やじうまミニレビュー
6脚2,000円以下で、重ねて収納できる! パーティにピッタリな樹脂製ワイングラス
2018年12月17日 06:00
年末年始は、クリスマスに忘年会、年越しイベントにお正月、さらに新年会と、家族や親しい友人が家に集まり、持ち寄ったワインやシャンパンで「カンパーイ!」をする機会が増えるもの。でも我が家でちょっと困っていたのがワイングラスだ。
2人以上の来客がある場合、ワイングラスが足りなくなって、形の揃わないタンブラーやコップなどでごまかしていた。だが、テーブルの上のグラスがバラバラというのは、なんだかシマリがない。かといって年に数回しか使わないであろう、客用のワイングラスを揃えておくほど、我が家の収納場所に余裕はない……。
そんな悩みを解決してくれそうなグラスが見つかり、思わず購入してしまった。米国のEastman Chemical社の合成樹脂「Tritan コポリエステル(以下、トライタン)」を採用した、曙産業の「グラススティック スタック 6pc GM-4041」を紹介しよう。
メーカー名 | 曙産業 |
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製品名 | グラスティック スタック GM-4041(6脚入り) |
価格(編集部調べ) | 1,748円 |
グラスティック スタックは樹脂製のグラスだ。しかも、グラス本体と台座を分離できるため、収納に場所を取らないのが特徴だ。使わない時は6脚のグラスを、台座と一緒に3脚ずつ重ねられるので、コンパクトに収納できる。組み立ては、グラス本体を台座にしっかり差し込むだけと簡単だ。
樹脂製とはいえ、使い捨ての物とは一線を画する。トライタンは、ガラスのような透明感、キズがつきにくい耐久性、耐冷・耐熱性(-20〜100℃)が揃い、有害なビスフェノールAを含まないので、哺乳瓶や医療部品にも使用されるほど安全性に優れている。キンキンに冷やしたシャンパンから熱燗まで楽しめるグラスなのだ。
組み立てた1脚のサイズは64×152mm(直径×高さ)で、重さは39g。グラスの厚みは約1.5mm。容量は170mlあるので、ワインやシャンパンに十分だろう。
グラスティック スタックに冷たい飲み物を注いで飲んでみた。グラスの縁は、グラス下部よりもやや厚みがある印象だ。適度なグラスのくびれも手に馴染み、持ちやすい。
また、樹脂はガラスよりも熱伝導が低いため、冷たいものがぬるくなりにくい印象だ。試しに熱燗には熱すぎる70℃のお湯を注いでも、飲み口はもちろん、グラス部分もアツアツにならず使いやすい。冷たいものも、熱いものも、最後まで美味しくいただけた。
樹脂製なので、グラスを指で弾いてもガラスのような硬質な音は望めないが、樹脂だからこその利点も感じられた。なお、熱湯を注いでももちろん変形はなく、グラスはしっかり硬いままだった。
お手入れもしやすい。使ったグラスは分解して、食器用スポンジで普通にじゃぶじゃぶ洗え、もし手が滑って落としても割れないのは気がラクだ。食洗機にも対応しているので(ヒーターの近くや熱風の吹出口にセットするのは避ける)、他の食器と一緒に洗える便利さもある。
ただし、気になる点もあった。グラス自体が軽いので、飲み物を勢いよく注ぐとグラスが移動する事があるので、手を添える必要がある。また、コンパクトなスタッキングを考えてか、台座がグラス内に収まるよう、台座の径が58mmとグラスよりも一回り小さいため、ちょっとしたはずみで倒してしまいそうな時もあった。
それでも価格的に購入しやすく、割れにくいので扱いがとにかくラク。キズもつきにくいので、日常使いとしてもなかなか気に入っている。樹脂製とはいえ、高さのあるスッキリとしたデザインのグラスがあるだけで、テーブルに華やかさを演出できて雰囲気も良好だ。
カジュアルなパーティはもちろん、お子さんの誕生会などにも安心して使えるので、予備のグラスとしてワンセット揃えておいてはいかがだろうか。