やじうまミニレビュー
カンミ堂「ココフセン」
~ケースごと本や手帳に貼り付けられるふせん
by 小林 樹(2013/7/29 00:00)
今日ご紹介するのは、カンミ堂の「ココフセン」だ。
ココフセンは、プラスチックのケースに入ったふせん紙で、ケースの裏面に粘着シールが付いており、ケースごと、手帳や本に貼り付けて、必要な時にケースからふせんを引き抜いて使えるというもの。「いつでも、どこにいても、ふせんを手軽に取り出せる状態をつくる」ことをコンセプトに開発されたという。
メーカー | カンミ堂 |
---|---|
製品名 | ココフセン |
購入場所 | 文教堂書店市ヶ谷店 |
購入価格 | 399円 |
ココフセンは1色ずつケースに収まった4色セットで、1つのケースにつき30枚が充填されている。カラーバリエーションは全9タイプある。
ふせんケース背面には、全面に粘着加工が施されている。粘着力はふせんよりも強めだが、ふせんと同様に、貼ったり剥がしたりできる。ケースのサイズは18×55mm(幅×長さ)で、取り出したふせんのサイズは12×42mm(同)。なお、この半分の幅のふせんもラインナップしている。
ふせんはフィルム素材で、半透明。文字や図の上に貼っても、下が透けて見える。
ふせんにはもちろん、文字を書くこともできる。試しに三菱鉛筆の油性ボールペン「ジェットストリーム」、パイロットの“消せるボールペン”「フリクションボール」、HBの鉛筆の3本で文字を記入してみた。フィルム素材だが、紙に書くような感覚で文字を書けた。インクの吸着性も良く、こすってもにじまない。さらに、フリクションボールと鉛筆は、しっかりと文字を消すこともできた。消し跡も汚くならないのが良い。
ケースもふせんも、粘着力が弱まるまで、繰り返し何度も貼れる。ただしケースは、ブックカバーのような紙素材に貼ると、剥がした時に貼り跡が汚くなり、粘着力も弱るので注意したい。
私はケースをブックカバーに貼っている。ふせんはしおりの代わりに読み進めた場所にマークしたり、気になったページに貼って、あとから整理する際に役立てている。
また、パソコンのデスクトップモニターの端に貼って、デスクで資料を整理する際にも使っている。このほか、手帳やノートに貼っても便利だ。
カードタイプのふせんも
ちなみに、ココフセンシリーズには、カード型で持ち運びに便利な「ココフセンカード」も用意されている。カードのサイズは85×49mm(幅×奥行き)で、一般的なカードサイズと変わらない。ふせんの素材は、前述のココフセンと同じフィルムだ。
カードの厚さはわずか1.5mmと薄いため、手帳や財布に挟んで持ち歩いている。必要な時に取り出して、手帳やメモ帳などに使えるので便利だ。台紙はプラスチック素材でしっかりしているので、ふせんが折れにくい点も気に入っている。
ココフセンとココフセンカードに共通する良いところは、ケースが薄型で持ち運びやすい点と、ふせん自体がフィルム素材なので、折れにくく、水に濡れても大丈夫で、耐久性が高い点だ。
紙のふせんに比べて割高だが、ケース入りであることや、貼って剥がして、繰り返し使えることを考えれば十分に元が取れると思う。皆様も毎日の情報整理に、使ってみてはいかがだろうか。