やじうまミニレビュー
バンダイ「超撥水インテリア aqua dance」
バンダイ「超撥水インテリア aqua dance(アクアダンス)」 |
最近のおもちゃは、大人が触っても楽しめるものが増えたように感じる。純粋に楽しめるおもちゃもあれば、子どもからすればおもちゃだが大人からすると癒し系アイテムになるといったものもあって、何気におもちゃ売り場がアツイ。
そんな中から今回は、超撥水加工を利用した、バンダイ「超撥水インテリア aqua dance(アクアダンス)」を紹介しよう。
メーカー | バンダイ |
製品名 | 超撥水インテリア aqua dance (アクアダンス) |
希望小売価格 | 3,885円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 777円 |
aqua danceは、自宅のテーブルの上でちょっとした水遊びを楽しめるという玩具だ。水の流れは、日本庭園には池が、公園に噴水があるように人の心を癒してくれるが、実は年末に向けて尋常じゃない仕事のスケジュールで、少々心がすさんでしまっていた。そこで、ちょっとした気分転換用に購入したというわけだ。
本体サイズは、130×145×225mm(幅×高さ×奥行)。盤面には凹凸で構築された風景のようなフィールドと傾斜が用意されている。言い方を変えれば、ピンボールっぽい雰囲気の作りだ。
本体最奥にはタンクがあり、レバーを操作すると水が滴り落ち、フィールドを駆け抜けて、クルーンに吸い込まれていく。操作体系は、パチンコやボードゲームに近いが、一番の特徴は、パチンコ玉やプラスチックの玉ではなくて、水を操作するというところにある。
盤面には緩い傾斜が設けられている | 超撥水の効果は写真の通り。さすがに大きい水玉は少しつぶれているが、小さい水玉は球体に近くなっている |
盤面には超撥水加工が施されていて、水を見事なまでにはじく。この撥水加工っぷりがスゴイのだ。
たとえば、同じく撥水加工が施されている傘に残った滴を思い出してほしい。撥水加工によって丸みを帯びているが、ややつぶれた球体でお世辞にも“水玉”とはいえない。これに対し、aqua danceの盤面では、水滴が完全に“玉”になっている。
aqua danceでは、ナノサイズの粒子で作られた薄膜の超撥水によって水滴が水玉に変わる。大人でも思わず感心して見入ってしまうくらいのちょっと不思議な光景で、これならばインテリアとしても通用するなと感じた。
水が踊る様子の楽しみ方は様々だ。レバーを少し操作すると、ゆっくりとしたペースで水滴が落ちていき、細かい水玉が盤面を下り、障害物にあたって毎回違 う動きを見せてくれる。逆に、レバーを最大まで操作すると、軽くひねった蛇口のように水が流れ落ち、一本の流れかと思いきや途中で水玉が複数飛び散るなど、想像のつかないユニークな展開が起きる。レバーを最大まで押した状態の様子と、真ん中あたりまで戻した様子を録画してみた。生物のように水が落ちていったり、クルーンで高速回転したりといった様子をチェックしてもらいたい |
水を利用する製品のため、当然、給水が必要になる。が、aqua danceではそこもしっかりとフォローされている。給水タンクにはポンプが内蔵されており、盤面を駆け抜けた水を再び吸い上げて使用できるため、給水は最初の1回だけで良いのだ。
ただし、タンク本体とフタがやや動きやすいため、小さいお子さんが扱うのであれば、テーピングするなどして固定したほうが良さそうだ。また濡れると困るモノがある机の上で使用する場合もちょっと注意が必要だ。この部分は次の超撥水インテリアで改善してもらいたいところだ。
タンクは本体と同じくらいの背丈。MAXのラインまで水を入れて使用する | レバーは左が「閉」で右へ押すほど、水の勢いが増す。 | タンク本体を持ち上げると、吸い上げ用のチューブがある。ロック機構はなく、接触時に外れやすいところが残念 |
水は毎回違う動きをするため、長く見ていても飽きない。筆者の場合だと、タンク内の水がなくなるまで楽しんで作業に戻るという使い方をしている。購入当初は、不確実性のある動きが面白くて毎日10分以上遊んでしまった。
玩具といえども、大人でも十分楽しめる製品。水が踊る様を楽しむのもいいし、虫眼鏡があれば小さな水玉の様子を見て楽しむ使い方もできる。ゆったりとした時間がちょっとでもいいから欲しいという人にオススメしたい。
2009年 11月 17日 00:00
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