やじうまミニレビュー

ジェリーレイ「HoodieBuddie」

~洗濯もできる! イヤフォン内蔵で音楽が聴けるパーカー
by 小林 樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


ジェリーレイ「HoodieBuddie」

 通勤時やウォーキング時には、音楽やラジオを聴くのも楽しみの1つ。とはいえ、せっかく音楽を聴こうとしても、イヤフォンのコードがグチャグチャと絡まっていては、聴く気も萎んでしまう。

 絡まりやすいコード類には、専用の巻き取り器を使う手もあるが、今回は全く別のアプローチから、コードが絡まない便利グッズをご紹介しよう。

 ジェリーレイの「HoodieBuddie(フーディーバディ)」は、フードの紐の先にイヤフォンが埋め込まれている“音楽が聴ける”パーカーだ。iPod、iPhoneなどを始めとしたデジタルオーディオプレイヤーを接続すれば、付属のイヤフォンで音楽を聴くことができる。

 


メーカージェリーレイ
製品名HoodieBuddie
希望小売価格5,145円
購入場所楽天市場
購入価格5,145円

 製品の直販ページを見ると、男性用、女性用ともに、サイズやカラーが豊富に取り揃えられている。私は今回フリーサイズのボーダー柄を選んだ。

 届いたパーカーは厚手の綿素材で、裏地はふんわりと起毛しており、肌触りが良い。暑くなる夏場を除いて、ほぼオールシーズン使えそうだ。

フードも十分な大きさだタグの部分すぐに絡まってしまう、いつものイヤフォン

 イヤフォンはフードを絞る紐の先端部分に付属し、黒いカナル型をしている。小型で目立たないので、言われなければイヤフォン付きのパーカーだとは気づかないだろう。

裏起毛素材。イヤフォンの接続端子は、右ポケットの中から生えている黒いカナル型イヤフォン

 さっそく使ってみよう。耳にイヤフォンを差し込む。コード部分は普通のパーカーのフードの紐のようになっていて、目立たない。紐は長すぎず短すぎず、適度に弛んだ長さで、振り返っても外れなかった。

イヤフォンは小耳の自分にも合う小型サイズだコード部分が普通のパーカーのフードの紐状なので、目立たないようになっている

 イヤフォンの接続端子は、右ポケットの中にある。そこにiPodを接続し、いつも通り再生した。

普通のイヤフォンと同じで、どのデジタルオーディオプレーヤーにも接続するそうだプレーヤーを接続した時のポケットの中の様子。イヤフォンの接続端子は、右ポケットの中から生えているボタンが付いているので、ポケットから大事なプレーヤーが落ちないように配慮されている

 まず、注目すべきは音質だ。イヤフォンから聞こえてきた馴染みの曲を聴いて、思わずうーんと唸ってしまった。いつものイヤフォンにほとんど変わらない音質、音の広がりだったからだ。

 以前「快眠! 音枕」という製品を紹介した時にも同じことを感じたのだが、こういう製品はどこか中途半端なのではないか、と先入観を持ってしまう。だが、この音質なら満足できる。

なんと、イヤフォンごと洗えるのだ

 さらにこのパーカー、ありがたいのが、洗濯可能な点だ。「ウォッシャブルイヤフォン」という洗えるイヤフォンを採用しているため、いちいちイヤフォン部分を外さなくても洗濯機に放り込める。気兼ねなく洗えると、汗ばむウォーキングや、ジムでの運動時にも、どんどん着られる。他のタオルや衣類と共に洗っても、布地の痛みは目立たない。袖や裾の部分の縫製もしっかりしているので、着ているうちに生地が伸びてくる事もなかった。

 以上の機能を踏まえて、いざ、川にウォーキングに向かう。無駄な周辺機器を持ち歩かないくて済むので、なんだか身軽な感じだ。遊歩道ですれ違う人の中には、ラジオを手にしている人もいたが、このパーカーでiPhoneの専用アプリを動作させれば、ラジオを聴きながら、手ぶらでどんどん歩いていける。

 フードの紐を耳に突っ込んでいても、意外と見た目は馴染んでいるようだった。少なくとも河原を行き交う人から痛い視線を感じることはなかった。

いざウォーキングに出発イヤフォンもコードも意外と目立たず馴染んでいる青い空、白い雲。日向ぼっこが気持ちいい季節だ

 無駄な配線がなく、ポケットのボタンも閉じられるので、ほかにもジムのトレーニングウエアや就寝時のパジャマにもピッタリだ。運動する時や寝返りを打つ時、普通の服ではコードが引っかかってしまうことがあるが、HoodieBuddieなら、その心配もない。

 私は普段着というより運動着として使ったが、毎日普段着として着てもいいくらい着心地が気に入った。ただし、今回私が選んだボーダー柄はなかなかインパクトがある柄なので、毎日着てると同じ服だとバレバレである。普段着としてどんどん活用したい方には、無地のシンプルなデザインのタイプを選ぶことをオススメする。

 身軽に音楽を味わうにはピッタリの服である。いつも音楽と一緒にいたい、“No Music No Life”を地で行く方は、ぜひ手にとってみてはいかがだろうか。




2011年 4月 26日   00:00