やじうまミニレビュー
AGCテクノグラス「アレンチン シロップメーカー」
~電子レンジで簡単に、生姜や果実のシロップが作れる
by 石井 和美(2013/7/30 00:00)
フルーツがたくさん入ったフルーツソースやコンフィチュールが好きで、よく買っている。無糖ヨーグルトに足す、ケーキに入れる、ホットケーキにかけるといった食べ方をしているが、フルーツのゴロゴロ感がいまひとつ物足りない。しかも、果実感がアップするほど、お値段も高くなっていく。
手鍋でグツグツ煮込んでジャムのような要領で作れば、安く好みのフルーツソースやジャムは作れるが、何せ手間がかかる。もっと手軽に作れるものはないかと探したところ、「アレンチン シロップメーカー」というシロップメーカーを見つけた。電子レンジで簡単にシロップが作れるらしい。さっそく試してみたい。
メーカー | AGCテクノグラス(旧:岩城ハウスウエア) |
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製品名 | アレンチン シロップメーカー |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,011円 |
シロップメーカーはガラス製の容器で、ジンジャーシロップやフルーツシロップが電子レンジで簡単に作れるというもの。本体サイズは140×100×130mm(幅×奥行き×高さ)で、持ち手が付いており、ピッチャーのような形をしている。これで、できあがったシロップを直接かけることができる。
本体重量は300g、容量は500mlだ。付属品として、食材を押しつぶしたり、かきまぜるためのマッシャーのほか、10種類のレシピが付いている。
季節のフルーツを入れてフルーツシロップ作り。簡単でおいしい
さっそく、スーパーでブルーベリーを買い、ブルーベリーシロップを作ってみた。
本体にフルーツとグラニュー糖を入れてから、電子レンジで1分半加熱する。電子レンジから取り出し、マッシャーでフルーツを潰す。さらに、水とレモン汁を加え、1分半加熱すれば完成だ。ブルーベリーは切る手間もないので、計量から加熱完了まで7~8分で完成してしまった。
いつもフルーツソースやジャム作るときは大変なので、気合いを入れて作り始めたのだが、あまりにも簡単すぎて気が抜けた。
果肉のつぶし加減は自分で調節できるので、ゴロゴロしたフルーツソースができてとてもうれしい。いつも果肉感が少ないフルーツソースやジャムに不満だったが、これなら満足だ。少し煮詰めたようなとろりとしたソースもおいしそうだ。
かき氷にかけてみたが、ブルーベリーがたくさん乗ったかき氷ができた。市販のかき氷シロップより甘味は薄いが、フルーツの香りがよく、贅沢な味だ。
パンケーキにものせてみた。これに生クリームを添えれば外で食べたような出来になるが、なくてもさっぱりしていておいしい。もう少し彩りと盛り付けをきれいにすれば、人気のパンケーキショップで食べているような気分になれる。
我が家ではホットケーキといえばバター+はちみつだったが、バリエーションが増えたので子供たちも喜んでいる。
キウイシロップはパウンドケーキに混ぜてみた。果肉感たっぷりでフルーティ
次にキウイシロップも作って、パウンドケーキに入れてみた。キウイは果肉が残るジャムやソースは、市販品ではあまり見かけることがないが、シロップメーカーで作れば簡単だ。
ケーキの中にもキウイの果肉が残り、香りもよく、甘酸っぱい。ドライフルーツのケーキもおいしいが、生のフルーツが入ったケーキも、しっとりしていて食べやすい。手軽にできるので、おすすめしたい。
残ったキウイのシロップは、ヨーグルトにかけて食べた。爽やかな酸味が絶品だ。
生姜ダイエットにぴったり。大人味のジンジャーソーダや生姜焼きも
このところ暑い日が続いているので、スッキリと甘すぎないジンジャエールが飲みたくなり、ジンジャーシロップを作った。生姜は血行を良くして身体を温める効能があり、料理だけでなく、紅茶やお茶に足して楽しむこともできる。
まず、生姜を100g用意する。スーパーで購入した大きめの生姜1袋をすべて使い切る量だ。皮をスプーンなどでこそげ落としてからすりおろしておく。
おろした生姜とキビ砂糖、水、レモン汁をシロップメーカーに入れ、マッシャーでかき混ぜる。専用マッシャーがあるのでつぶしたり、混ぜたりするのも簡単にできた。
あとは電子レンジで3分加熱して完成だ。たったこれだけの手順で完成したので、準備を始めて10分もかからない。とても簡単だ。
常温に冷めたところで、無糖炭酸で割ってみた。生姜の香りがよく、ピリッとして大人味のジンジャエールになった。甘すぎず、とてもおいしい。暑い夏にぴったりだ。
残ったらシロップメーカーのフタをしてそのまま冷蔵庫で保管できるので、使いたいときにサッと使えるのも便利だ。ただ、手作りのため、早めに使い切ることをおすすめしたい。
食べたいときにサッと作れる
我が家は4人家族なので、ヨーグルトやかき氷にかけたり、パンケーキにかけたりするうちに、3日以内で1回分がきれいになくなる。少人数のご家庭なら材料を半量にして、新鮮なうちに食べきったほうがよさそうだ。
ポットのようなデザインで、そのまま食卓に出してもおしゃれ。持ち手があり、シロップをかけるときもスプーンを別に準備する必要がなく便利だ。
時間がある休日のブランチにでも使おうかと購入したが、あまりにも簡単にできるので、忙しい平日でも活用している。子供のおやつにもぴったりで、出番も多い。アイデア次第で色々楽しめるシロップメーカーは、ありそうでなかったキッチングッズ。ぜひお試しいただきたい。