。

メーカーカンミ堂
製品名ココフセン
購入場所文教堂書店市ヶ谷店
購入価格399円

 ココフセンは1色ずつケースに収まった4色セットで、1つのケースにつき30枚が充填されている。カラーバリエーションは全9タイプある。

 ふせんケース背面には、全面に粘着加工が施されている。粘着力はふせんよりも強めだが、ふせんと同様に、貼ったり剥がしたりできる。ケースのサイズは18×55mm(幅×長さ)で、取り出したふせんのサイズは12×42mm(同)。なお、この半分の幅のふせんもラインナップしている。

 ふせんはフィルム素材で、半透明。文字や図の上に貼っても、下が透けて見える。

30枚綴りでケースに入っている
厚みは2mm程度で、薄くてかさばらない
半透明のフィルム素材
ケース背面に粘着のりが付いているので、そのまま好きなところに貼れる。剥離紙は付いていない

 ふせんにはもちろん、文字を書くこともできる。試しに三菱鉛筆の油性ボールペン「ジェットストリーム」、パイロットの“消せるボールペン”「フリクションボール」、HBの鉛筆の3本で文字を記入してみた。フィルム素材だが、紙に書くような感覚で文字を書けた。インクの吸着性も良く、こすってもにじまない。さらに、フリクションボールと鉛筆は、しっかりと文字を消すこともできた。消し跡も汚くならないのが良い。

油性ボールペンや“消せるボールペン”「フリクション」、鉛筆で文字が書けた。にじまないのが良い
消せるボールペンや鉛筆はちゃんと消せる

 ケースもふせんも、粘着力が弱まるまで、繰り返し何度も貼れる。ただしケースは、ブックカバーのような紙素材に貼ると、剥がした時に貼り跡が汚くなり、粘着力も弱るので注意したい。

 私はケースをブックカバーに貼っている。ふせんはしおりの代わりに読み進めた場所にマークしたり、気になったページに貼って、あとから整理する際に役立てている。

ケースをブックカバーに貼った
ケースは紙素材に一度貼ると、剥がしにくい
半透明素材なので、ふせんを貼った部分の文字が読める

 また、パソコンのデスクトップモニターの端に貼って、デスクで資料を整理する際にも使っている。このほか、手帳やノートに貼っても便利だ。

パソコンのデスクトップモニターの縁に貼った。いざという時に手に取り出しやすい
貼って剥がせる

カードタイプのふせんも

「ココフセンカード」。ふせんが細いタイプを使用。文教堂書店市ヶ谷店で609円で購入

 ちなみに、ココフセンシリーズには、カード型で持ち運びに便利な「ココフセンカード」も用意されている。カードのサイズは85×49mm(幅×奥行き)で、一般的なカードサイズと変わらない。ふせんの素材は、前述のココフセンと同じフィルムだ。

 カードの厚さはわずか1.5mmと薄いため、手帳や財布に挟んで持ち歩いている。必要な時に取り出して、手帳やメモ帳などに使えるので便利だ。台紙はプラスチック素材でしっかりしているので、ふせんが折れにくい点も気に入っている。

一般的なカードサイズ
手帳に挟んで持ち歩いている
必要な時にさっと取り出せる
厚さ1.5mm程度と薄型なので、財布に入れて運ぶことも可能

 ココフセンとココフセンカードに共通する良いところは、ケースが薄型で持ち運びやすい点と、ふせん自体がフィルム素材なので、折れにくく、水に濡れても大丈夫で、耐久性が高い点だ。

 紙のふせんに比べて割高だが、ケース入りであることや、貼って剥がして、繰り返し使えることを考えれば十分に元が取れると思う。皆様も毎日の情報整理に、使ってみてはいかがだろうか。

小林 樹