やじうまミニレビュー
レック「激落ちメガネ・スマホクリーナー」
~超極細繊維“ナノワイパー”が指紋を絡め取る
by 小林 樹(2013/7/25 00:00)
キッチンや水回りの掃除は、レックの「激落ちくん」シリーズのお世話になっている。激落ちくんとは、洗剤を使わずに手軽に汚れを落とせるクリーナーシリーズで、用途に合わせてスポンジやウェットシートなど幅広くラインナップしている。弊誌では、年末の大掃除グッズ特集でも紹介している。
今回試したのは、メガネのレンズやスマートフォンの液晶画面の汚れを落とす「激落ちメガネ・スマホクリーナー」だ。本当に“激落ち”するのだろうか? 試しに使ってみることにした。
メーカー | レック |
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製品名 | 激落ちメガネ・スマホクリーナー 30包 |
購入場所 | Amazom.co.jp |
購入価格 | 397円 |
激落ちメガネ・スマホクリーナーのパッケージサイズは64×43×110mm(幅×奥行き×高さ)で、紙箱の中に、個別包装されたシートが30枚入っている。各包装のサイズは60×2×75mm(同)で、とても薄い。
開封してシートを取り出すと、100×135mm(縦×横)程度の白くて薄いシートが出てきた。シートは水とアルコール成分を含み、除菌も期待できるという。
取り出してすぐのシートは湿り気を帯びていて、鼻を近づけると、微かにお酢のような匂いがしたが、しばらく経つと乾いて匂いも消えた。
さっそくメガネとスマートフォンを拭いてみると、一拭きで効果が出た。サラッとレンズや液晶画面を撫でるだけで、脂汚れや指紋が消えた。シートは湿り気を帯びたウェットシートだったが、水分はすぐに揮発して、拭き跡が残らない。同僚にもメガネを拭いてもらったところ、レンズの曇りが一拭きで消え去り、その効果には一同納得した。
同じように、皮脂で汚れた手鏡もスッキリ。ひどい汚れでも、何度かシートを往復させることで、どんどん落ちる。
なぜ、こんなに簡単に汚れを落とせるのか。その秘密は、シートの素材として採用されている三菱製紙の「ナノワイパー」にあるという。
ナノワイパーとは、三菱製紙が独自の手法で作り出した、超極細のアクリル繊維だ。従来の極細繊維よりも細いナノサイズで枝分かれしているため、大小さまざまなすき間を形成して、水や油を素早く取り込む。これにより、レンズや液晶表面を傷つけずに、こびりついた脂汚れや指紋を絡め取る効果があるという。カメラ愛好者には、レンズクリーニング用として使われているそうだ。
ほかにもノートパソコンの本体を拭くのに便利だったし、製品パッケージには、ヘルメットへの使用も推奨されていたので、アイデア次第でいろいろな用途に使えるだろう。
こうしてメガネやスマートフォン、鏡など、いろいろなものの表面をきれいにしてくれた激落ちメガネ・スマホクリーナーだが、1つだけ気になったのは、デスクトップパソコンの液晶画面(非光沢)では効果がイマイチだったこと。どうやら、光沢のある液晶画面のほうが効果がわかりやすいようだ。
最後に激落ちメガネ・スマホクリーナーの良いところをまとめておこう。まず汚れを落とすという点で、“激落ち”という名にふさわしい効果があった。力を入れなくても、繰り返し拭けば頑固な汚れも落ちる。
また、水や洗剤を使わずにきれいにできる手軽さも魅力だ。メガネのレンズを磨くには超音波洗浄器のようなアイテムもあるが、使い捨てのシートタイプのほうが圧倒的に簡単だ。個別包装なので、出先へ持ち運んで気になった時にさっと拭ける点も気に入っている。繊細な繊維素材なので、レンズや液晶を傷つけにくいという安心感もある。
メガネにスマートフォン、タブレット、鏡、パソコンなど、身の回りの愛用品を手入れする際には、ちょっと試してみてはいかがだろうか。