やじうまミニレビュー

無印良品「しおり付シール」

~即席で本に付けられる、紐のしおり
by 小林 樹


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無印良品「しおり付シール」

 毎日の通勤電車のお供にぴったりなのが、コンパクトな文庫本だ。文庫本は、ハードカバーよりも軽くて持ち歩きやすいうえ、数百円で買える手頃さが魅力だ。

 とはいえ、気になる点もある。文庫本を買うと、だいたい中に紙のしおりがさまっているのだが、この紙のしおりがペラペラで、使いにくいのだ。移動中に頻繁に出し入れしていると、ふとした瞬間にはらりと落ちてしまったり、なくしてしまうことがある。これでは、次から読む場所もわからなくなる。

 そこで、本日取り上げるのが、無印良品の「しおり付シール」だ。しおり付シールは、先端に粘着テープの付いた紐のしおりだ。粘着テープ部分を本の背に取り付けることで、ハードカバーに付いているようなしっかりした紐のしおりとして使えるのだ。

 


メーカー無印良品
製品名しおり付きシール
購入場所店頭
購入価格210円

 

 しおり付きシールは、赤/黄色/青/銀色/緑の5色の紐がセットになっている。どれも、色合いは渋めだ。

 しおりを1つ取り出してみよう。しおりの先端には透明の粘着テープが付いていて、紐は2本に分かれている。紐の長さは実寸で約34cmだった。A4版でも余裕のあるサイズだ。

 使い方は簡単で、この粘着テープ部分を本の背や、ブックカバーの内側に貼るだけだ。即席の紐のしおりが完成する。

 付けてみると、粘着テープはしっかりくっつく。ちょっとやそっとの力では剥がれないので、普通に使うぶんには、強度は問題ない。

しおりの先端には透明の粘着テープが付いている粘着テープ部分を本の背や、ブックカバーの内側に貼る

 なお、粘着テープの直径は15mmで、熱さは1mm程度。よほど薄い本でなければ背の部分におさまる。もし薄い本につけたい場合は、裏表紙の内側に貼れば良い。

 紐は長めに作られているため、本のサイズに合わせて、ハサミで切って長さを調節できるのも嬉しい。

 しおり付きシールを取り付けた文庫本を持ち歩いてみたところ、普通のしおりと同じように違和感なく使えた。読書中も邪魔にならない。

粘着テープの直径は1.5cmで、よほど薄い本でなければ背の部分におさまる薄い本の場合は、裏表紙の内側に貼っても使えた紐は長め。文庫や新書などの小さいサイズの本に使う時は、ハサミでカットして調節できる
文庫本の背に取り付けたところ読書中も邪魔にならない

 もちろん、文庫本だけでなく、分厚い参考書や、手帳にも付けられる。特に、参考書などは、ページ数が多い割に、しおりがついていないので、「ここまで問題を解いた」という目処を付けるのに紐のしおりがぴったりだった。

 紐の長さは34cmあるので、雑誌にも付けられる。仕事柄、気になった雑誌の記事に紙の付箋を貼ることが多いのだが、この紐のしおりは紙の付箋より剥がれにくく、便利だ。

 残念ながら、貼って剥がせるタイプではないので、一度付けたしおりは剥がせない。特に本や本のカバーに直接貼ると、きれいに剥がせないので、ブックカバーに貼ることをオススメする。こうすると、ほかの本にも使い回しが効くので便利だ。

しおりが付いていないことの多い、分厚い参考書にも便利ブックカバーに貼っておけば、ほかの本にも使い回しが効くよく使う手帳やお気に入りの文庫本に

 この「しおり付シール」は、よく使う手帳や参考書に付けたり、お気に入りの文庫本や新書をグレードアップさせるにはぴったりだ。ペラペラの薄いしおりだとどうも落ち着かない、という方には、しっかりとした紐のしおりをオススメしたい。






2011年 10月 24日   00:00