やじうまミニレビュー
曙産業「サンドでパンだケースセット」
サンドでパンだケースセット。単品でそれぞれ購入することもできる |
柔らかい食パン2枚に具を挟み、端を閉じたヤマザキの「ランチパック」は、手軽に食べられることからサラリーマンやOLに人気の菓子パンだ。ミミを切り落としてあるのでやわらかく、中身も通常のサンドイッチと違ってボロボロと落ちにくいので、子供にも人気がある。我が家の5才と1才の子供達もランチパックを買ってくると大喜びで食べている。
そんなランチパック風なサンドパンを手軽に作れる「サンドでパンだ」という調理器具が気になったので、買ってみることにした。息子の保育園のおやつ用に持っていきたいので、今回は作ったサンドパンが、ピッタリ収まる「ピッタリケース」とのセットを購入した。
メーカー | 曙産業 |
製品名 | サンドでパンだケースセット |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,416円 |
サンドでパンだは、パンを切るパーツとくっつけるパーツに分かれている。まず、外側のパーツで食パンのミミを切って、その後内側のパーツで食パンのフチをくっつけるのだ。
サンドでパンダの本体はコンパクト。パンダのイラストがかわいらしい | 切るパーツと、パン同士をくっつけるパーツは分かれている | 切るパーツは、パンがきれいに切れるよう縁が刃物のように細くなっている |
作り方はとても簡単。8枚切りの食パン2枚をレンジで加熱し、具を挟み、サンドでパンだを上に載せてグッと押すだけだ。
パン同士をくっつけるパーツは、縁が平らになっている。はずせるので洗いやすい | 食パン2枚(8枚切り)をレンジであたためる | 具材は中央に乗せる。中身が多すぎると裂けてしまうので注意が必要 |
食パンを重ねたら、サンドでパンダを上に乗せる。レンジであたためたパンが冷めてしまう前に素早く作業する | ギュッと上から押す。押しながら左右にずらすときれいにパンが切れる | 完成! 見事なランチパック風サンドパンの出来上がり |
レンジの加熱時間は、電子レンジの機種によって異なる。我が家の電子レンジは700Wなので、食パンを2枚重ねて20秒加熱する。取扱説明書によると500Wの電子レンジでは、約30秒加熱するとある。
食パンが2枚ともしっかり温まったら、パンに好みの具材を挟み、サンドでパンだを上に乗せて上からギュッと押す。このとき、パンは平らなお皿かまな板に乗せ、押しながら左右にずらすようにすると、きれいにパンのミミがとれる。真ん中のくっつけるパーツが、しっかりフチを閉じてくれる。
具材が多すぎると、パンが裂けてしまうので注意が必要だ。また、フチの部分に材料が乗っていると、うまくくっつかないので、なるべく中央に具材を置く必要がある。
フチがしっかり閉じられている | ハムチーズパンに挑戦。食パン内にはおさまっているが、フチの部分にかかってしまいそうだ | 食材をはさんでしまったフチの部分は閉じられていなかった |
ハムとチーズを切って、中央に寄せておく。これくらいのサイズだったらフチにかかることはない | 手作りならではの具だくさんなサンドパン |
残り物の焼きそばで焼きそばサンドパンに挑戦。量が多いのできちんと閉じるか不安だったが…… | ちゃんと焼きそばパンができた! 総菜パンの場合、具材の味は濃いほうがおいしい |
こちらはおなじみの本家ランチパック | 左がランチパック。右がサンドでパンだで作ったサンドパン。ランチパックのほうが一回り大きい | 左はサンドでパンだで作ったクリームチーズ+ジャムのサンドパン。右はランチパックで一番人気のピーナッツクリーム。断面では見分けがつかない |
6枚切りのパンでも試したところ、8枚切りの食パンで作ったサンドパンと同じように完成した。しかし、切ってみるとパンがつぶれてしまっていた。8枚切りのほうがふっくらとおいしくできる。
6枚切り食パンを2枚使ってみる。8枚切りに比べてかなり分厚い | 完成したサンドパンは8枚切りと変わりない |
切ってみると、パンがつぶれてしまっていた。6枚切りでもできるが、8枚切りで作ったほうがよさそうだ | ホットサンドもパンがパリッとしていておいしい |
■ピッタリケースがあればサンドパックを持ち歩きできる!
ピッタリケースは、サンドパンにぴったりのサイズ。何度も使うことができるので、ラップでくるむよりも経済的 |
作ったサンドパックがぴったり収まる、その名も「ピッタリケース」はとても便利だ。8枚切りで作ったサンドパンが2セット収まる。
息子の保育園がお弁当とおやつを持っていくときはサンドパックを作ってコレに入れているのだが、ぴったり収まり、しっかり閉じるのでとても便利だ。ラップもしなくてもパサパサになることがない。使用頻度が高いなら、毎回ラップで包むよりも経済的だ。また、子供が食べるときは、ラップで包んだサンドパンよりも、ピッタリケースのほうが開けやすいようだ。サイズもコンパクトで非常に軽いので、女性や子供でも持ち運びしやすい。ぜひ、一緒に購入することをおすすめしたい。
フタは取り外し可能。洗うのも簡単だ | 左右2カ所を止めるだけ。子供でも開け閉めは簡単だ | サンドパンは2つ入る。きちんと閉まるのでパサパサになることはない |
■残ったパンミミはフレンチトーストやパン粉に
困るのは残ってしまったパンミミ。取扱説明書には余ったパンミミで作る「りんご入りパンミミプディング」や「クルトン」などの作り方が紹介されているが、大量に消費するのは難しそうだ。
我が家でおすすめなミミ料理はフレンチトーストだ。食事として大量に作れば、あっという間になくなる。ミミがやわらかくなるので子供のウケもよい。フードプロセッサーがあるなら、生パン粉を作ってフライに使っても贅沢だ。
大量に残ってしまうパンミミ | 残ったパンミミはフレンチトーストがおすすめ! |
■一度作ってしまうとやみつきに! 自信を持っておすすめ
我が家では大好評だったサンドパン。本家ランチパックと同じように、おいしいパンを家で作ることができる。一枚を折りたたんで、半分の大きさにすることも可能だ。子供がまだ小さく、小食ならこのサイズでも十分だろう。
小さい子供はくずれやすいサンドイッチは食べづらく、まわりに散乱してヒドイ状況になってしまうのだが、これならキレイに食べることができる。ミミがなくてもやわらかいので、子供だけでなくお年寄りにもおすすめ。後片付けも簡単で、収納場所をとらないのも便利だ。
我が家では、すでになくてはならない調理器具となっている。ちょっとお弁当をサボりたい……というときに、昨日の残り物を詰めてサンドパンにすることも。お母さん的には少々手抜きなのだが、普通のサンドイッチよりも簡単なうえに子供も大喜なので、つい作ってしまう。何より、家族がおなかいっぱいになるまでたくさん作っても、安くできるのは嬉しい。サンドでパンだは、ママ友にもプレゼントしたくなるほど、個人的に大満足の一品だ。
2010年 3月 4日 00:00
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