やじうまミニレビュー
アントレックス「NEO SUPER SLIPPERS」
■ウェットスーツの素材で作ったルームシューズ
アントレックス「NEO SUPER SLIPPERS」 |
冷え症ということもあって、スリッパが必須だ。季節に合わせて買い替えたり、使い分けたりしているが、この秋・冬用に新たに購入したのか、アントレックスの「NEO SUPER SLIPPERS」というルームシューズだ。
メーカー | アントレックス |
製品名 | NEO |
希望小売価格 | 1,470円(Mサイズ、Lサイズ共に) |
購入場所 | 有楽町ロフト |
購入価格 | 1,470円 |
普通のスリッパとは一味違うパッケージに惹かれて手に取った製品だが、9月1日に発売されたばかりの製品で、一部では品切れ状態らしい。仕事柄、新しいものには目がないのでさっそく使ってみた。
NEOというスリッパらしからぬ製品名は、その素材に由来する。なんでも「フィット感」を重視した製品で、素材にはウェットスーツの素材としても採用されているクロロプレンゴムを使用しているという。
本体は、とにかく柔らかくて、軽い。硬いところはどこにもなくて、ルームシューズというよりも、靴下を履くような感覚だ。素材のクロロプレンゴムはサラサラとした感触で、伸縮性も抜群。裏側には滑り止めが施されている。
製品パッケージ。左からMサイズ、Lサイズ。価格はそれぞれ1,470円 | 製品本体。左からLサイズ、Mサイズ | 製品本体(Mサイズ) |
本体裏側 | 履いたところ、ルームシューズというより、丈夫な靴下といった履き心地 |
■履いているのを忘れるくらいのフィット感
実際に履いてみると、今までのスリッパやルームシューズとは全く違う密着感が味わえる。足にぴったりと吸いつくような感覚で、歩いたり、背伸びをしたりしても、踵からNEOが離れることがない。足全体をNEOが包み込んでくれるので、歩くのはもちろん、走っても、パタパタという音がしない。感覚的にはタビを履いている時に近い。
絶妙だなと思ったのは、足裏の滑り止め加工だ。クロロプレンゴムはサラサラとした素材で、それだけでフローリングの上を歩いたら、必ずと言って良いほど、滑ってしまうだろう。しかし、NEOを使い始めて1カ月になるが、1回も滑ったり、あるいは滑り止め加工によってつんのめってしまったということがない。室内を歩くのに最適な加工が施されているのだろう。
足にぴったりと密着する | 歩く際に踵をあげても、足からNEOが離れることがない |
一方、気になったのは保湿能力が高く、暑い日に履いていると蒸れてしまうということ。保温力が高いウェットスーツ由来の素材なので、気温が高い日は肌にピタっと密着して、脱ぐときに、手間がかかる。NEOは丸洗いにも対応しているので、汗やニオイが気になったら、洗濯機で洗えば良いのだが、夏の暑い時期の使用や足に汗をかきやすい人にはおすすめできない。
ただ、これからの寒い季節のことを考えると保温力の高さは嬉しい側面もある。
購入の際に気を付けて欲しいのは、サイズ感だ。今回はMサイズ(24cm)と、Lサイズ(27cmまで)の2サイズを購入した。私の足のサイズはジャスト24cmだが、Mが少し小さく感じた。伸縮性があるので入らないことはないが、たとえば立ったままNEOに足を突っ込んで履くという使い方はできない。一度座って、それこそ靴下のように“履く”という感じだ。スリッパと同じように立ったまま着脱したいという人には、ワンサイズ大きめのサイズをおすすめする。
小さく丸められるので、自宅だけでなく新幹線や飛行機といった移動手段でも活躍しそう。パッと思いついたのは、授業参観。底冷えのする冬の学校を訪れる時には、保温力のあるNEOは役立つだろう。秋冬の足元のお供にお勧めしたい一品だ。
本体は柔らかく、ぐにゃりと丸められるので、持ち運びにも便利 | パッケージ裏では、様々なシーンでの活用を薦めている |
2011年 10月 25日 00:00
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