やじうまミニレビュー

Progressive「Collapsible Salad Spinner」

~シリコン製で小さく折りたためるサラダスピナー

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
Progressive「Collapsible Salad Spinner」

 おいしいお店にご飯を食べに行って、一番感動するのは実はサラダだったりする。野菜の切り方1つとっても、食感やドレッシングとの絡み方まで計算されていて、本当に感心する。じゃあ、それを自宅でもできるかというと相当難しいわけだが、野菜の水切りを丁寧にすることくらいならば、素人でも取り入れられる。野菜の水切りをしっかりしないと、ドレッシングの味が薄くなってしまって、水っぽいだけのサラダになってしまう。ざるを使った水切りだけでは、やはり水分が残ってしまうのだ。

 野菜の水切りをするためのサラダスピナーという製品は知っているが、シンク下に山のように詰まっているキッチン用品の多さを考えると、なかなか購入に踏み切れなかった。そこで、見つけたのが、収納時は小さくおりたためるというProgressiveの「Collapsible Salad Spinner」だ。

メーカーProgressive
製品名Collapsible Salad Spinner
希望小売価格オープンプライス
購入場所楽天市場
購入価格2,940円

 ボウルを折りたたむというと、イメージがわきにくいかもしれないが、仕組みは簡単。ボウルの中央部分がシリコンになっているのだ。畳んだ状態だと、ティッシュケースくらいの高さで、普通のボウルに比べても高さは半分以下。これなら収納場所もなんとか確保できる。使用時の本体サイズは240×140mm(直径×高さ)で、収納時の高さはちょうど半分の70mmまで低くなる。

ボウルとザル、フタの3つから成る
ボウルとザルを折りたたんだ状態
使用時の状態。サイズは240×140mm(直径×高さ)
収納時の状態。高さは7cmほどになる
ボウルの中央分がシリコンになっている。折りたたむのは、手で簡単にできる
直径は一般的なボウル(左)と変わらない
収納時の高さはCollapsible Salad Spinnerの方が圧倒的に低い
ティッシュケースよりも低かった

 サラダスピナーとしての使い方は、ごく一般的だ。内側のザルの中に野菜を入れて、ボウルの中にセット、フタをしたら、上部にあるハンドルを回して、中のザルを回転させることで水を切る。回転させることで、葉野菜の中に溜まっていた水までしっかり水切りできる。一度ザルで水切りした後でも、しっかり水分が出るので、見ていて気持ちが良いくらいだ。

 サラダスピナーできちんと水切りした野菜は、やっぱりおいしい。一手間かけることで、サラダの味もワンランクアップする。

水洗いした野菜をザルの中に入れて、ボウルにセットする
フタをしたら、ハンドルを回転させる
回転することで、しっかり水切りされる。ボウルの側面にも水滴が付着する
水切りした後の野菜。遠心力で外側によってしまっている
一度ザルで水切りした後にもかかわらず、ボウルの中には水が溜まっていた
しっかり水切りした野菜で作ったサラダは味も格別。ドレッシングの味がダイレクトに伝わるので、味付けを薄めで良い

 折りたたみと聞くと、構造がしっかりしていないようなイメージがあるかもしれないが、Collapsible Salad Spinnerは、底とフタ部分がプラスチックなので、安定感がある。使っている途中に、本体が折れてしまったこともないし、高速回転させても、ぐらつくようなこともない。使い心地は、一般的なサラダスピナーと全く変わらない。

 感心したのは、ハンドル部分まで折りたためるようになっていること、上部の凹凸がなくなるので、より収納しやすい。これなら、引き出しの中にでも収納できる。

上部のハンドルも折りたたむことができる。凹凸がなくなるので、引き出しの中にでも収納できる
使用時は、ハンドルを起こして使う

 サラダスピナーと聞くと、かなり本格的に料理する人が使うものというイメージがあったが、簡単な作業ですぐにおいしく仕上がるので、むしろ料理に自信がない人にお勧めしたい。

阿部 夏子